こんにちは。美容編集者Yです。2025年に入り、美容業界では春の新作コスメが発売ラッシュを迎えています。今季のコスメを見て感じたムードが、シックと多幸感。お仕事などの目標や抱負とは別に、今年は美容の抱負としてシックや多幸感をテーマにメイクに挑戦してみるのはいかがでしょうか。
シックなリップを一本、お迎えする

ひと塗りするだけであか抜ける、大人のための4本がこちら。
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KANEBO ルージュスターブリーズ B108 ¥4,620
SUQQU ベルベット フィット リップスティック 04 ¥5,830
コスメデコルテ ルージュデコルテ クリームグロウ 13G ¥5,500
THREE ドリームオン アリューリング リルone 05 ¥4,070
2025年春コスメは、リップが大豊作。グロッシーからマットまでさまざまな質感&カラーが揃っています。そのなかでも私がおすすめしたいのが、前述でもお伝えしたシックをまとえるリップ。シックという言葉は、おしゃれという意味だけでなく、洗練や品のニュアンスが含まれていますが、リップだと具体的にどのようなアイテムなのか紹介します。一つ目の条件は、“セミな質感”。グロスのようなオーバーなツヤではなく、粉っぽさを感じる過剰なマットではない、素の唇の延長のような“セミツヤ”、“セミマット”な質感は、主張が控えめな分、その人らしさを引き立ててくれます。もう一つは色み。こればかりは、一言で「この色!」と言い難いのですが、今回ピックアップしたリップのような、コーラル系やレッド系でも彩度は控えめでくすみが利いているカラーだと“シック”で大人な唇に仕上げてくれます。
多幸感メイクを欠かせないチークは、色選びがキモ

チークのテクスチャーも、パウダーやリキッドなど多様。
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ジバンシイ プリズム・リーブル・ハイライター 15 ¥6,930(限定品)
アディクション ザ リキッドブラッシュ グロウ 004 ¥3,740
RMK ピュア コンプレクション ブラッシュ EX-03 ¥3,630(限定品)
多幸感をメイクに落とし込むには、チークがマストアイテム。頰に血色があるだけで表情全体に多幸感がでるわけですが、私的におすすめしたいカラーが、くすみのニュアンスを含んだコーラル系。多幸感メイクをするにあたり気をつけたいポイントが、チークを主役にしすぎないこと。あくまでも肌に溶け込んでいるような、なじみ感を重視していただきたいです。また、ほんのりくすみを含んでいるカラーのほうが、肌色の延長としても使いやすいためぜひ自分の肌に溶け込むようなカラーをカウンターで選んでいただきたいです。ただ、これだけだといつものメイクと変わらないと思うので、一つメイクTIPSをお伝えするとチークを頰以外のパーツ、鼻先、あご先、こめかみなどにも仕込むということ。チークを主張させる必要はなく、ブラシでひと刷毛からはじめてください。顔全体に自然な血色感がでて、自然な多幸感を演出できます。
今年一年を共にする万能なピンクパレットをお迎えする

4色を一度に使わず、気分に合わせて単色を潔くぬるのも今っぽくて◎。
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THREE スターゲージングアイシャドウクアッド X03 ¥7,480(限定品)
RMK シンクロマティックアイシャドウパレット EX-12 ¥6,830(限定品)
SUQQU シグネチャー カラー アイズ 14 ¥7,700
リップではシック、チークでは多幸感について紹介してきましたが、最後のアイシャドウはシックと多幸感のどちらの印象もかなえる欲張りなパレットをピックアップしました。使いやすさ満点の穏やかなピンクブラウンのパレットは、多幸感を楽しみたいならピンクを主役にしつつ、ベージュで品を添えて。シックを楽しみたいなら、ブラウンとハイライトカラーのみで大人っぽく仕上げてみるのもおすすめです。トレンドに左右されないベーシックなカラーが揃っているので、季節、TPO問わず使えるのもありがたい優秀な3品です。
いかがでしたでしょうか。今回紹介したアイテムはいずれも、デイリーメイクに落とし込みやすいアイテムなので、きっとお手持ちのコスメとも合わせやすいのではないでしょうか。ぜひ、シックと多幸感をテーマに2025年のメイクを楽しんでみてください。
美容編集者Y
女性ファッション誌、美容誌、デジタル媒体などで、編集、執筆。試してきたコスメは数千個。トレンドに振り回されていることに心地よさも感じつつ、自分だけの名品コスメリストも日々更新中。好きな俳優はシャルロット・ゲンズブール。
※商品情報・価格は全て編集部調べ