インテリアスタイリストのみつまともこです。
今年もまたクリスマスシーズンがやってきました。
我が家では、毎年高さ2mほどの大きいツリーを飾るのが楽しみなのですが、
今年はスケジュールの都合でツリーは出さないことに。
家の中にツリー以外のクリスマス飾りをちりばめてみました。
クリスマスツリーがなくても、十分にクリスマスデコレーションは楽しめます。
今回は頑張りすぎないクリスマスの飾りをいくつかご紹介しようと思います。
肩の力を抜いて、さりげなくクリスマスエッセンスを取り入れる。
その方が大人っぽくおしゃれに見えることも。
ぜひ参考にしてみてください。
お花を飾るならキャンドルを入れて
この時期は、ブルーアイスやヒノキ、ヒムロ杉などの
きれいなグリーンがたくさん出回ります。
そんなクリスマスらしい植物をベースに、
ユーカリなど違う形の葉っぱを合わせ、
更に野バラやサンキライなどの赤い実ものやお花をアクセントにして
季節感たっぷりにアレンジするのが好きです。
その際に中心にキャンドルを立ててからアレンジをします。
それだけで一気にクリスマス気分に。
キャンドルをうまく使うとクリスマス演出がプロっぽくなります。
器は、ガラスの器や手持ちの花瓶などなんでも良いのですが、
センターにキャンドルスタンドをセットします。
そして、お水を張ってそこにいつものようにお花を挿していくのです。
キャンドルスタンドを隠すように
足元にボリュームを持たせるとうまくいきます。
水替えは、キャンドルスタンドをはずしてから普通にメンテナンスすれば、
クリスマス当日まできれいなグリーンを楽しむこともできると思います。
キャンドルを扱う場合は、葉が炎に当たらないようにくれぐれも気をつけてください。
小さなマグカップなどに仕立てる場合は、
キャンドルをセットし、
お水を入れずにグリーンをポンと置いてもOK。
その場合は、お花はドライになっていきますが、水換えが必要ないので
気軽に楽しむ方法です。
スワッグはナチュラルに束ねるだけ
さきほどのクリスマスらしい花材は
茎を持って下向きにしてバランスを整えてから
さっと輪ゴムで束ねるとナチュラルなスワッグになります。
輪ゴムで留めた部分を隠すように、クリスマスらしい色や柄の紙で
ぎゅっと巻いてからリボンやひもで結びます。
これを部屋の中の目につく壁にシンボリックに飾ります。
束ねただけのシンプルさが
どんなお部屋にもマッチし、
さりげなくクリスマス感を演出します。
もちろん、クリスマスらしく松ぼっくりや
オーナメントを加えても豪華で素敵なスワッグになりますよ。
同じ作り方で小さくスワッグを作れば、
廊下や玄関、洗面所などにも飾りやすく、
家の色々なところにクリスマス感が出せますね。
クリスマス飾りは家族が集まるキッチン周辺に
実がついたヒノキをベースに、数種類の植物を輪に仕立てたグリーンリース。
そんなさりげないリースならキッチンに飾るのもおすすめ。
キッチンやダイニングは家族やお客様が集まる場所なので、目につきやすく、
クリスマス飾りを生かせる場所でもあります。
花瓶に枝を挿して、オーナメントを取り付けるだけでも
シンプルでかわいいクリスマス演出に。
力を抜いたクリスマス飾り、いかがでしたでしょうか。
大きいツリーがなくても
家の要所要所にクリスマススポットを作り、
視線が向かうようにすれば、クリスマスを十分に感じることができます。
みなさん、今年もクリスマス気分を楽しみましょう。
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みつまともこ
インテリアスタイリスト・ディスプレイデザイナー
イベントやショップのディスプレイデザイン、雑誌等の撮影スタイリングのほか、
近年では雑誌、書籍、web等で、家を飾ったり快適にする為のアイデアを
紹介することも多く、自宅での撮影も多数。
著書に「暮らしの図鑑 ガラス」「小さなスペースではじめる 飾る暮らしの作り方」(共に翔泳社)がある。
インスタグラム @mitsumatomoko