〜家具を買う、家具と暮らす〜Vol.19ホリデーギフトにもぴったりな「Dyson」のヘアケア製品

モデル、ライターを経て、現在は旅や美容を中心とした暮らしにまつわるコラムやエッセイを寄稿している前田紀至子さん。お父様が大のインテリア好きで、ご自身も自然とインテリアに興味を持つように。この連載では、そんな前田さんとともに、毎回インテリアにまつわるアイテムを探求していきます。

今回は、これまでにないプロダクトを次々に生み出すダイソンのなかでも、ホリデーシーズンに自分へのご褒美や大切な人へのギフトにしたくなるヘアケア製品について、デザインエンジニアであるローチェンニイオさんに教えていただきました。

**ローチェンニイオさん**
ヘアアイロンの電気システム及びチームの一員として、スピーカー、デジタルディスプレイ、アクセサリーなど、製品のユーザーが操作する部分の設計やデザインの側面を担当。Dyson Corrale™ヘアアイロンのデザインコンセプトのひとつを考案した発明者として、最近出願された特許にも名前が記載されている。

日々の研究から生まれるヘアケア商品

ひとりひとりが違った特性を持つ髪質について、切れ毛を防ぐ方法や、髪のうるおいを保ちツヤを出す方法など、髪のダメージの研究に取り組んでいるDyson。

そのため、ドライヤーやヘアアイロンなどはいずれも熱のダメージが少なく、テクノロジーを最大限にいかすことにより生まれる革新的なデザインは、使い勝手のよさはもちろん楽しい驚きを与えてくれます。

また、髪の個性やライフスタイルによって選べるアタッチメントも日々進化しています。

「Dyson Demo表参道」では、そんなヘアケアアイテムを実際に使用しながらそのテクノロジーを体感することもできます。

ドライからカールまでアタッチメントで自在に

前田さん「今日は、ヘアケアアイテムについて、いろいろと教えてください」

ローチェンさん「まず、エアラップの『スムージングドライヤー』という新しいアタッチメントをぜひ試してください。まずこの気流が出る部分を使ってお風呂上りにざっと髪をかわかしてください」

前田さん「ふつうのドライヤーよりも吹き出し口が細長いですが、しっかり乾かせるんでしょうか？」

ローチェンさん「もちろんです。乾かした後に、浮き毛抑制モードにカチっと切り替えて、髪の表面をなでるようにしてみてください」

前田さん「やればやるほど髪がなめらかになりますね」

ローチェンさん「これまではブラシが必要でしたが、エアラップならこれだけでブローができるんです。『コアンダ効果』というもので、風の力で髪が内側に流れて、熱を使わずさらさらになるんです」

前田さん「すごい、これは時短にもなりそうですね」

ローチェンさん「また、巻き髪のアタッチメントは、以前は付け替えが必要でしたが、つけたままアタッチメントの先（クールチップ）を回転させるだけで内巻きと外巻きの切り替えができるようになりました」

前田さん「最近、日本ではミックス巻きが流行っているので、どちらもできるのはいいですね」

ローチェンさん「こちらもコアンダ効果で、勝手に髪が巻き付いて、きれいなカールができます。熱ではなく気流なので、ヤケドもしないですね。また、プレスするわけではなく、風を入れるため、立体感もでるんですよ」

前田さん「熱だと髪へのダメージも気になりますけど、風なら髪の美しさも保てそうですね。使用時のコツはありますか？」

ローチェンさん「髪が少し濡れているくらいの状態で巻くほうがきれいに巻くことができて、長持ちします。なので、夜に髪を洗ったあとに、ざっとヘアドライのアタッチメントで髪を乾かして、巻いてから眠ると、朝のスタイリングが楽になりますよ」

前田さん「それはすごいですね！では、1年の頑張ったご褒美に、ドライヤーも良いけどこちらもおすすめできそうですね」

ローチェンさん「私からすると全部がおすすめなので１つは選べないですね（笑）」

前田さん「でも、いろんなヘアスタイルを楽しみたいという方にはこれはよさそうですね。朝が忙しい人にもぴったりですね」

ローチェンさん「毛先だけ巻くことももちろんできますし、外巻きにもできますよ」

前田さん「私もボブで外巻きにすることも多いのですが、サロンで話を聞くと、外巻にするときに不自然になってしまうという悩みもよくあるそうなんです。これだと自然な外巻にできるのがいいですね」

ローチェンさん「従来のコテを使おうとすると、私もうまく巻けないですね。でも、このエアラップだと、勝手に髪が巻き付くので、簡単なんです。私はあくまで美容師ではなくエンジニアなので、私ができるということは誰でも簡単にできますよ（笑）」

前田さん「アタッチメントにはブラシもあるんですね」

ローチェンさん「これでブローも簡単にできます。一度巻いた髪もこのブラシのアタッチメントを使えばストレートになりますよ」

前田さん「それなら、万一巻き髪を失敗したというときも安心ですね」

ローチェンさん「根元を立ち上げるときにも便利ですよ」

前田さん「私は髪にボリュームが無いのが悩みなのでぜひ使ってみたいです」

ローチェンさん「逆に、ボリュームが多い方用のブラシもあります」

前田さん「アタッチメントを変えて家族みんなで使えますね。こういった商品はどのように生まれるのでしょうか」

ローチェンさん「まず、みなさんのお悩みを解決したいというところから開発がはじまります。エアラップの場合は、熱によるダメージが気になるというお悩み、また髪を乾かしてからブローして、コテで巻いて…と様々なステップを１つにまとめたいというお悩みを解決するために生まれたんです」

前田さん「ユーザーの悩みから開発されるからこそ、かゆいところに手が届くような商品ばかりなんですね」

ライフスタイルやシーンによって使い分けを

前田さん「ヘアアイロンが登場した時には、日本でも大きな話題になりましたね」

ローチェンさん「ヘアアイロンは私がダイソンのエンジニアとして初めて関わった商品になります」

前田さん「素敵です！」

ローチェンさん「これは、フレックスプレートという技術でプレートが柔軟にできているので、髪の形状に合わせてしっかりと髪をはさんで、離さないんです」

前田さん「やってみてもいいですか？たしかに髪が逃げないですね」

ローチェンさん「こちらの模型を見るとわかりやすいかもしれません。一般的なコテは髪がどんどん端からはずれてしまいますが、コラールは、最後までしっかりとはさんだままスタイリングができます」

前田さん「すごい！これは欲しくなりますね。普通のコテだとちょっとずつ髪をはさむ前提になっているので時間がかかるんですよね」

ローチェンさん「プレートに収まる範囲でしたら毛束をしっかりはさめますので、これも時短にもなりますよ。また約25秒であたたかくなりますし、コードレスなのでどこでも使用できます」

前田さん「じゃあ、テレビを見ながらセットできますね。本当にすぐあたたかくなりました。ほどよい重さがあって、それがかえってはさみやすくて良いですね」

ローチェンさん「サイドが丸くなっているので髪を巻くこともできます」

前田さん「いま、はやってる波ウエーブもできそうですね」

ローチェンさん「簡単にできますよ。しっかりはさめるので、根元から毛先まで均一に巻くことができます」

前田さん「これも実際に触れると良さがわかりました。自分で買うならエアラップとどちらがいいか迷いますね…」

ローチェンさん「ヘアアイロンのほうは、乾いた髪でもクセづけができて、カールもしっかりとしています。エアラップはもっとふんわりナチュラルな印象のカールになりますね」

前田さん「そう考えると、ライフスタイルに合わせて選ぶのがよさそうですね。でも、パーティの日はヘアアイロン、とどちらもあると使い分けができてもっといいですよね」

スタイリングしやすく、360度美しい髪へ

前田さん「ずっと欲しいなと思ってはいるんですが、まだ持っていないんですよね」

ローチェンさん「私自身は、夜に髪を洗ったあと、速く乾かすのが重要なのでスーパーソニックを愛用していますね」

前田さん「どのくらいの時間で髪を乾かすことができるんですか」

ローチェンさん「私の場合は10分くらいです」

前田さん「いま改めて持ってみて、この軽さでパワフルな風があるのってやっぱりほかにはないですね」

ローチェンさん「昨年新しいアタッチメントが出たのですが、これも気流で浮き毛を抑えるものです。アタッチメントの着脱はマグネットなので、好きな角度にできます。角度を変えれば後ろの髪の浮き毛も簡単にセットできますよ」

前田さん「ヘアセットするときに、前の方はうまくできても、後ろのほうまできれいに仕上げるのが難しくて。写真を見て、気づくことがよくあるんです。これだと後ろまできれいにできますね！　外ハネも、これだけできれいに仕上げられました」

ローチェンさん「気流を広げるアタッチメントやパーマヘア用のアタッチメントもあるので、これもご家族で使っていただけます」

前田さん「今回、紹介していただいたものはすべて数量限定カラーのビンカブルー／ロゼがあるんですね。華やかで、ホリデーシーズンにぴったりの雰囲気。こういった色はほかのメーカーでは見ない気がします」

ローチェンさん「ボックスにイニシャルが入れられるので、ギフトにもぴったりですよ」

（取材・文／SUMAU編集部　写真／早坂亮太郎）

■編集後記

この連載でDyson Demo 表参道に伺ったのは、実は2度目。前回は掃除機やライトなど、リビングライフに密接したアイテムでしたが今回はスーパーソニックやエアラップといった髪にまつわる美容アイテムにフィーチャーしました。

もともとダイソンのイメージをそのまま「ビューティーライフに欠かせないアイテム」として展開されているイメージではありましたが、いざご説明をいただき使ってみると、その便利さたるや想像のはるか上で驚くばかり。

言わずもがな、ハイスペックかつスタイリッシュ。だけどそれだけではありません。「ここがもっとこうだったらな」「私の髪の悩みにはこういう機能を求めてしまうな」という日々使用する中でのちょっとしたモヤモヤを見事に解決してくれているものばかり。まさにブレイクスルーと表現するにふさわしい工夫がみっちりと詰まっているのです。

毎日使うものだからこそ、こんな風に快適にキレイになれるアイテムだと、日々の生活がより一層楽しくなりそう！

そう思うと、私の物欲は今日もまたむくむくと刺激されるのでした（笑）