SUMAUをいつもご覧になっている皆さんならば、きっと「住まい」や「暮らし」や「家づくり」というキーワードに心くすぐられ、少なからず情熱を注いでいらっしゃることかと思います。

そして私自身も例外ではなく、何度か引っ越しを重ねることで、「もう少しこうなら良いのになぁ」「次に引っ越すとしたらこういう家にしたい」など、住まいに関するバケットリストが貯まっていく日々。

そこで今回はいつもと少し趣向を変えて、新たにスタートしたばかりの我が家において、私の暮らしの中に存在する〈好き〉(と、その裏側)をご紹介します。

今までに考えていた「こうだったら良いのに!」を早い段階で実現しておく

今までに暮らして来た中で、自分の家に関して「こうすれば良かった!」「もっとこうしたい…」と気になるポイントを感じることってありませんか?私はたくさんあります(笑)

だけどいざ生活を始めてしまうと腰は重くなり、大かがりな手入れをするには家具などが邪魔で、タイミングを逸してしまい、ずるずると諦めた苦い経験も多々。
だからこそ、近年の私は「引っ越しは一旦リセットする絶好の機会」と割り切って過去の自分とは訣別するくらいの勢い(!)で、思い切った断捨離をしたり、家のイメージをゼロから考え直したりと、物理的な大変さも含めて楽しむようにしています。

もちろん一生物のつもりで買った家具やアートなどは新しい暮らしでも共にしますが、見せ方や印象を変える工夫こそが「一生物」の未知なる表情を教えてくれることもまたちょっとしたベネフィットと言えるのかもしれません。

そんな私が今回の新居で加えた、〈好き〉を生み出す工夫とは?

〈好き〉を生み出す工夫その1

引っ越しが決まったら、まずはアクセントクロスを

壁の一面だけ違った色や柄にする、いわゆる「アクセントクロス」。

興味は持ちつつも、家具を搬入して一度生活を始めてしまった後に「しまった!遅かった…」と後悔したのが前回の引っ越し。

そこで今回こそは!と、引っ越し準備に並行してアクセントクロスをオーダーするのは絶対的なタスクでした。

よりパーソナルに素材感を出せるペンキも検討しましたが、何気なくサンゲツの色見本をチェックしてみたところ手軽でありながらも絶妙なカラーリング揃い!

ほとんど迷うことなく導入を決定することとなったのでした。

今回壁紙を張り替えることにした各部屋は風水を考慮しつつも基本的には好きな色をセレクト。それぞれ部屋の広さに合わせてイメージを膨らませながら、ちぐはぐになってしまわないように「Daily palette」という日常の景色から生まれた季節のカラーコレクションのシリーズで統一しました。

中でも元々リビングダイニングは心安らぐ穏やかな空間として過ごすためにも深みのあるグリーンにしたいと決めていたので、「冬至」という色にしたのが大成功。完成した色味はまさにイメージ通りだったので、壁の色を眺めるたび嬉しい気持ちになり、コストパフォーマンスの高さを実感しています。

〈好き〉を生み出す工夫その2

毎日視界に入る面積の大きなものは妥協なく

毎日視界に入る面積の大きいものって、うっかり妥協してしまうともやもやと気になり続けてしまうもの。そういう意味では大型家具のみならず何気にカーテンだって侮れないと思っています。

過去この連載でもカーテンについて色々とお話しを伺い「部屋の印象を大きく左右するけれど、一度つけると付け替えるとなるとなかなか骨が折れる」と身に沁みて感じていたからこそ、今回は心から気に入って永く愛せるものを予算ではなく好みで決定することに。

そんな中でピンと来たのが、アクタスのオリジナルファブリック、ファブリシアのカーテン。〈美しい布が部屋の中で水草のように広がってゆくことをイメージしている〉というコンセプトだけに、どのテキスタイルも品よく、程よい存在感で空間を引き立ててくれます。

近年の自分自身の生活において、暮らしには重厚感を求めず軽やかな空間を求めていたこともあり、「ラフィネ」を2枚重ねすることに決定。

質感良く丁寧に織り上げたファブリックをプリーツ少なめに仕上げた結果、柔らかな色合いも相まって家具とのトータルコーディネートにおあつらえ向きだと自負しています。

〈好き〉を生み出す工夫その3

名品はあえてシックなカラーリングで

美しく整った空間作りのために欠かせないのが、日々の整理整頓、そしてルーティンに合わせた配置や収納。

散らばりがちな小物類の整頓をサポートしてくれる心強いアイテムの代名詞といえば、ヴィトラのツールボックスですが、これまではついつい目がいくポップでキュートなカラーに惹かれていました。

「だけど案外シックなカラーリングも気が利いているのかも?」と思いついたタイミングで発見したのが、公式オンラインショップのみで限定数量発売のベージュがかったグレーが洒落た「サンド グレー」。

誰もが知る名品だからこそ、あえてシックなカラーで生活に取り入れることでデザインの良さがますます際立つような気がしたのと、日常生活で使う小物類を入れても、洗面台でコスメを入れても、ぐっとこなれて見えるような予感。また、今後も部屋に名品を加えていきたいというミーハー心にはちょうど良い主張の塩梅かな?という気がしたのも密かな本心です(笑)

ちなみに同じ理由でルイスポールセンも思わず愛らしいペールトーンに惹かれ

る気持ちを抑え、PH4/3のホワイトカラーをセレクトしてみました。

いかがでしたか?

これからも家具や食器など、暮らしにまつわるさまざまな物欲に踊らされるであろう自分が現時点で考えた工夫。

もしかすると3年後にはまったく違うポリシーに方向転換しているかもしれませんが、こつこつと楽しく家づくりを楽しんでいけたら。そしてこの記事をご覧になっている皆さんも家づくりを楽しんでいただければ何より嬉しく、幸せです。

今回も読者プレゼントがありますので、アンケート欄にて皆さんの家づくりの工夫やポイントもぜひ教えてくださいね。

読者プレゼント

記事内に登場したヴィトラのツールボックス サンド グレーを4名様にプレゼントします。以下のフォームより、ご応募ください。

こちらの応募は締め切りました。たくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。

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