ちょうど秋を迎えた11月頃、温泉自慢の旅館「おとぎの宿 米屋」には、効能あらたかな温泉、安心安全で美味しい料理の数々、温かなもてなしなど、訪れた人を魅了するアイテムがたくさん詰まっています。一度訪れるとまた行きたくなる、リピーター客が多いのもわかります。まずは温泉からご紹介しましょう。
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無色透明、無臭の須賀川温泉(アルカリ性単純温泉)の効能は神経痛、筋肉痛、関節のこわばりなど多方面にわたり、また、飲泉としても知られています。源泉は51.6度。湯量がとても豊富で、空気に触れて泉質を損なわないよう、宿では風呂への注ぎ口にも工夫をしています。時間で男女入れ替える大浴場(内風呂)の他に、自然の中で浸かる露天風呂の快適さは忘れられません。各客室にも、そのカテゴリーによって異なる露天風呂、半露天風呂、内風呂などが造られ、客室でも贅沢な温泉三昧の滞在が可能です。
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また、「おとぎの宿 米屋」では料理にも大きなこだわりがあります。スタイルの違う2か所から選べる食事処では、いずれも季節ごとに変わる安心安全なオーガニック食材を中心に、‘おとぎ会席’そして1日4組限定の‘食の杜 穂(すい)’の2つのコースから選べ、自然の恵みを素直に味わえる逸品料理が提供されています。ビーフステーキもオーガニック、マツタケなど秋のキノコ類やサンマの塩焼き、福島県の郷土料理まで、しっかりいただいてもヘルシーフードは胃にもたれることのない料理です。食事に惹かれて再訪を重ねるリピーターも多いと聞いています。
おとぎ話のストーリーは食事に活かされているだけではなく、客室名のこだわりにも使われています。一方、それぞれの客室に置かれた一脚一脚の椅子には格別の思い入れがあると言い、室内で目いっぱい寛げるようにと、座り心地のいい椅子が厳選されています。客室によっても異なり、客室から出たくなくなるような座り心地の快適さに時を忘れてしまいます。
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さて、ここ「おとぎの宿 米屋」では、BIO HOTEL(ビオホテル協会)から公式に認証を受けた宿のひとつとして、人にも環境にも優しい宿の運営を行っています。BIO HOTELとは、滞在客の健康や環境への厳しい配慮を規約とした認証団体であり、ドイツ・オーストリアで発祥し、現在は広く世界へと浸透しています。「おとぎの宿 米屋」では、ビオホテル公式認証の「BIO HOTELS JAPAN」 (一般社団法人日本ビオホテル協会)から2016年4月に認証を受けています。それによって、有機栽培・無農薬栽培の食材を90%以上使用する、国際的なオーガニック認証機関で認証されたシャンプーやリンスなどの提供、または同等のクオリティのものを提供、CO2排出量削減への取り組みなど、細分化された認証基準に批准しています。
宿の様々な取り組みからも真摯な姿勢が伝わってきます。食事が素直に美味しいのも厳選食材や料理人の心意気が伝わり、温泉効能が優れているのも、お湯が空気に触れないようにと配慮が行き届いているからでしょう。こうしたひとつひとつの濃やかな対応が宿の礎となり、快適な滞在へと繋がっています。
文/せきねきょうこ
Photo:おとぎの宿 米屋
せきねきょうこ/ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て1994年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのアドバイザー、コンサルタントも。著書多数、現在、新刊出版を準備中。http://www.kyokosekine.com
須賀川温泉 おとぎの宿 米屋
福島県須賀川市岩渕字笠木168-2
☎︎: 0248-62-7200
http://e-yoneya.com/
客室数:23室
料金:27.000円~39.500円(2名利用時の1名料金・1泊2食付・税別)