いつでも帰れる場所。練馬区・石神井公園／アートディレクター中田嘉生さん

自然と利便性が調和する石神井公園駅エリア

西武池袋線が乗り入れる石神井公園駅。西武池袋線は東京メトロ有楽町線、副都心線、東急東横線・みなとみらい線も直通運転を行っており、池袋や渋谷、横浜までも乗り換えなしでアクセス抜群です。

駅前は再開発によりプロムナードが整備され、商業施設「エミオ石神井公園」や「クイーンズ伊勢丹」など、さまざまなショッピング施設が集積しています。

ボート遊びも楽しめる大きな池を有する「都立石神井公園」が街の人の憩いの場となっており、都心でありながら自然にも触れられる環境があります。

この石神井公園エリアに長年暮らしていたアートディレクター中田嘉生さんに街の魅力について話を伺いました。

石神井公園が街の魅力を創出

小学生の時に引っ越して来て25歳まで石神井公園エリアで暮らしていました。実家があるので、年に数回は帰っています。

僕が子どもの頃には小さな駅という印象でしたが、副都心線や東急東横線と乗り入れてかなり利便性が高くなっているのではないでしょうか。関越自動車道が通っているので車の移動も便利です。スノーボードが好きなので、仕事帰りに関越で新潟までよく遊びに行っていました。

また、スーパーマーケットがたくさんあるのもいいところ。商店街には昔ながらの八百屋さんなどもあって、日々の生活が快適で暮らしやすい街だと思います。

街中では、小さなお子さんを連れたファミリーとよくすれ違います。一方で長年この街に暮らしているシニアの方も多く、誰もが安心して暮らせる雰囲気があります。

やはりこの街の中心で、地域の人にとってなくてはならないのは石神井公園です。

子ども頃には友だち同士で来ては、走り回って遊んでいたのを覚えています。池では夢中になってザリガニ釣りをしていましたね（笑）。

年に一度「照姫まつり」という大きなお祭りがあって、その日は公園にずらっと屋台が並んでとても賑やかになります。

こうやって久しぶりに来てみると改めて良い公園だなと感じます。

石神井公園のほかにも公園が点在していて、自然に触れられる場所が多いのが、この街の大きな魅力ですね。どこかゆったりと穏やかな空気を感じるのも、緑が多いおかげなのかもしれません。

衣食住を提案するセレクトショップ「copse」

copseは、「衣食住を通して心地よい暮らし」をテーマに、うつわや生活工芸、洋服などを月に１〜２度の企画展を通して展示、販売しています。

料理教室を主宰する母のwebデザインを店主が気に入ってくださり、「地元を知るデザイナーに」とロゴのデザインを依頼されました。

お店などのロゴは流行に左右されずに10年、20年と長く続くものだからとシンプルなデザインを考えました。

独立する直前の15年前のことです。今も使い続けていただいて、嬉しいですね。

今回訪れたタイミングで行われていた、3人の作家さんの企画展で並んでいた器もどれもきれいで、思わずグラスを購入しました。

copse

住所：〒177-0045 東京都練馬区石神井台3-24-39 ロイヤルコトブキ１F

TEL：03-6913-1544

営業時間：11:30〜17:30

定休日：不定（展示会中は無休）

HP：http://www.copse.biz/

Instagram：＠copse_copse_copse

石神井公園駅のすぐそば「自然派ワイン食堂クラクラ」

母がマクロビオティックの仕事をしていたので、子どもの頃から玄米など健康的な食事で育ちました。その母に勧められて知ったのがこの「自然派ワイン食堂クラクラ」です。

ナチュールワインがそろった、こだわりのお店です。

自然な食材を使うことの良さを自分自身でも感じているので、こういった店があるのは嬉しいですね。

駅の周りには、他にも雰囲気の良いお店がどんどん増えて、街として洗練されてきているのを感じます。

帰るたびに新たな発見がある、そんなところもこの街の良さではないでしょうか。

自然派ワイン食堂クラクラ

住所：〒177-0041 東京都練馬区石神井町2-9-15 101

TEL：03-6913-4641

時間：ランチ11：30～15：00（LO14：00）、ディナー18：00～21：30（LO20：30）

定休日：不定

HP：http://cra-cra.com/

Instagram：＠shakujiicracra

※営業時間や休業日が随時変更となります。来店前にインスタグラムをご確認ください。

中田嘉生さん

1983年東京生まれ。 terminal Inc.代表。 1年間の浪人を経て、東京造形大学インダストリアルデザイン専攻入学。 4年生を3回、計6年間在籍したのち中退。在学中より、クラブイベントのフライヤーのデザインなどをしながら運営の手伝いをし、グラフィックデザインの面白さに目覚める。株式会社アンティーファクトリーのグラフィック部門、ジ・アングラフィックを経てフリーランスとして独立。 2013年3月、30歳の誕生日にterminal Inc.設立。企業や商業施設等のブランディング、広告等のアートディレクション、グラフィックデザイン、webデザイン、映像など、多岐に渡るデザインを手がける。セクシーでアーバンなデザインと音楽が好き。