モリモト代官山オフィスにて9月25日、モリモトSUMAU Presents 「ペットと暮らす」トークショーを行いました。4匹の犬と暮らす大日方久美子さん、無類の猫好きとして知られる藤井明子さん、司会に吉村民さんを迎えたトークショー。ペットとの暮らしぶりから、お二人のライフスタイル、美容のことまで、いろんな話が飛び交いました。

ペットと触れ合うことで

幸せな気持ちに



吉村「久美さんは4匹の犬と、一時預かりの1匹と暮らしていて、藤子さんはスコティッシュの猫と暮らしているんですよね。出会ったきっかけを教えてください」

大日方「小さいころから行き場のない犬を無条件に受け入れるような家で、犬がいるのが当たり前でした。彼と暮らすときに、犬を飼いたいという話になったのですが、私も彼も仕事をしていて本当に飼えるのか不安で。調べたら、レンタル犬のお店があったので、トライするのにいいなぁって。行ってみたら何十匹も犬がいるなかで、目があったのがキャンディでした。トコトコ歩いてきて膝に乗ってくれたんですよ!もう帰りの車の中から返したくなくなっちゃって(笑)、3日くらい一緒に生活してみたら、感じてた不安はもう大丈夫だなって思って。そのまま、縁あって引き取りました。あとの3匹は保護犬ですが、それぞれの相性さえ良ければ受け入れています」

藤井「私は、小学校くらいから猫がいる生活だったんです。犬派だった旦那さんに猫の写真を見せ続けたら、ころっと猫派に変わって」

大日方「写真だけで?いい人すぎる!」

藤井「そうなんです(笑)。そうしたら、彼のほうから『猫飼おうよ』って言い始めたんです。ブリーダーサイトと、保護猫サイト、両方見ていたんですがふてくされた顔の子猫がいて気になって。香川県のブリーダーの猫で、彼の後押しもあり、遠いのに会いに行ったんです。それがとらおでした。後から、なんであんなに猫飼いたかったの?と彼に聞いたら『毎日(私が)イライラしてるから』って言われて(笑)。彼のほうが猫を飼ってよかったと安心していました」

大日方「でも犬や猫といっしょにいると、本当に心が穏やかになるよね。この前記事で読んだんだけど、犬と触れ合うと幸せホルモンが出るんだって。だから、全力で寂しい人は動物を飼うといいよってすすめたい!」

藤井「それで婚期を逃すって言われますよね」

大日方「そんなことないと思う。むしろ、愛し方と愛され方を学べるよ。甘えに対して、素直に甘え返すこともできて、彼に対しても同じように甘えられるからね(笑)」

藤井「確かに、私もとらおを撫でたら旦那さんを撫でて・・・円滑になりますね(笑)。会話のタネにもなるから、共通の話題ができていいですよ」

吉村「ペットがいると、お部屋探しも難しいですよね。今はどんなお部屋に住んでいるんですか?」



大日方「賃貸物件を探すサイトで絞り込み検索すると、犬や猫可は2軒とかすごく少なくて!困ったなぁと思っていたところに、不動産屋さんから今のお部屋の空き連絡が来て、すぐ見に行ったんです。それですごく気に入って決めました。一軒家風の賃貸なんですが、ほとんどの方が犬を飼っていて、理解のある方ばかりですね。」

藤井「私は彼と賃貸のマンションに一緒に住んでいて、結婚することになった時に次引っ越すところは10年ぐらい住むところにしようって相談してたんです。そしたら、ある日彼がすごくいいところを見つけたって言って帰ってきて。分譲マンションだったんですが彼がとても気に入って、そのまま買っちゃったんですよ!1軒しか見ずに。でも、立地もよかったので運命かなと思っていますね。ペット可は絶対条件です。」

吉村「インスタでお部屋を見ているととても綺麗に見えたんですけど、気をつけていることはありますか?」

大日方「それは、わんちゃんと暮らしているからこそ綺麗にしているんだと思うな。適当に置いておいて、なにか食べちゃったりすると危ないので。お花も犬が食べたらダメなものがあるので、気をつけていますね。今朝もメイクしているときに髪の毛が落ちたから捨てようと、まとめたの。それをすかさず食べにきて!(笑)そういうことがあるので、気をつけてはいますね 」

藤井「全然棚に物を置くこともあるんですけど、すぐに片付けるようにしています。たまに、インスタでもテーブルに物を置いて撮影していることもありますが、撮影したらすぐにしまいます。テーブルの上のものは全部とらおが落としてくれるから。でもそれは猫が悪いんじゃなくて自分が悪いんだなって思っています。あとは猫は植物を分解する機能がないから、食べたら危ないので植物は基本置かないですね。」

吉村「毛は気になりませんか?」

大日方「掃除機は朝かけるけど、全部じゃなくて、メインのスペースのリビングだけで、他の場所は気になった時にサッとかけています。うちの犬は、あまり毛が抜けないみたいなんですよ」

藤井「猫は数日ほおっておくと絨毯みたいになっちゃうんです。なので基本はルンバちゃんにお任せして、自分はルンバがいけないところだけ掃除機をかけていますね。あと、コロコロクリーナーが一部屋に一個あります。玄関で毎日、必ず洋服にコロコロしてから出かけます」

吉村「ペットを飼うのって大変というイメージもありますが、お二人からは幸せしか感じないですね!」

大日方「それしかないですね。4匹も飼っていて大変じゃないですかと言われることもあるけれど、寝る前に疲れたって思うことはなくて。例えばヴィヴィアンはトイレが苦手なのですが、それほど気にしないですね。今、プロのトレーナーにトレーニングしていただいていて、それは自分の勉強にもなります。苦労って感じではないかな」

吉村「久美さんって本当に人間が大きいですよね」

大日方「それほど自分を満足させてくれる存在で、大きな愛をもらえているからだと思います。たまに、裏切られることもありますけどね(笑)。ヴィヴィアンはいつも私に甘えてきて、寝るときは足の間に寝るのに、今朝はヴィヴィアンが寝ている布団をめくった瞬間に唸ってきたんです(笑)」

吉村「藤子さんは幸せな瞬間とか、どんな仕草が好きとかありますか?」

藤井「とらおの部屋があるんですけど、その中の一角が好きみたいで、にゃー(来い)って私を呼んで、部屋に駆け込んで撫でろっていうんです。一回無視したら、なんで来ないのって見に来るんです。それを1日20回くらい繰り返すことがありますね(笑)」

犬と猫の安全の為にも

物をしまうのが鉄則

吉村「では、今度は事前にいただいた、みなさんからの質問にお答えいただければと思います。まずはこちら『シニア犬2頭を飼っているんですが、おしゃれに暮らすコツってありますか?』」

大日方「うちは2匹シニアですが、のんびりしています。だから、そこまで散らかったりはしなさそうですけどね」

藤井「でも、物を基本的にしまっておけば、なんとなくオシャレに見えませんか? 私、見せる収納とか絶対に無理!」

大日方「私も。基本はしまっておくな。うちは彼が私よりも綺麗好きで、昔使ったものをすぐに戻さなくてすごい喧嘩になったんです。でも、そこは歩み寄りが必要というか…。彼が家事もしてくれる上で言っているので、正しいんですよね。でも、たまに何にもできない時もあるじゃないですか。そういう日は『いろんなことがあって、疲れているから休ませて欲しい』とあらかじめ伝えます。そういう時には服もポイっとして寝ちゃうこともありますよ(笑)」

藤井「これはとらおというより旦那さんとわたしの話ですが、うちの場合はいくつかルールを決めているんです。例えば、ご飯を作ったら洗い物しなくていいとか、彼が脱ぎ散らかした服は、全部タンスの上に戻すとか。お互いが快適に暮らせるようにしています」

吉村「では続いて、藤子さんに質問です。『猫オーナーの心得を教えてください』」

藤井「猫様の下僕になること(笑)。猫様が絶対で、猫様が快適に過ごせる環境にしてあげる。隙があったら家に帰る。」

吉村「お二人は出張や旅行の場合、どうされていらっしゃるのですか?」

大日方「友人にドッグシッターをお願いしていますね。私にとっては赤ちゃんみたいなものだから、夜誰もいないというのは怖くて。なるべく彼か私のどちらかが帰るようにして、夜は飲み会や仕事は基本的には入れないですね」

吉村「実は今回、美容についてもたくさん質問をいただいたんですよ」

大日方「私も聞きたい! 藤子さんファンデーションは塗ってるの?」

藤井「基本は塗らないんです。ベースだけで、保湿をしっかりしています。しっとりさせると光って、シワとかシミが目立たなくなるから」

大日方「本当に輝きすぎて、この前顔にLED入れてるのって言われてたもんね(笑)。どうしてお肌がそんなに綺麗なの?」

藤井「夏の楽しみは全部捨てて、とにかく日に焼けないようにしてますね。帽子とかロングスカートとか、完全防備にしてます」

吉村「オススメの商品はありますか?」

大日方「商品とは少し離れますけど、結局私は中から綺麗にならないと意味がないなと、特に腸が重要だなと思っているので、食べるものに一番気をつけていますね。前は、夜だけ気をつけていて、朝と昼は好きなものを食べていたんです。でも今は、お肉とかお魚とか、野菜とか発酵食品とかを食べるようにしていて、食べたタンパク質を全て有効的に筋肉にする食生活にしました。そうしたら、何年も私の肌を診てくれている美容家の石井美保ちゃんに『久美さん何したの?!今まで1番肌質がいいよ!』と驚かれました。たった1ヶ月で効果が現れたんです。あとは、先日友人のお料理教室で麹の素晴らしさを知ってお料理は苦手だけど、とりあえず食材を塩麹付けて焼く!なんてシンプルな料理をするようになりました!小腹が空いたらゆで卵をオヤツにするから、私のカバンにはよくゆで卵が入ってる(笑)。枝豆もおすすめです。」

藤井「私もそれなら真似できそう! 私はお菓子大好きだし、チョコレートも大好き。だから、背中は結構肌が荒れます…。でもなるべくよく寝るようにはしています」

大日方「商品では、韓国のドクタージャルトのシカベアっていうクリームがオススメです。先日韓国に行ったとき、ニキビができてしまって…そのときに、すごく効くと聞いたこのクリームをこまめにつけ続けたんです。そしたらなんと1日で治ったんですよ。

あとは医学の勉強もしている友人から勧められてよかったのが、フランスのジェモセラピーというもので、花の蕾からできたエキスですね。フランボワーズが女性ホルモンを整えるエキスで、お水とかに少し入れて飲むんです。私の場合これが生理前鬱に効きました! あと、LYPO−Cは疲れた時にオススメですね。マルラオイルと言って抗酸化作用の高いオイルもオススメです。他にもいろいろありますが、塗るボトックスとも言われている、アイジェルとかもいいですね。謳い文句に思わず買っちゃいました」

エレガントに着こなす大日方さんのスタイリング法が詰まった著書と大日方さんの愛用品

藤子「私はおすすめのリップなどを持ってきたのですが、インスタでも紹介しているピアーという韓国で買ったリップは気に入っています。後はプチプラコスメで、Visee AVANTの27番を愛用しています。これは幻のリップと言われていたセルヴォークの9番に似ているんです。後は、RMSのビューティールミナイザー。ハイライトなのですが、粉じゃなくて練りで、しっとりするんです。くすんでいるところに塗るとツヤが出ます」

「奇跡の38歳」と呼ばれる藤井さんの愛用品は手頃なアイテムも多い

吉村「最後に、来場者のみなさん、お二人に質問や伝えたいことはありますか?」

来場者「私も最近、とらおに似た猫を飼い始めたんです。初めて飼うので緊張してしまって」

藤井「気持ちわかります!」

来場者「すごく構いすぎちゃって…いつもどのくらい遊びますか?」

藤井「とらおさんは、気が済むといなくなるので、私の場合はとらおさんに合わせている感じですね」

来場者「いつも、久美さんのインスタを見て、保護犬の活動などとっても尊敬しています」

大日方「ありがとうございます。でもそんなにすごいことではなくて、保護犬の譲渡会に行ってもらうと、とても身近に感じると思います。一時預かりのボランティアに登録しておくと準備をほとんどやってもらえて、家を貸すだけという感覚なんです。犬を飼うことを考えている方には、そういったことも知ってほしいですね」

来場者「私は、藤子様と同じくらいのタイミングで結婚したんですが、彼がかまってちゃんで、ちょっと困っています。夫婦の心得を知りたいです」

大日方「構ってって言われるうちが華だから、今の時間を大事にした方がいいですよ!」

藤井「そうですね、お互いを対面で見ちゃってる夫婦ってどんどんイライラしちゃうんです。粗探しみたいになっていってしまう感じで。対面で見るんじゃなくて、同じ方向を見るような環境にするのがいいのかなと思います。一緒に家を作っていくとか、それこそペットを一緒に飼うと同じ方向を見られるのでいいですよ」


たっぷりと時間を使って話したトークショーの後は、モデルルームを自由に見学しました。そこでも、お二人との時間を過ごし、写真を撮影したり、ざっくばらんにお話したりと、和やかな雰囲気の中、イベントは終了しました。

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