今年もあっという間にゴールデンウィークが終わり、新緑が心地よい季節がやってきました。
春先に環境の変化があった方や新生活になった方も少しずつ慣れてくる頃だと思いますが、
少しお疲れの方々もいらっしゃるでしょうか?
気候も暖かく過ごしやすくなるので、体調管理もうっかり油断しがちになるこの季節。
予想外に体調を崩してしまう方が意外と多い印象です。そんな時期だからこそ、しっかり睡眠をとることはもちろん、食事のケアも大切です。
東洋医学において3月〜5月は冬に溜め込んだものを外へ排出、つまりはデトックスする季節と言われており、酸味を使ったお料理を1日1品食べることを推奨しています。
そこで今回は「レモン」と旬の「新じゃがいも」を使ったポテトサラダをご紹介したいと思います。
まず、酸味には先ほども述べたように解毒作用があるほか、血管や皮膚、筋肉を引き締める作用があると言われています。例えば寝汗が止まらない方や頻尿でトイレに何度も起きてしまう方は、酸味を取ることでそれらの症状をサポートできると考えられています。
ただし、酸味はとりすぎると「脾(ひ)」の働きを弱めてしまうため、1日1食まででOK。
(*脾とは…食べ物の栄養を吸収し、それらを全身に巡らせる入り口。水分を巡らせ胃を働かせている大元)
また、適度な量は筋肉を柔らかくしてくれますが、とりすぎると固くしてしまいますので
要注意です。
今回のレシピはそんな酸味がたっぷり!レモンの果汁にマヨネーズと蜂蜜とを混ぜて調味液を作ります。
新じゃがいもは皮付きのまま調理するのがポイント。そもそもじゃがいもにはビタミンCが豊富。本来、ビタミンCは水溶性ビタミンなので茹でると失われやすくなるのですが、じゃがいもに含まれるでんぷんはその流出を抑えてくれる作用があります。
また、皮に近い部分にはポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」が含まれており、これは抗酸化作用成分にあたります。なので、皮ごと食べることで免疫力をアップさせやすくなるというわけです。
新じゃがいもは皮が薄く食べやすいのも特徴です。調理前にしっかり洗ってください。
新じゃがいもで作る「さっぱりレモンのポテトサラダ」
<材料>(2〜3人分)
- じゃがいも…300g
- 玉ねぎ…1/4個
- スナップエンドウ…4〜5本
- ゆで卵…1個
- レモン…1/2個
- 蜂蜜…大さじ1 ※
- マヨネーズ…大さじ3
- 塩…小さじ1/4
- ブラックペッパー…少々
※味見して甘さが足りないと感じたら蜂蜜の量を増やしてください
<作り方>
1、じゃがいもは皮を剥かずにしっかりと洗い乱切りにして水から茹でる。
玉ねぎはスライスにして水にさらし、辛みを抜いておく。スナップエンドウは筋を取って茹でて二つに割いておく。
2、分量のレモンのうち半分を薄くスライスする。
残りの半分は果汁を器に絞り蜂蜜とスライスしたレモンと合わせる。ラップをかけてレンジで1分ほどチンする。
ボウルに入れ、マヨネーズと合わせる。
3、茹でて柔らかくなったじゃがいも、絞って水気を切った玉ねぎ、スナップエンドウをボウルに入れた調味液と合わせる。塩とブラックペッパーで味を整える。
器に盛り付け、仕上げにカットしたゆで卵を一緒に飾る。
*レモンの爽やかさが食欲をそそります。おもてなしの1品としても活躍してくれます。お好みでブラックペッパーをきかせても美味しいです。 また、こちらのサラダは出来立てが温かいので、しっかり冷ましてお召し上がりください。一晩冷蔵庫で寝かせると味が馴染んで美味しくなるので、作り置きもOKです。その場合は2日くらいで食べ切るのがベターです。
プロフィール
美容料理家/ERICHE代表 松野エリカ
10代の頃、食べないダイエットの経験から食事の大切さを痛感し、大学・専門学校にて栄養学を専攻。将来料理教室で独立を決意。
20代は飲食店に勤務するほか、ドバイで自身のスイーツブランドをプロデュース。
また、10年間悩み続けた生理痛を食事で改善するほか、悩んでいた数々の不調を食事で改善させることに成功。その大切さを伝えるべく、2017年東京南青山にて、食べてキレイを叶えるお料理・グルテンフリースイーツ教室をスタート。今日に至るまで受講生は3500名を超える。
◆Blog : https://ameblo.jp/erica-cook/
◆Instagram : https://www.instagram.com/erica_beauty_cook/