こんにちは。クリス-ウェブ佳子です。先日、お休みの日があったので、東京都練馬区にある都内最大級のガーデンセンター「オザキフラワーパーク」へ行ってきました。4月25日から5月11日までの期間、東京、大阪、兵庫、京都の4都府県を対象に緊急事態宣言が発令されるため、またしばらくお家時間が増えそうです。だからと言ってはなんですが、再びインテリアに気合いが入ります。ということで、今回は少しでもみなさんのお家時間充実のお役に立てればと思い、我が家の観葉植物を紹介します。


観葉植物の王様、モンステラ

リビングの一角、本棚の上に置いているのはモンステラです。園芸店やホームセンターなので良く見かけるモンステラ。熱帯アメリカ地域が原産地で、サトイモ科の植物になります。育てやすいことから観葉植物として人気のモンステラは、葉の切れ込みから注ぐ木漏れ日が「希望の光」に例えられることから、縁起の良いモチーフとして、アロハシャツや壁紙にも用いられることが多いです。

モンステラ属は25〜40種類もあると言われていますが、育て方はどれも同じで、高温多湿を好みます。乾燥と10度以下の環境に弱く、直射日光には葉焼けしやすいので、冷暖房の風が直接当たらない明るい室内日陰が適所で、鉢土表面が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりと水やりをします。

<モンステラ・デラシオサ>

一般的に販売されている大きなモンステラのほとんどがデラシオサになります。大きいものだと葉の直径が1m、蔦の長さは10mにまで達するので、お部屋に合わせて剪定が必要です。

<モンステラ・デラシオサ・コンパクタ>

デラシオサ種から偶然生まれたコンパクタは、小さいながらも葉の切れ込みや穴が最大品種のデリシオサに負けず劣らずで人気ですが、あまり流通していません。デラシオサのように枝葉が暴れるように伸びることもなく、成長スピードが遅いので気長に育てる心持ちで。

<モンステラ・アダンソニー (ヒメモンステラ)>

デリシオサよりも少し小さめのアダンソニー。班入りのバリエガタのタイプもあります。プロでもデラシオサとアダンソニーの見分けかたは難しく、アダンソニーと思って育てていたら巨大化。実はデリシオサだったということはよくあるのだそう。我が家のモンステラ、アダンソニーと信じて育てています…。

<モンステラ・フリードリッヒスターリー (マドカズラ)>

切り込みはなく、名前の通り、葉に窓のような穴がたくさんあるのが特徴。集合体恐怖症の私にとっては密に耐えない品種です。

<モンステラ・スタンデリアナ (ハネカズラ)>

切り込みのない大きな剣状の葉が特徴で、白斑入りのタイプもあります。モンステラの仲間の中では小型で、成長とともにたくさんの葉をつけます。


「幸運の木」、フィロデンドロン

マクラメの鉢カバーにぶら下がっているのはポトス・パーフェクトグリーン。20種類以上あるポスト属の中で、班が一切入らない濃い緑の葉が育つ品種です。床に置いているのは南米ギアナが原産のフィロデンドロンの一種、ゴエルディー。フィロデンドロン属の植物は幹を持たず、自由で個性溢れた形に育つので、「幸運の木」として人気です。シェフレラに似た葉形で、葉枝は広く長く育つので、スペースのある場所が必要になります。耐陰性は強いですが、乾燥と寒さに弱いので、葉水を欠かさず、風通しのよい暖かな半日陰の場所が適しています。


ピアノの上にドンっとペディランサス

普通は胡蝶蘭や花瓶に生けた花を飾るのでしょうが、大型のペディランサス、別名大銀竜を置いています。フリごとにジグザグに育つ茎は多肉質で、成長とともに木質化していきます。冬になると、綺麗な黄緑がピンク色を帯びてくるので、家の中に置いていて季節を感じられる観葉植物です。小さいのはポトス・ライムで、育て方は前出のポトス・パーフェクトグリーンと同じく、高温多湿を好み、直射日光を嫌うので、水はけの良い土を使てt暖かく明るい室内で育てています。つる性の植物なので、上に這わせるか、下に垂らすかによって楽しみ方も様々です。


その他、我が家の観葉植物

南青山にあるフローリストのFUGAで作ってもらった寄せ植え。こちらは霧吹きで葉水をあげる程度。

リビングとダインニングルームの全てのコーナーに観葉植物を配しています。以上、いや、本当は他の部屋にもたくさんあるのですが、きりがないので今日はここまで!


クリス‐ウェブ佳⼦(モデル・コラムニスト)
1979 年10 ⽉、島根⽣まれ、⼤阪育ち。4 年半にわたるニューヨーク⽣活や国際結婚により、インターナショナルな交友関係を持つ。バイヤー、PR など幅広い職業経験で培われた独⾃のセンスが話題となり、2011 年より雑誌「VERY」専属モデルに。ストレートな物⾔いと広い⾒識で、トークショーやイベント、空間、商品プロデュースの分野でも才覚を発揮する。2017 年にはエッセイ集「考える⼥」(光⽂社刊)、2018 年にはトラベル本「TRIP with KIDS―こありっぷ―」(講談社刊)を発⾏。

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