あっという間に街はクリスマスモード。1年で最も華やかな季節がやってきました。


今月は私が普段サロンでレッスンを行なっているグルテンフリースイーツレシピをお届けしたいと思います。メニューはクリスマスパーティーにぴったりな「クリスマスツリーマフィン」。


おもてなしで作ってもよし、ゲストと一緒に作っても盛り上がる可愛いマフィンです。食べた後も胃もたれしない、からだに優しいレシピになっています。

早速レシピをご紹介したいところですが、まずはグルテンフリーについて少し触れていきましょう。


グルテンフリーとは?

グルテンとは小麦粉に含まれるタンパク質のことであり、それが含まれないものをグルテンフリーと呼びます。私のレッスンでは主に米粉でお菓子を作り、グルテンが含まれないメニューにしています。

他にも大豆粉や雑穀系の粉などを使用してもグルテンフリーは実現します。


グルテンフリーの美容健康メリットは?

誤解してほしくないのですが、決して小麦粉やグルテンは「悪もの」ではありません。

この世の中に存在するすべての食べ物には意味があり、どんな食材にも私たちに必要な栄養素が含まれていると私は考えています。

しかし、好きだからといってそればかりを過剰に食べすぎるとやがて健康に害をもたらす日がやってきてしまいます。

つまり、バランスを維持して食べている分には問題はないということです。


小麦はアレルギーの方が多い食べ物のひとつです。

私自身はそれを控える生活をしたことで便秘になりにくくなりました。その昔、小麦製品が大好きでパンが主食だった時はお肌も荒れやすかったのですが、控えたことで腸内環境が整いやすくなったのかもしれません。


欧米ではパン食が基本ですが、その分グルテンフリーも近年は盛んです。

また、日本人はもともと米食文化の人種です。なので極端な話、小麦粉を食べなくても生きていけるのではないかと考えています。


グルテンフリースイーツの魅力

グルテンフリーのお菓子作りはなんと言っても「簡単」なのが最大の魅力です。

小麦粉を使ったお菓子では、グルテンを発生させすぎないように混ぜ方などに注意が必要なのですが、そもそもグルテンフリーで作るお菓子はいくら混ぜてもそれが発生する心配はありません。(小麦粉に含まれるグルテンは生地を混ぜたり捏ねたりすることで生まれます)

なので、お菓子作りの初心者さんや面倒くさがり屋さんこそグルテンフリーに挑戦していただきたいです。


また、食べた後、胃腸にずっしりとした感覚がなくサラリと食べられるのも大きなポイントです。

特に私がおすすめするレシピは食べた後の罪悪感ができるだけ減るように&からだへの負担が少ないよう他の材料のバランスも考えていますので、今回のレシピも作って召し上がっていただくことでそれを感じることができると思います。


ということでお待たせいたしました。前置きが長くなりましたが、レシピをご紹介します。



【クリスマスツリーマフィン】

<材料>

〜マフィン生地〜(マフィン型6個分)

・卵…2個

・菜種油…50g

・てんさい糖…40g

・蜂蜜…12g

・米粉…75g

・アーモンドプードル…15g

・ベーキングパウダー…小さじ1

・塩…ひとつまみ

・オレンジピール…30g


〜マスカルポーネバタークリーム〜

・無塩バター…100g

・てんさい糖…80g

・マスカルポーネチーズ…30g

・抹茶粉末…小さじ1+水…小さじ1




〜トッピング〜

・アラザンや星形シュガー、粉糖など




<準備>

・オーブンを170℃に予熱しておく

・バターは常温に戻しておく(冬の時期なら1時間〜2時間程度)


<作り方>

① マフィン生地を作る。ボウルに卵を割り入れよくときほぐす。菜種油を加え、分離がなくなるまで混ぜ合わせる。




② 1にてんさい糖→はちみつを加え混ぜたのち、米粉→アーモンドプードル→ベーキングパウダーを計量する。




粉っぽさがよくなくなるまで混ぜ合わせたら、塩→オレンジピールを加えさらに混ぜる。




③ 出来上がった生地はマフィン型7〜8分目くらいまで流し込む。




170℃で20〜25分焼く。焼き上がったら冷ます。




④ バタークリームを作る。ボウルにバターを入れクリーム状になるようゴムベラで混ぜ合わせたら、てんさい糖→マスカルポーネチーズの順で加えよく混ぜる。


⑤ 抹茶粉末を器(少し大きめの器に)に入れ、同量の水を加えペースト上にする。




4のボウルのバターを少量加え抹茶のダマが残らないようによく混ぜたのち、4のボウルにすべて加える。




全体をしっかり混ぜて抹茶クリームにする。




⑥ 絞り袋に星形(5切)口金をセットし、バタークリームを入れる。




完全に冷ましたマフィンの上に、クリームを積み重ねるように絞っていく。
(下から上へツリーのような三角形になるように積み重ねる)




仕上げのデコレーションはお好みで。
クリームにアラザンやドライクランベリーパウダーなどをかけて出来上がり。




*絞った後は冷蔵庫で30分〜1時間ほど冷やしてお召し上がりください。


*バタークリームにマスカルポーネを、生地にはオレンジピールを加えることで食べた後もずっしりと重たくなりすぎません。



<今回使った材料や器具>

製菓材料や調理器具はすべて富澤商店で揃います。


・星形(5切)口金 ♯5サイズ

https://tomiz.com/item/00723000


・トッピングで使ったアラザンやフリーズドライフレークはすべてプチとみシリーズ
https://tomiz.com/search?type=item&keyword=プチとみシリーズ

プロフィール

美容料理家/ERICHE代表 松野エリカ

10代の頃、食べないダイエットの経験から食事の大切さを痛感し、

大学・専門学校にて栄養学を専攻。将来料理教室で独立を決意。

20代は飲食店に勤務するほか、ドバイで自身のスイーツブランドをプロデュース。

また、10年間悩み続けた生理痛を食事で改善するほか、悩んでいた数々の不調を食事で改善させることに成功。その大切さを伝えるべく、2017年東京南青山にて、食べてキレイを叶えるお料理・グルテンフリースイーツ教室をスタート。今日に至るまで受講生は3500名を超える。


◆Blog : https://ameblo.jp/erica-cook/

◆Instagram : https://www.instagram.com/erica_beauty_cook/

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