照りつける陽射しに、外へ出る気力もそがれる日が続く今年の夏。
涼しい家の中でゆっくりと過ごすという人も多いのではないでしょうか。
家で過ごす時間が長くなるからこそ、インテリアに目を向けてみませんか。
今回は、連載「フランスの暮らしとデザイン」から、インテリアを真似したくなるような素敵なお部屋を紹介している記事をセレクトしました。
Vol 1 モンマルトルのアパルトマンで、広い空を眺めながら暮らす。

歴史あるアパルトマンの扉を開けると、中には想像もしない世界が広がっている。石畳の中庭、タイルの美しい玄関ホール、螺旋階段、窓のステンドグラス……。中に住む方々はどんな暮らしをしているのだろう。
フランスの住まいやデザインを紹介する連載第一回目に登場するのは、1世紀以上前に建てられたアパルトマンに暮らす、山根恵理子さん。30年以上パリに住む彼女へ、インテリアのこだわりを聞いた。
Vol 6 上質なライフスタイルを提案する、コンセプトストアのオーナーが作り上げた美空間。

パリ大改造計画の一環として19世紀に完成したビュット=ショーモン公園。パリで三番目に大きな公園であり、元採石場の起伏を生かした緑豊かな英国風庭園は、散歩やピクニックを楽しむ市民で常に賑わいを見せる。この公園の北側に2020年、クララン・デルーズと妻のキャロルは住まいを購入した。
「1895年に建てられたアパルトマンで、広さは85㎡。間取りはリビング、寝室、キッチン、バスルーム。リビングは前の住民が壁を取り払い、2部屋をつなげて広い空間にしたそうです」とクラランさん。
Vol 8 緑豊かな公園を眺めながら、映画の物語を綴る。

1872年に開園したモーリス・ガルデット公園は多種多様な樹木や美しい花々が彩り、園内には、音楽堂、子供向けの遊具、ペタンク場も整備。世代を問わず楽しめる場所だ。この公園に面するアパルトマンを、ルドヴィックさんは2023年に購入。
アパルトマンを購入するにあたり、11区を中心に探した理由は、このエリアが未だパリらしい雰囲気を残しているからだという。「1980年〜90年代風のビストロ、エピスリー、ワインカーヴなどが集まり、パッサージュと呼ばれる小道や職人のアトリエも多い。ここに越す前は30年以上、マレ地区のシャルロ通りに住んでいましたが、以前マレ地区に漂っていた雰囲気を、今は11区で感じることができます」










