とにかくガシガシ、ゴワゴワ。実家の硬く乾いたタオルのことです。頑なに柔軟剤の使用を拒む母の洗うタオルが、おや、ちょっと変だぞ。そう気がついたのは小学生の頃。白い子グマが「ハーイ、ぼくファーファ。お金なんかちょっとでフワフワ」と言ったあとに、実に柔らかそうなタオルにお尻からダイビングする柔軟剤ファーファのCMを見たときです。久しぶりにネットでそのCMを見たのですが、可愛い顔した子グマが「お金なんかちょっとで」という、当時は気にもとめなかった直球フレーズにドキッとしました。

坊主頭の肌触りに極めて近いタオルで育った私は、その反動からか、タオルには結構うるさい女になりました。そしてタオルを収納するためだけの、“リネン庫”なる物も手に入れました。東京都内にあるインテリアショップ、Lloyd’s Antiques (ロイズアンティーク)で見つけたシノワズリのキャビネットです。天板と側板がイ草、フレームが竹で出来ていて、扉には鳥と草木が絵付されています。ショップスタッフの方曰く、イギリスの書店で書庫として使われていたそうです。

“Short Story Big Books”と書かれた、扉裏に貼られたままの小さなメモがたまらなく、ウォークインクローゼットとバスルームの間にピタリとはまるサイズも決め手でした。

そんな素敵なストーリーがつまったリネン庫の中身は、そのほとんどがOLSIAのタオル。柔軟剤を使わなくても、乾燥機を使わなくとも、何度洗っても、柔らかで滑らかなOLSIAのタオル。様々な色とサイズがそろっています。タオルオタクな私のコレクションです。

そして、ですね!この度、連載のプレゼントキャンペーンとして、私の大好きなOLSIAのバスタオル2枚セットを2名様にプレゼントいたします。OLSIAと新潟のワイナリー、CAVE D’OCCI (カーブドッチ)とのコラボレーションによる限定色を選びました。(商品と応募方法の詳細はコラムの最後に)

OLSIAの他にも、日本全国の温泉地で購入した銭湯タオルがたくさんあります。それからどうしても捨てられないタオルなんかも。

次女が3年間、幼稚園で使っていたネームタグ付きのタオル。こちらはすでにガシガシ、ゴワゴワです。それでも私にとってはフワフワな思い出が詰まった一枚だから、捨てられないんですよね。




クリス‐ウェブ佳⼦(モデル・コラムニスト)

1979 年10 ⽉、島根⽣まれ、⼤阪育ち。4 年半にわたるニューヨーク⽣活や国際結婚により、インターナショナルな交友関係を持つ。バイヤー、PR など幅広い職業経験で培われた独⾃のセンスが話題となり、2011 年より雑誌「VERY」専属モデルに。ストレートな物⾔いと広い⾒識で、トークショーやイベント、空間、商品プロデュースの分野でも才覚を発揮する。2017 年にはエッセイ集「考える⼥」(光⽂社刊)、2018 年にはトラベル本「TRIP with KIDS―こありっぷ―」(講談社刊)を発⾏。

読者プレゼント

クリス-ウェブ佳子さんがセレクトしたOLSIAの「CAVE D’OCCI コラボレーションタオル」Premium Cotton ギフトセット(バスタオル・フェイスタオル)を2名様にプレゼントします。下記のフォームよりご応募ください。

https://sumau.com/base-form

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