9月に入り秋の気配を感じられるようになりました。
SUMAUでのお花の連載、第3回目は新しいモデルルームへ。入ってすぐの玄関からここに住みたい!と思わず声が出てしまうような素敵なモデルルーム。
リビングダイニングには大きな窓があり、全体的に抜け感があって広く気持ちの良い空間。
キッチンで料理をしながら、ダイニングテーブルやリビング全体を見渡せるのがとても良い。

そんな空間を意識して、今回のお花はキッチンから生けました。


秋色を意識して、濃いマゼンダピンクやオレンジのお花を選びました。

色味を抑えて秋らしい落ち着いた雰囲気に

花器はシンプルにキッチンの大理石のグレーと合わせてブラックのクリアのものを使いました。沢山色が入るとごちゃごちゃしてくるので色を絞って使うのもポイントです。


お花は秋といえばコスモスを。そして、ふさふさとした赤い穂のペニセタム。小さな花を咲かせその後に粒々の実がはじけて種が飛び出すハゼラン。ハスの実は茶色くなってるものを選びました。

大ぶりのダリアでシンプルかつアクセントに

ダイニングテーブルにはダリアを。何にでも合わせれる円柱のクリアなシンプルな花器に生けました。ダリアは通年、割とよく見かけますが秋には種類が豊富に出回ります。

華やかで存在感のあるダリアは花の正面がよくわかるので、同じ方向に向かって生けるよりも生き生きと咲いているイメージでそれぞれの方向を向いていたり、長さも揃えずに少し奥行きや動きをだしたほうがが素敵にしあがります。
ダリアは水を吸い上げにくく、水が汚れやすい花です。余分な葉は取って水切りをして、水は少なめに。出来れば毎日の水換えがおすすめです。

色を合わせて空間全体に統一感を

続いてソファ周りです。ゆったりとくつろげるスペースのあるソファとサイドテーブ
ルには小さめの花器に数種類のお花を生けました。

キッチンからダイニング、そしてソファへと全体のバランスを意識して色味や幾つか同じ種類のお花も使いました。花器はブラックのクリアのものです。

向かって右の花器、ペニセタム、ハゼラン、エキナセア、ジンジャー。左の花器、コスモス、トルコキキョウ、アストランティア、ユーカリ。
それぞれの主役になっているお花を少し紹介します。
右の花器のオレンジのエキナセア。エキナセアも夏頃から秋にかけて出てくるお花で中心が球状になって周りに花びらが放射線状に広がって何とも言えない可愛さです。
色んな色が出回っているので見つけた際は是非チェックしてみてください。
またエキナセアはハーブとしても有名で耳にすることもありますが、花屋に出ているものと飲食用はまた別になります。
左の花器は濃いマゼンダピンクのコスモスとトルコキキョウ。秋の花でコスモスを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。私もその一人で市場にコスモスを見かけると秋の訪れを感じます。コスモスは以外と水が下がりやすいので、余分な葉を取ってこまめに水換えと切り戻しがおすすめです。
キッチンにもコスモスを生けましたが、ソファ周りはユーカリのグリーンやアストランティアの白いお花で雰囲気を変えました。同じお花でも合わせるものを少し変えると色んな表情が楽しめます。


涼しくなってきてお花も長く楽しめるので、ぜひ皆様も秋の花々を楽しんでみてください。

木野園子 (qui no)
女子美術大学美術学科卒業後、モデルとして活躍。
2016 年から BUENO-F にてフローリストアシスタント。DILIGENCE PARLOURで働く。 撮影や展示会用の装花やウエディングブーケなどの個人オーダーを受けるようになり2020 年に、qui no(キノ)を立ち上げる。フランス語で qui をキと発音することからキノという名前で qui は誰という意味。いろんなシチュエーションに花を。そして贈ることももっと気軽に。誰、木、野原、野花という文字にそれぞれ思いを込めた花屋。
https://www.instagram.com/kinosonoko/
https://www.instagram.com/quinoflowerkinosonoko/

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