第1回では、これまでの引っ越し遍歴のほか、ご自身の住まい探しについてもお話いただきました。今回は、実際にモリモト代官山オフィス内のモデルルームを見学していただき、小松さんならではのポイントをお伺いしました。


掃除のしやすさも、
重要なチェックポイント
【玄関収納】
――まずは玄関のシューズインクローゼットから見ていきましょう。

これ全部靴の収納ですか? すごく広いですね! 8段もあるし奥行きもゆとりがあるので、家族全員ぶんの靴を余裕を持って収納できそうですね。
玄関って、靴の手入れをするグッズなどちょっとしたものを収納したいじゃないですか。ここは扉にワイヤーラックがついているので細々したものの収納にも困らなそうです。
靴箱の横にはちょっとした納戸もあるので、トランクとか捨てるのがもったいないハイブランドの靴の箱とか、置き場所に困るものもここに収納できるのがいいですね。

【パウダールーム】
――玄関を抜けて廊下を進むと、パウダールームと浴室があります。

わ~素敵!…でも、このミラーの下のタイルはオプションですよね…?

――こちらは標準仕様の物件が多いそうですよ。

標準なんですか! すごくかわいいですね! こういうのを見るとテンションが上がります(笑)。洗面所の鏡の下の部分って水の飛び跳ねで汚れやすいと思うのですが、これなら汚れが目立ちにくくていいですね。今住んでいる家は下までミラーなので、かなりの頻度で掃除しているんですよ。モデルルーム見学では、掃除のしやすさもチェックしたほうがよさそうですね。

――収納はいかがでしょうか?

洗面所下の収納がすごく充実しています! この綿棒を入れるスペースは、メイクするときなどにかなり重宝しそう。初めて見ましたが、絶対便利! こういう細かい部分まで実際に見られるのがモデルルームのいいところですよね。

――三面鏡の後ろも全部収納です。

ここの収納もすごく充実していますが、上のほうは女性だと届きにくいから、あまり使わないかもしれません。でも三面鏡はいいですね。しかも、左側の収納はドライヤーをコンセントに挿したまま収納できるように、下の板が最初から外されている仕様なんですね。これはすごい発想!

――洗面台の後ろには洗濯機置き場と、その横にはさらに収納があります。

今住んでいる家は洗濯機置き場が狭くてドラム式洗濯機を置けなかったのですが、ここなら念願のドラム式を置けそうです。
洗面所やお風呂場の収納は実際に住んでみないと使い勝手が分かりにくいので、こうして実際に自分の目で確かめられるのはモデルルームの利点ですよね。

【寝室のウィークインクローゼット】

夫が棚を置きたくないタイプなので、ウォークインクローゼットがあるのは嬉しいですね!ハンガーレールの上が棚になっているのですが、ここはお気に入りバッグなどを飾るように収納したら、バッグを選ぶ楽しみが増えそうです。棚板の位置を変えられるのも、使い勝手が良いですね。

【キッチン】

キッチン広く感じますね! こうやって見るとやっぱり、カウンターキッチンがいいんですよね。今の家になって初めてカウンターキッチンになったのですが、一度その良さを知ると他のキッチンは使えないんじゃないかというくらい気に入っているんです。
普通のキッチンだとひとりで作業しているみたいで孤独を感じてしまうのですが、カウンターキッチンなら夫と会話しながらご飯を作れるのがすごくいいですよね。私がご飯を作っている間に、夫がカウンターで軽く飲みはじめたり…。夫婦のコミュニケーションのためにも、次も必ずカウンターキッチンがあるところにしたいと思っているんです。

――ほかに、キッチンまわりで気になることはありますか?

個人的には、コンロの前面がガラス張りになっているのもポイント高いですね! コンロまわりは油跳ねで汚れやすいので壁になっているほうが掃除が楽なのですが、かといって普通の壁だと圧迫感があってカウンターキッチンの魅力が半減してしまうので。ガラス張りというのは開放感を保ちつつ掃除もしやすくていいなと思いました。

――ただ、ガラス面だと油汚れを掃除したときに伸びやすいので、避けたがる方もいるようです。

そうなんですか! でも、今の私の家はコンロの前に何もないので油が飛び散ってしまうんです。それよりはガラスの壁があるほうがいいなと思いますね。

――キッチンの収納はいかがでしょうか?

今の家は食器の収納スペースが少ないので食器自体を増やさないようにしているのですが、これだけ収納できたら自分のお気に入りのブランドで食器を買い揃えることもできるかも! 料理の楽しみが増えそうです。
後ろにあるパントリーもすごく便利ですね。お米や大きなペットボトルなど、あまり表に出しておきたくないものをまとめて収納できそうです。

コンロはボタンを押すだけで自動調理ができるんですね!
こういうのを見ると、設備の重要性に気付かされます。設備って、住んだあとでは自分たちで簡単には変更できないものも多いと思うので。自分にとって必要な設備なのかどうか見極めるのが大切なんですね。
私は普段から家で自分で食事を作って食べることが多いので、これだけ設備が整ったキッチンはすごく嬉しいですね!


モデルルームは実際の部屋とは違う
確認しながら見学を
【リビング】

私も夫もリビングの広さを一番重視しているのですが、この広さは本当に理想的です! 天井も高いですね。でも、以前モデルルーム見学をしたときに「実際の天井高はあと5cm低いんです」と言われてしまって。そのモデルルームの天井の高さが気に入ったので、実際は低いと聞いて少しがっかりしてしまったことがありました。でも、モデルルームが入っている建物の構造上仕方ない部分もあると思うので、そこはしっかり確認するべきだと思います。

――小松さんがモデルルーム見学をするときに、特に重視してチェックしていることはありますか?

実際に見学に来てみると思わぬところに梁や柱があって、ネットの写真で見たときとは違う印象を受けることが多いんです。なので、そういった梁や柱の位置はしっかりチェックするようにしています。
あとは、ネットの情報だけでは分からない電気のスイッチの仕様といった細かい部分も、意外と部屋の印象を左右すると思うので、確認したほうがいいと思います。

――モデルルームと実際の部屋は仕様や間取りが異なることも多いかと思いますが、ご自身のなかでイメージはつきますか?

正直、イメージするのはなかなか難しくて…。最近はCGで見せてくれるところもあるのですが、やっぱりCGだけだと天井の高さや開放感は想像がつかないんですよね。あとは、実際の眺望もモデルルームとは違うので、そこは自分のなかでイメージを膨らませないといけないな、と思います。
大きな買い物だからこそしっかり自分の目で確かめてから購入したいという思いはありますが、そこはモデルルームの限界だと思うので、そういう意味では中古の部屋のほうが実際に見学できるのでいいのかもしれませんね。
でも、このモデルルームのように柱の部分を黒い鏡で覆うと圧迫感を軽減させながら高級感も出すことができると分かったので、これは大きな発見です! こんな風に、自分では思いつかない工夫やインテリアなどを見られるのも、モデルルーム見学の魅力ですよね。これから別のモデルルームを見たときの参考にしたいですね。

――改めて、モデルルームを見学して気づいたことがあれば教えてください。

私たち夫婦がこだわりたい部分は、リビングの広さやカウンターキッチンの有無だということを、改めて認識することができました。その意味では、なるべくたくさんのモデルルームに見学に行けば、そのぶん比較ができるようになるし自分たちの好みを知ることができるんだと思います。
でも、このお部屋は本当に理想に近いので、ここでマンションを買ってしまいそうな勢いです(笑)。

小松あや

インスタグラム @i_am_ayakomatsu
オフィシャルブログ「私に鞭打つ再婚ライフ」
https://ameblo.jp/komatsuaya9021/

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