モデル、ライターを経て、現在は旅や美容を中心とした暮らしにまつわるコラムやエッセイを寄稿している前田紀至子さん。お父様が大のインテリア好きで、ご自身も自然とインテリアに興味を持つように。この連載では、そんな前田さんとともに、毎回インテリアにまつわるアイテムを探求していきます。

朝の身支度、そして夜のバスタイムまで、ケアアイテムもインテリアと合ったものを選びたいもの。今回は、前田さんも足繁く通う『オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー』で、生活に取り入れたいアイテムをPRの佐澤里江さんに教えていただきました。




200年以上の伝統を守る

自然派コスメブランド

フランス・パリで1803年創業のコスメブランド、オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)。創業から200年以上経ったいまも、伝統を守り、自然素材でつくられた香水、油薬クリームや 化粧水を展開しています。



看板製品として多彩で豊かな香りがそろうフレグランスは、創業者で調香師のジャン=ヴァンサン・ビュリーが“自慢の鼻”と経験を活かして、肌に有用な天然の植物原料を使った香りを開発。時を経て2014年にアートディレクターのラムダン・トゥアミと美容専門家のヴィクトワール・ドゥ・タイヤック夫婦によってリブランディングされました。

また、スキンケア、オーラルケアなどすべての製品は天然素材をベースとし、スキンケアも防腐剤なども使用していない、自然派コスメ。パッケージが美しく、ギフトとにも最適なアイテムがそろいます。




洗面台周りは見るだけで

楽しくなるアイテムを


マルチカラーコーム (上から)¥8,580、¥5,940、¥4,840


前田さん「ビュリーのアイテムが大好きでいろいろ使わせていただいています。このコームもお気に入り。クリアなアセテート素材で、写真よりも実物のほうががかわいいから、絶対にお店で見ていただきたいですね。家では、これがブラシ立てに入っているだけでもテンションがあがります」

佐澤さん「朝のルーティーンにこの虹色が加わるだけで、明るい気持ちになりますよね。職人が手作りしていて、同じ商品でも一つ一つ色の入り方が違うので、自分のお気に入りを探していただきたいです」

前田さん「好きなメッセージが入れられるんですよね。ギフトにもぴったり」

佐澤さん「商品のサイズによって入れられる文字数に制限はありますが、アルファベットで何文字入れても770円です。やはり、お名前やイニシャルを入れる方がほとんどです」

前田さん「『TAKE IT EASY』とか、自分の好きな言葉でもいいですよね」

佐澤さん「そうですね。『HAVE FUN』とか」

前田さん「それいい! 見るたびに楽しい気分になれますね」




デンタルフロスディスペンサー¥35,090


前田さん「洗面台のインテリアのひとつとしてこのフロスがあればいいなあって、憧れています。これだけでクラス感が出ますよね」

佐澤さん「2つボウルがあるような洗面台の真ん中に置くとすごくしっくりきますよ。フロスは250mなので、2人でシェアしていただいても数年は使っていただけると思います」


歯磨き粉 オピ・ダンテールマント-コリアンドル-コンコンブル ¥3,190(写真のキャップは別売り¥1,100)


前田さん「私も洗剤などは化粧箱に入れて日本語のロゴが見えないようにしているんですが、洗面台に日本語が入っているものを置きたくない方もいると思うんです。だから、歯磨き粉もおしゃれなものにしたい。これなら、出しっぱなしで立てておいても素敵ですね」

佐澤さん「歯磨き粉はミント&コリアンダー。青りんご、ジンジャー&オレンジの3種類があります。温泉水の成分が入っていいて、口内炎や口臭予防にもいいんです」




自分の悩みに合わせた

植物オイル選び


サヴォン・スゥペールファン 各¥4,950


佐澤さん「個人的にはビュリーの石けんが世界一だと思っています。香りもいいし、お肌がすべすべになるし、見た目も素敵だし。ただ、伝統的製法で作られているので少し高級なんですよね」

前田さん「良い石鹸ほど早くなくなってしまう気がします。品質がよくて、やわらかいから溶けやすいんでしょうね。もったいないから大切に使いたいですね」


植物オイル¥3,300~(種類により異なる)


前田さん「植物オイルはいくつか並べて持っておいて、肌悩み別に『今日はこれ』なんてできたらすごく贅沢だなって」

佐澤さん「天然の抽出方法にこだわっているのでその時期によって植物の種類は異なりますが、50種ほどのオイルがあります。たくさん並べるのは難しいかもしれませんが、例えばシーズンごととか、あとはたまにニキビができたらこれ、と応急処置的なものを置いておくのはいいかもしれないですね。また1瓶50mlと結構容量があって、種類によっては酸化の早いものもあるので、できれば半年以内に使い切っていただくほうがいいですね」



前田さん「なるほど、そう聞くと1種ずつシーズンごとなどで使うのがよさそうですね。種類が多くて選ぶのに迷いますが、おすすめのオイルはありますか?」

佐澤さん「日本では透明感のあるお肌になりたいという方が多いので、ホワイトリリーのオイルがおすすめですね。洗顔後に数滴取ってつけていただければ肌のトーンが明るくなっていきますよ」



前田さん「名前を聞くだけでも良さそうに感じますね。つけてみるとなめらかで肌あたりがすごくよいですね。では、これから乾燥する秋冬シーズンにおすすめのものを教えてください」

佐澤さん「冬に絶対おすすめしたいのは、シアバターの『ブール・ドゥ・カリテ』ですね。使用しているオイルのうえからこのシアバターをぬっていただくと乾燥が防げるので、オイルの効能はそのまま保湿ができます。また、これだけをひび割れなどに塗っていただいてもいいです」


好きな香りで

眠りの時間をもっと快適に


ランタン・オドリフェラン¥56,100


前田さん「キャンドルを電球の熱であたためるランタン。インテリアとしても素敵で気になります」

佐澤さん「そもそも、ビュリーのフレグランスキャンドルは、天然植物由来の蝋(ろう)を使用しているので、火をつけてもススが出ず安全性が高いんです。それでも火を灯すのに不安を感じられる方もいらっしゃいますよね。」

前田さん「これだと、蝋(ろう)がゆっくり溶けていく仕組みだから、安全に良い香りが楽しめますね」

佐澤さん「そうですね、万一消し忘れても家事にはなりませんが、就寝時には消してくださいね。キャンドルの火のゆらぎには誘眠作用もあるから、それはそれでおすすめなんですが、そこはお好みですね」

前田さん「この大理石のクラシカルな雰囲気がインテリアとしてもデザイン性が高くて、ランプを買うならこれを選ぼう、という方もいそうです」


アラバストル カンパーニュ・ディタリー¥9570


前田さん「香りを楽しむものでいうと、以前見かけたこの『フレグランスストーン』が素敵だと思いました」

佐澤さん「ストーンにエッセンシャルオイルをたらして使用するものですね、ふたを開けている間は香りがするのですが、そこまで広範囲には広がらないので、私はベッドサイドに置いて、寝る前に開けて、起きたら蓋をしめる。そんな感じで眠りのスイッチをいれるようにしているんです。好きな香りを感じながら、心地よく眠ることができます」

前田さん「それ、すごく素敵なエピソードですね。真似したくなります」

(取材・文/SUMAU編集部 写真/早坂亮太郎)


■取材後記

まるで魔法のように真二つに別れている空間。オープンして初めて足を踏み入れた時の高揚感は昨日のことのように新鮮な気持ちで思い出せます。

それからもオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーは常に私にとって新鮮かつ小粋な驚きを与えてくれるので、新しい店舗がオープンするたびにお店に足を運ぶこともまた私の愉しみのひとつ。インテリアや空間を愛する方であれば、きっと強く同意していただけることでしょう(直近でオープンした丸の内店も圧巻!です)。

お馴染みの水性香水やキャンドルをはじめ、歯磨き粉にデンタルフロス、コームにいたるまで。きめ細やかに徹底して宿る美を目の当たりにすると「これはきれいな家に置きたい」「もっと家をきれいにしたい」なんてモチベーションも上がるので、美しい日常を過ごしたい人にもぴったりなのではないでしょうか。

老若男女問わず、美意識が一貫した人には間違いなく「刺さる」であろう、オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー。商品の価格帯も豊富なので、日常の何気ないギフトはもちろんのこと、これから訪れるホリデーのギフトにも最適だと思います。

ぜひ麗しき世界観に酔いしれてみてくださいね。


前田紀至子

インスタグラム:@ki45m

Note:https://note.mu/kishikomaeda


オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー代官山本店

住所:〒150-0021 渋谷区恵比寿西1-25-9

営業時間:11:00~20:00

TEL:03-6712-7694

HP:https://www.buly1803.com/jp/

※価格はすべて税込み・2022年9月現在

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