はじめまして。インテリアスタイリストのみつまともこです。

撮影のスタイリングやショップ・展示会のディスプレイが仕事で「見映え良く飾る」ということに日々携わっています。

インテリアでも見映えを意識すると、家の中のいろんなシーンがイキイキしてきます。

この記事では、わたしが自宅で実際にやっている、インテリアの見映えが良くなる、すぐに出来るコツ・アイデアをご紹介したいと思っています。SUMAU読者の皆さんのご参考になればうれしいです。

キッチンは飾りの宝庫

どのお宅にも必ずあるキッチン。

誰かのお宅にお邪魔したときに、つい目が行ってしまって、一番印象に残っているのはキッチンだったりしませんか。

キッチンはアイテム数も多く、飾れるスポットもたくさんあり、その人の個性が出やすい場所だと思うのです。

アイテム数が多い=個性が出やすい=煩雑になりやすい

これがキッチンの難しいところ。

色味を計算すること、見せたいものと見せたくないものをしっかり分けて考えること、が大切です。それがスッキリしたステキなキッチンにするコツかと思います。

具体的に見ていきましょう。

キッチンの基本の色を決める

我が家のキッチンの基本の色は白。季節の果物や食材の色が映える白にしよう、と決めました。そこで、迷わずに壁のタイルもひきだしも白に。家電やポットなど、出しておくアイテムもなるべく白や黒やグレーを選び、全体がモノトーンに見えるように心がけています。

そうすることで、食材やお花や木目など色味のあるものが映える空間になると思ったからです。

このように、キッチンの基本の色を決めて、7割くらいはその色から大きく外れないようにして、残りの3割で差し色や他の色を合わせていくようにしてみます。

季節のお花を飾って目隠しに

我が家はアイランドキッチンで、あえて目隠しのついたてなどは、作りませんでした。

その方が潔く感じられ、空間を生かせると思ったからです。

すべて見えてしまうからこそ、なるべくきれいに保ちたいと掃除をしたり、

お気に入りのハンドソープを置いたり、大ぶりのお花を飾ったりして、

アイランドキッチンを楽しんでいます。

もし、水回りが見え過ぎる、食材ストックが見えてしまう、などと感じたら、手前にお花を置いてそこに目がいくように考えてみてください。

キッチンのお花は、良い目隠しになるのです。

見せたくないものはすべてしまう

大きくてしまえない道具や、飾りたくなるほどかわいいパッケージなど、見せるものを決めます。

それ以外は基本、すべてしまいます。

我が家は食器やフライパン、カセットコンロなどはひきだしに全部入っています。

新しい食器を購入したら、ひきだしに入るかが一番の問題。もし入らなかったら、その分持っていた食器を手放すことを心がけています。

食材ストックは、ひきだす形式のパントリーにギュッと詰め込んで。

見せるものは厳選して色や素材を集めて飾る

キッチンには飾る場所がたくさんあります。

棚、コンロまわり、調理台の奥、カウンター・アイランドキッチンの上、などなど。

壁にキッチンツールやミトンを吊っているキッチンも良く見かけますね。

それらがすべて飾るポイントになるので、無造作に置くのではなく、アイテム選びも置き方も見映えを考えることが大切。もちろん、何も置かずにすっきりさせても良いのです。

我が家の場合、見せるものは、棚には大きい鍋やセイロやポット、背の高いガラス類、大好きなカッティングボードなど。コンロまわりにはキッチンツール類。

出しておくものが決まったら、見せても良いようなお気に入りのものを選び、なるべく素材や色をまとめて置くようにします。そうするとスッキリ見える効果があります。

キッチンの空気を変える

朝起きて、キッチンのお花の水を取り替える。

そんなルーティーンが気持ちをシャキッとさせてくれます。

見映えを意識してお花を飾ったり、ちょっとアイテムの置き方を変えたりしてみてください。少しの意識の変化がキッチンの空気を変えると思うのです。

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みつまともこ

インテリアスタイリスト・ディスプレイデザイナー

イベントやショップのディスプレイデザイン、雑誌等の撮影スタイリングのほか、
近年では雑誌、書籍、web等で、家を飾ったり快適にする為のアイデアを
紹介することも多く、自宅での撮影も多数。
著書に「暮らしの図鑑 ガラス」「小さなスペースではじめる 飾る暮らしの作り方」(共に翔泳社)がある。

www.mitsumatomoko.com

インスタグラム @mitsumatomoko

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