年々残暑が長くなっているような気がしますが、陽が沈むのが早くなり季節は着実に秋へ向かっています。暑い夏が終わり、涼しさが増してくると過ごしやすくなりますが、自然界の陰陽が逆転するこの時期は1年で最も体調を崩しやすいため、油断はできません。
暖かい春夏は自然界が陽性のエネルギーを持っていました。しかし、気温が下がる秋冬は陰性のエネルギーに変わります。陰と陽は真逆のエネルギーを持つため、これらが入れ替わる時期は自然が不安定になりがち。そのため人の体も不安定になりやすく、免疫力が下がりやすくなるとされています。
そこで、おすすめしたい食材が「丸い」もの。丸は上下左右どこから見ても丸であり、常にバランスが一定な形です。私たちの体は食べたものの影響をそのまま受けますが、不安定になりがちな季節は「丸いお野菜」をいただくことでバランスを保ちやすくなると言われています。
そのなかでも、玉ねぎ・カブ・かぼちゃ・キャベツなど丸みがあり、自然な甘みがある野菜がおすすめです。
トマトも丸いですが、夏野菜は体を冷やす作用があるため今の時期は少しお休みしてみましょう。
また、徐々に乾燥が進んできます。薬膳では潤いを保つ食材として「白いもの」がピックアップされます。豆腐・豆乳・白きくらげ・大根・山芋など。乾燥に弱い肺を潤すことで風邪の菌が体内に侵入しないように予防してあげましょう。
そこで今回は、玉ねぎと豆腐を使った玉ねぎ麻婆豆腐をご紹介します。
玉ねぎで体のバランスを保ち豆腐で潤いを与える。そしてニラで体を温め、寒い季節でも風邪に負けない体作りを応援します。
玉ねぎ麻婆豆腐
<材料>
- 玉ねぎ…大1/2個分
- 豆腐…1丁(300g使用)
- ニラ…1/2本
- 豚ひき肉…100g
- 生姜、ニンニク…各1片
- ごま油…大さじ1
- 豆板醤…小さじ1/2〜
- 水…100ml
(調味料)
- 酒…大さじ1
- てんさい糖…小さじ1/3
- 醤油…小さじ2〜
- 鶏ガラスープ…小さじ2〜
- 山椒の粉…お好みの量
- 片栗粉…小さじ2
- 水…大さじ1
作り方
1、玉ねぎは1cm角、ニラは小口切り、生姜とニンニクはみじん切りにする。
2、フライパンに胡麻油を熱して生姜とニンニクを炒める。香りが出たら玉ねぎを3分ほど炒め、豆板醤を加えてさらに炒めて香りを出す。
3、2へ豚ひき肉を加えて炒め大体火が通ったら、水と食べやすい大きさにカットした豆腐・ニラを入れ、蓋をして2分ほど加熱する。調味料の材料を全て加え、味を整えたのち火を止め水溶き片栗粉を加え全体を混ぜる。再度火にかけしっかり火を通したら出来上がり♪
★ポイント
- 調味料の量は豆腐の量で水気が変わるので調整してください。
- 豆板醤の量もお好みで。ちょっとピリ辛がお好きな方は小さじ1位加えてもOK!
なければラー油を仕上げに加えて辛味を調整してください。 - 山椒の量もお好みでどうぞ。
プロフィール
美容料理家/ERICHE代表 松野エリカ
10代の頃、食べないダイエットの経験から食事の大切さを痛感し、
大学・専門学校にて栄養学を専攻。将来料理教室で独立を決意。
20代は飲食店に勤務するほか、ドバイで自身のスイーツブランドをプロデュース。
また、10年間悩み続けた生理痛を食事で改善するほか、悩んでいた数々の不調を食事で改善させることに成功。その大切さを伝えるべく、2017年東京南青山にて、食べてキレイを叶えるお料理・グルテンフリースイーツ教室をスタート。今日に至るまで受講生は3500名を超える。
◆Blog : https://ameblo.jp/erica-cook/
◆Instagram : https://www.instagram.com/erica_beauty_cook/