カフェやパティスリーが立ち並ぶ自由が丘は、ハイセンスな雑貨店やインテリアショップも多い、グルメ&ショッピングエリア。それでいて落ち着いた雰囲気が漂い、緑を感じられるスポットもあり、住む場所としても人気が高いまちです。


そんな自由が丘エリアの魅力やおすすめスポットについて、世田谷出身で近年では桜新町に農福連携コミュニティファーム「AGRIKO FARM」を開園するなど、世田谷とのかかわりの深い俳優・小林涼子さんにお話を聞きました。



生活を豊かにしたいときに訪れる場所


自由が丘は、学生時代によく駅前のカラオケに友だちと行っていたという想い出があります。一人で行動するのが好きなタイプだった私は、放課後に一人でふらっとこの浄真寺に来て、何をするわけでもなく過ごすこともよくありました。

そんな青春時代の思い出もたくさんありますが、大人になってからは、食事やショッピングのために来ることが多くて、今のほうがこの街を楽しめる気がします。

おいしい手土産やセンスのいいギフトを探すのに、ぴったりのお店がたくさんあるんです。自分自身でも観葉植物やインテリア雑貨を買いに来たり、カフェでゆっくりと過ごしたり、自分の生活をよりよくしたいなというときにぴったりのものがそろっている街ですね。


暮らす場所としても自由が丘は心地よい


以前、自由が丘エリアに住んでいたのですが、とにかく便利で住みやすい街でした。繁華街でありながら自然を感じられる場所もありますし、気取らずに日常使いできるお店がたくさんあります。毎日通えるようなスーパーもいくつかあって、良いものを買いたいときにはオーガニック系のスーパーも。お惣菜屋さんもありますし、テイクアウトをやっている飲食店もあって、暮らしに寄り添ったお店が多い印象です。いろんな人が住める環境がきっちり整っているのはこの街の魅力ですね。



思わず癒されるお散歩スポット「九品仏浄真寺」


学生時代から好きな浄真寺はテイクアウトコーヒーを持って、のんびりと歩くだけで充実した気持ちになれます。季節ごとの魅力がある場所で、夏は緑が涼しげで、秋には紅葉も楽しめます。こういった場所があるのが、自由が丘の住みやすさにもつながっているのかなと思います。繁華街に近いエリアは楽しいですが、たまにソワソワしてしまうこともあると思うんです。そこからちょっと引いて、浄真寺のように癒される空間があるのは、生活が豊かになるのではないでしょうか。



九品仏浄真寺

延宝六年(1678)に珂碩上人により開山した寺院で、九躰(九品)の阿弥陀如来像をご安置している事から、「九品仏」として親しまれる。境内は木々に彩られ、都の指定自然天然記念物でもあるイチョウの木は樹齢300年ともいわれる。


住所:〒158-0083 東京都世田谷区奥沢7丁目41-3

電話: 03-3701-2029(9:00~16:00)

開門時間:6:00~16:30

https://kuhombutsu.jp/




「PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI」へ憧れのパフェを食べに


自由が丘にはスイーツのお店がすごく多いので、手土産を買う際には色んなケーキ屋さんを巡っているのですが、そんななかで当時たまたま「PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI」がオープンするのを知りました。行ってみたら、ケーキが本当に綺麗で! 小さなケーキ一つひとつが芸術的な美しさなんです。その後焼き菓子を取り扱う「ASAKO IWAYANAGI PLUS」がオープンしてからも、何度か訪れましたが人気で売り切れてしまっていることも多いんです。購入できたときにプレゼントにすると、スペシャルな贈答品としてすごく喜ばれます。



フレッシュな桃や甘酸っぱい桃ヨーグルトソルベを中心に、様々なお茶の味わいが絶妙なハーモニーを生み出す。パルフェビジュー®︎  ペシュ ¥6,160(ドリンク付き)季節限定・要予約

パルフェビジュー®︎は、自分へのご褒美として一度は食べてみたいと思っていたのですが、予約がなかなか取れなくて。今日、ついに食べることができて嬉しいです。桃がたっぷり入って、何層にもなっているので、食べ進めると味が変わっていくのが楽しいですね。層の間に薄いホワイトチョコレートが蓋のようになっていて一瞬グラスの底についたのかなって思うのですが、コンってたたくとパリっと割れて次の層になって。紅茶やほうじ茶などいろんな味わいがして、生麩など、お菓子にはめずらしい食材も使われているのですが、どれもシンプルで桃のおいしさがそのまま伝わってきました。



PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI

独学で経験を積んできた岩柳麻子さんがシェフパティシエールを務める。フレッシュなフルーツをふんだんに使用するほか、和のテイストにもこだわりほかでは味わえない珠玉のスイーツで全国からファンが訪れる。

「パルフェビジュー®︎」は完全予約制・イートインのみ。テイクアウトで生菓子やパンの販売も行う。



住所:〒158-0082 東京都世田谷区等々力4-4-5

定休日:月曜日・火曜日

営業時間:11:00〜18:00

TEL:03-6432-3878

https://asakoiwayanagi.net/




いつでもお気に入りに出会える雑貨店「FREEPARK」


耐熱ガラスのお香立て(価格は商品により異なる)

HASAMI PORCELAINのマグカップ¥2,200は小林さんも愛用中

FREEPARKはネットで欲しいなと思った商品の取り扱いがあるというのを知って訪れたのがきっかけですが、置いてあるものがどれも素敵で通うようになりました。ギフトを買う時には鉄板のお店です。私自身が愛用しているものもたくさんあります。ルームフレグランスはなくなるたびに買いに来ますし、スタッキングできるマグカップは、口当たりが良いのがお気に入りです。ライオンの顔がデザインされたスリッパをギフトで友達にあげたこともありますね。幅広い商品がありますが、全部センスがいいんですよ。作家さんの作品などもありますが、どれも手に取りやすい価格帯なのも魅力です。自由が丘にはインテリアショップや雑貨屋さんがたくさんありますが、ここが一番おすすめできます。




FREEPARK

『人』と『モノ』をつなげる架け橋として、“幸せを届けること”をコンセプトに、2021年4月に自由が丘に移転オープン。フラワーベースや食器、ルームフレグランスなどのインテリア雑貨から、バッグ、アクセサリーなどのファッション雑貨まで、幅広いラインナップ。作り手の想いやストーリーの伝わるアイテムが並ぶ。


住所:〒152-0035 東京都目黒区自由が丘2-8-13 コーレックス自由が丘 1F

TEL:03-6672-2412

営業時間:12:00~19:00

定休日:水曜日

https://www.free-park.jp/


小林涼子

1989年11月8日、世田谷生まれ。4歳から子役やモデルとして活動を続け、近年では、演技力の高さから、映画『わたしの幸せな結婚』やドラマ『王様に捧ぐ薬指』など話題作への出演が続いている。


衣装
リブコンビノースリーブドレス / LOVELESS
Instagram:@loveless___official
bag / La win d
Instagram:@lawind__official



前編では自由が丘から尾山台エリアのおすすめスポットをご紹介しました。後編では自由が丘から緑ヶ丘方面をご紹介します。ぜひ楽しみにお待ちください。



※情報はすべて2023年8月掲載時点のもの


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