モデル、ライターを経て、現在は旅や美容を中心とした暮らしにまつわるコラムやエッセイを寄稿している前田紀至子さん。お父様が大のインテリア好きで、ご自身も自然とインテリアに興味を持つように。この連載では、そんな前田さんとともに、毎回インテリアの世界を探求していきます。


Vol.08で出会ったマットレスを手に入れてから、睡眠の大切さを改めて感じたという前田さん。より充実した睡眠環境を整えるため、ベッドフレームを探しに「NATUZZI ITALIA GALLERY YOKOHAMA」を訪れました。インテリアコーディネーターの石渡歩美さんにNATUZZI ITALIAが大切にしているフィロソフィーや商品の魅力、ベッドフレームの選び方などを伺いました。



南イタリア・プーリアの豊かな自然を感じる

NATUZZI ITALIAのインテリア


前田さん「広い空間に、ソファやテーブル、チェアなどいろいろなインテリアが展示されていて、どれも素敵ですね」


石渡さん「NATUZZI社はもともとソファ作りから始まったメーカーで、現在NATUZZI社には大きな2つのブランドがあり、『NATUZZI ITALIA』は唯一イタリア製のラグジュアリーな上位ブランドとなります。ソファ、ベッド、テーブルといったそれぞれ単体でおすすめするのではなく、シーンを大切にしています。NATUZZI ITALIAではこれを『ハーモニー』と呼んでいますが、理想とする雰囲気や空間作りの参考になるよう、空間コーディネートをして展示しています」


前田さん「この1人掛けのソファは、丸いデザインがかわいいですね。座ってみてもいいですか?」

WAVE(ウェーヴ) ¥385,000 サイズ:W1030×D980×H740×SH400


石渡さん「もちろんです。どうぞ、座ってその座り心地を確かめてみてください」

前田さん「わぁ。すごく納まりがいいですね!広めでゆったりしていて、でも包まれている感じもあって、映画館のエクゼクティブシートに座っているみたい。ここにポップコーンが欲しい…。映画館にこのソファがあれば毎日行きますね」

石渡さん「これはWAVEというシリーズで、美しいアドリア海の波からインスピレーションを得たデザインになっています。ニカ・ズパンクという女性デザイナーがデザインしたもので、シリーズ違いで3人掛けもあります。中身に低反発ウレタンを使用していて座り心地も違うので、ぜひ、こちらも座ってみてください」

前田さん「そう言われると、座る瞬間にちょっと身構えてしまいますね。あぁ、なるほど! 全然座り心地が違いますね。確かに低反発です」

石渡さん「もっちりしていますよね。これはDEEPシリーズといって、やはりアドリア海からインスピレーションを受けたシリーズになります。NATUZZI ITALIAのソファは奥行きが深いものが多いのですが、これは家でくたっとしながらくつろいで座ることができるタイプになります」

DEEP(ディープ) ¥1,072,500 サイズ:W3050×D1310×H710×SH410



前田さん「本当にこれだけ広いと家族で使っても取り合いにならなさそう。実家のソファだと家族全員で取り合いになるけれど、これなら2人でも余裕でゴロゴロできますね。大きなテレビを壁掛けにして、ずっと映画をみていたいです」


石渡さん「実は、そんな映画好きな前田さんにオススメのソファがもう一つあるんです」


前田さん「図らずもそんなソファがあるなんて、ぜひ、紹介してください! オススメの、映画好きのためのソファを」



石渡さん「こちらになります。まずは座ってみていただけますか」


前田さん「このソファも大きくて、すごく座り心地がいいですね」

石渡さん「ありがとうございます。では少し失礼しますね」

IAGO(イアゴ)¥1,838,100 サイズW3080×D1110-1620×H750-990(SH440)


前田さん「えっ!リクライニングするんですね。びっくりしました」


石渡さん「これはIAGOといってシェイクスピア歌劇の『オセロ』から名付けられたソファになります。通常は背の低いソファとしてお使いいただくことができるのですが、ヘッドレストとフットレストがリクライニングするので、よりくつろいでお過ごしいただくことができます。デザインのこだわりでコントロールボタンが隠されていることも特徴なのですが、ソファの脇に手をいれていただくとボタンがあるのが分かると思います」


前田さん「ありました!少しずつ動いてきた!からだにフィットして、もうこれはファーストクラスですね。座ってしまったら1日動けなくなりそうです。ここでゴロゴロしながらソファごと移動したいくらい。革の肌触りがしっとりしていて、座り心地もとてもいいです。すごく気持ちよくて目が開けられない。ブランケットがあれば寝てしまいそうです」

石渡さん「NATUZZI ITALIAは世界に約700拠点あるのですが、トップセールスを記録したプロダクトで、世界中で愛されているソファです」

前田さん「確かにトップセールスを記録したというのも納得の座り心地ですね。もし100㎡の家を購入できたらこのリクライニング機能付きのソファを置きたい。これを置くならリビングは20帖くらい必要だし、スクリーンも置きたくなります」

石渡さん「座り心地はNATUZZI社が一番大切にしていることなので、そう言っていただけてうれしいです。ありがとうございます。プロダクトに使うウレタンを自社で作っていたり、革も自社でなめしていたりするのですが、座り心地に対して自分たちで責任を持って決めていきたいという思いがあるからなんです」


前田さん「ウレタンを自社で作っているのはすごいですね。人が座るのにちょうどいい硬さのものを開発しているということですか?」


石渡さん「そうですね。そういう点もありますが、プロダクトによってデザインが違いますし、座り心地も変わってきます。そのデザインや求める座り心地による微妙な違いを調整できる、というのが大きな特徴ですね」


前田さん「確かに、商品によって違いますよね」


石渡さん「ちなみにNATUZZI社で使用している革は、肉牛の副産物としての革を利用して作られているんですよ」




前田さん「革製品を作るために動物を飼育しているわけではないんですね」


石渡さん「はい、そうなんです。あくまでも革は副産物で、人間が生きていくために食べる肉牛からとれる革を利用しています」


見た目も大事

気分があがる寝室に


前田さん「友人から勧められてNATUZZI ITALIAにベッドフレームがあることを知ったのですが、ベッドフレームまでインテリアとして考えられるのが、言われてみれば新鮮で、興味を持ちました。いいマットレスを購入したので、自分にとって睡眠がすごく大事なものになったんですよね。そうなると、ほかもいろいろ揃えていきたくなって。直接肌に触れるシーツやルームウェアの肌触りはもちろんなんですけど、見た目も“ここで寝たい!”と思える場所で寝たいなって」

石渡さん「睡眠に大きく影響するのはやはりマットレスの要素が強いと思いますが、見た目が満足できるインテリア性の強いフレームを作っているメーカーはすごく少ないですよね」

前田さん「私の家にあるものもそうなのですが、木製でほっこりした感じのものが多い印象です」

石渡さん「日本ではインテリアというよりも道具として捉えられている面が強いからだと思います。それだと、限られた寝室のスペースに収まるよう、いかに小さくコンパクトにしてマットレスを乗せるかということに主眼が置かれてしまいますが、NATUZZI ITALIAはインテリア性を持たせることも大事だと考えています」


PIUMA(ピウマ) ¥861,300 サイズ:W1980×D2430×H940×SH320


前田さん「このベッドフレームは洗練されていて素敵ですね」

石渡さん「こちらは本革で作られていて、大きさもゆとりがあり、フリルの縁取りが施されているものになります。こういうベッドで寝たい、寝室もオシャレにしたい、という方に喜んでいただいていますね」

前田さん「遊びがあるのもいいし、革になるだけでぐっとラグジュアリーになりますね。洗練されたイメージのものが欲しいと思っていたのでぴったりです。私以外にも絶対こういったものを探している人がいると思います」


石渡さん「革はほかの色も選ぶことができます。NATUZZI社の本拠地は南イタリアのプーリア州で、自然豊かで温暖な気候から育まれたナチュラルな色合いがまたホッとしますよね。このベッドフレームは、ベースがスラットベースといってすのこ状になっているのでクッション性と通気性もいいんです。独特な寝心地が味わえますよ」

前田さん「これは大変いいですね。気持ちいいです。やっぱり革っていいかも。ここにテレビがあれば日曜日は半日ここにいられますね。背もたれもしっかりあるし、ソファ感覚で使えそう。あとは私、寝る時によく頭をフレームにぶつけるんです。すごく疲れている時とかにぶつけて『痛っー』ってなるんですけど、これだと柔らかくて安心ですね(笑)。プロジェクターも欲しくなるなぁ。コーヒーを置けるサイドテーブルがあってもよさそうです」

石渡さん「これは脚も浮いていて、スッキリしたデザインというところも人気があります」


前田さん「ついベッドの下に収納することを考えてしまうけれど、これだけ素敵だと置けないですよね。いい寝室にしなきゃって思います」




FENICE(フェニーチェ) ¥928,400  サイズ:W1780×D2310×H950×SH300


石渡さん「こちらはデザイン性もありながら、機能性を重視したベッドフレームになります」


前田さん「コロンとしていていいですね。これだとやっぱり下を収納にしたくなります」


石渡さん「実は、ベッドを持ち上げることができるようになっていて、ベッド下を収納として使うことができるんです」


前田さん「えっ! そうなんですか。すごい。しかも収納スペースが広いから、ここに使わない冬布団とか収納できますね。女性でも簡単に持ち上げられて使いやすそう」



石渡さん「そうですね。こちらはオシャレも楽しみながら、タンス一棹分くらいの容積の収納を確保することができます。また、ベッドメイキングをする際は手前に少し引っ張るだけでとてもやりやすくなるんです」

前田さん「寝心地もすごくいいですね。先ほどのベッドフレームはデザイン性が高くて洗練されていましたが、こちらもこちらで素敵で。どちらにしてもホテルライクな部屋になりそう。フレームが革になるだけでも、クッションを増やしてコーディネートが楽しくなりそうです。海外みたいに足元にベンチを置くのも素敵」

石渡さん「ベッドフレームを選ぶ際は掃除がしやすいか、通気性はいいか、収納があるか、ということがポイントになると思いますが、単純にデザインが気にいるかどうか、自分が目指す空間にできそうか、というのも大事なポイントだと思います」

前田さん「いいベッドフレームもやっぱり大事ですね。いいマットレスを買ったら次はいいベッドフレーム。そして広くて素敵な寝室がほしい!」

■取材後期

マットレスの取材と購入。さらにはSUMAUのオンラインイベントでも眠りに関して学んだことによって、近年私にとって「睡眠」はますます大きなウェイトを占め、「眠り」はとても大切な存在になりつつあります。

そんな中今回訪れたNATUZZI ITALIAでは、これまでにイメージが及んでいなかったようなラグジュアリーかつ洗練されたベッドフレームに出会うことができました。

「このベッドフレームが我が家に来たら、毎日が5つ星ホテルという感じかも」「休日にこのベッドでごろごろしながら、映画を観てまどろめたら最高だな」なんて想像力を掻き立てられるようなイタリア家具らしいクリエイティブな要素もたっぷりのベッドフレームは、「これが似合う家を購入したい!」なんて思ってしまうほどに魅力的。

そしてそれはベッドフレームと併せてご紹介いただいたソファなどにも言えることで、空間の主役にしたくなるデザイン性と考え抜かれた心地よさを兼ね備え、追求しているというのが明らかだからこそ、日々全国から問い合わせがあり高い支持を集めるというのにも納得なのでした。

最近は密かにお家探しも気になっているのですが、NATUZZI ITALIAの家具を見ていると「広くて素敵な家を購入したい!」という気持ちがさらに強まるので、家探しのモチベーションをあげるためにも定期的に訪れたいですね(笑)

前田紀至子

インスタグラム:@ki45m

Note:https://note.mu/kishikomaeda



NATUZZI ITALIA GALLERY YOKOHAMA

1959年にパスカーレ・ナツッジによって創設され、ソファ作りからスタートしたNATUZZI ITALIA。南イタリアのプーリア州の豊かな自然や温暖な気候からインスパイアされた製品は100%イタリア製で、60年間培ってきた職人の技術が活かされている。世界約70都市に展開するグローバルブランドで、その世界観を実際に体感できる、日本最大の正規専門ギャラリー。

住所:神奈川県 横浜市中区新港2-2-1 横浜ワールドポーターズ4F

電話:045-222-2410

時間:10:30〜21:00

定休日:横浜ワールドポーターズに準ずる

HP:https://www.natuzzi-italia.jp

※価格はすべて税込みです(2022年4月現在)



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