モデル、ライターを経て、現在は旅や美容を中心とした暮らしにまつわるコラムやエッセイを寄稿している前田紀至子さん。お父様が大のインテリア好きで、ご自身も自然とインテリアに興味を持つように。この連載では、そんな前田さんとともに、毎回インテリアの世界を探求していきます。

夏のボーナス時期、半年間がんばった自分には、お部屋にいるだけで気分が高まるようなアイテムをプレゼントしたい。そんな思いを叶えるインテリアを探しに、独創的で美しいデザインと高品質のプラスチック素材が特徴の「Kartell」へ訪れました。日本総代理店を務めるトーヨーキッチンスタイルのインテリア事業部部長 殿谷(とのがい)和樹さんに、商品の魅力についてお伺いしながら、案内していただきました。


お部屋にあるだけで気分が高まる

Kartellのアイテム

前田さん「今日は比較的手ごろな価格で、お部屋のアクセントになるようなアイテムを教えていただきたいなと思っています」

殿谷さん「まずおすすめしたいのはコンポニビリですね。Kartellの創業当時からある商品で、ベストセラーになっています」

前田さん「ちょうど昨日インスタで見かけたお友達の部屋の写真にも写り込んでいて、やっぱり人気なんだなと改めて感じました」

殿谷さん「デザインのコンセプトが“どこに置いても似合う家具”なので、SNSで#componibiliと検索していただくと、国内外問わず、たくさんの写真が出てきます。ベッドサイドやサニタリースペース、サイドテーブルにしている方も多いですね。トップ部分にはケータイや読みかけの本などを置いていただけますし、収納スペースがあるので便利にお使いいただけます」

前田さん「確かにベッドサイドに置くのに、ちょうどいい高さですね。いま、恥ずかしながら靴の箱を重ねて、ベッドサイドテーブル代わりにしているんですよ」

殿谷さん「用途が幅広いので、サイドテーブルとして購入していただいて、模様替えの時に移動していただいてもいいと思います」

前田さん「パステルカラーは初めて見ましたが色合いもかわいいですね」

殿谷さん「こちらは、コンポニビリビオという新商品です。環境に配慮した植物性由来の土に還る素材を使用しています。マットな質感が上品なので、様々なインテリアに合いますし、見ているだけで気持ちが明るくなるカラーですよね。また、水洗いができるので、お手入れが簡単です」

前田さん「家にこれがあったら…と想像するだけでも楽しい!」

殿谷さん「Kartellの商品は、インテリアなんですがデザインにファッションの要素もあるので、お部屋に置くと気分があがる、わくわくするアイテムばかりなんです」


気軽に取り入れられる

ライトが充実

Componibili Bio(コンポニビリビオ)¥33,700、BATTERY(バッテリー) ¥30,400~


殿谷さん「いま、バッテリー充電型のランプにもすごく力をいれています。寝室やダイニングテーブルに置いていただくのはもちろん、バルコニーでくつろぎたい、というときも気軽に持ち運びができますよ」

前田さん「一目見て気になっていました! デザイン性の高いライトに、コードが無ければ…と思うことがあるので、すごくいいですね」

殿谷さん「ライトを点けたときの陰影も美しいんです。暗いお部屋ですと、すごく引き立ちますよ」

前田さん「こうするとランプとサイドテーブルがセットで欲しくなります。でも、組み合わせても高額過ぎないですね」

殿谷さん「はい。Kartellは著名なデザイナーが手掛ける商品ばかりですが、身近に感じてほしいという想いから、比較的手に取りやすい価格の商品が多いことも魅力のひとつです」

PLANET(プラネット)フロア¥64,200、ペンダント¥75,100、テーブル¥86,000、スタンド¥130,800


前田さん「ランプでいうとこちらもロマンティックで気になります」

殿谷さん「プラネットのシリーズですね。脚のないフロアタイプは玄関にもおすすめですよ。玄関って家の顔ですよね。家に入った瞬間に、自分自身はもちろん、ゲストの方を感動させることもできます」

前田さん「第一印象で素敵なおうちだな、と思ってもらえますね!」

殿谷さん「一見するとクリスタルガラスのようですが、ポリカーボネートなので安心です。Kartellは相当な年月をかけて、外側だけではなく内側のカット、LEDの光源まで含めて開発をして、この輝きを実現しました」

前田さん「もう欲しいとしか思えない(笑)。ペンダントライトも素敵ですが電気工事が必要になることを考えると、まずはフロアランプで手軽に取り入れたいですね」

殿谷さん「フロアスタンドはタッチだけで、点灯と調光ができるんです。こちらも光の陰影がとっても素敵なので、ライトそのものはもちろん、空間も印象が変わりますよ」

前田さん「買い足すならテーブルウエアもいいですよね」

殿谷さん「器もプラスチック素材です。プラスチックは使っているうちに劣化してしまう、使い捨てのようなイメージもあると思いますが、その点Kartellの商品は丈夫なので長く愛用いただけますよ」

Trullo(トゥルッロ)¥18,300

前田さん「お子さんのいるご家庭だとすごく安心ですよね。きちんと見ますし。テーブルコンテナも色の出方がとっても素敵ですね」

殿谷さん「イタリアの建築を模したシリーズです。フルーツやお菓子を入れていただくのもいいですし、何を入れるか考えるだけでも楽しいですね」

STONE(ストーン)¥35,100~


前田さん「STONEのクリスタルを持っているのですが、色違いでそろえるのもいいですよね」

殿谷さん「サイドテーブルとしてはもちろん、ゲストのスツールにもできますから、2つあってもいいと思います。ちょっとした物置台としても活躍しますよ」

前田さん「私も移動させていろんな場面で使っています。このサイドテーブルもお花の様なデザインがかわいい!」

T-TABLE(ティーテーブル) 各¥37,900


殿谷さん「女性デザイナーのパトリシア・ウルキオラのプロダクトです。レースの様に穴が開いているので書き物は難しいですが(笑)、それ以外では不自由なくお使いいただけます。クリアで空間との合わせやすさもありながら、フォルムがしっかりしているので高級感もあるデザインですね」

前田さん「私の部屋に置くならこれかな…フェミニンなテイストのものが多いので。せっかくなら、ライトと、スツールかサイドテーブルとセットで10万円前後だとうれしいですよね。もし、自分で買うなら、このランタンとテーブルかな」


殿谷さん「ランタンは台に置くだけなので、充電がとてもスマートなんです」

前田さん「色を迷いますね。クリスタルは輝きが素敵だし、スモークグレイの落ち着いた雰囲気もいいですね。アンバーはゴールドっぽくも見えて、夏らしさもあるのがいいな」

LANTERAN(ランタン)¥37,700、T-TABLE(ティーテーブル)各¥37,900、Trullo(トゥルッロ)¥18,300


前田さん「選んだサイドテーブルにライト、そしてテーブルコンテナを足しても10万円に収まりますね。すごく得した気分になるのはなぜだろう…。私も、もし臨時収入があったら絶対に手に入れたい3点です!」



(取材・文/SUMAU編集部 撮影/古本麻由未)

取材後記

今回訪れたのは、南青山に位置するカルテルのショールーム。色彩豊かで心踊るデザインのファニチャーは、梅雨が明けて晴々と弾む気分にぴったり!
カルテルというと多くの方が「モダン」「エッジィ」そして「ポップ」というようなイメージを連想されるかもしれません。

もちろんそれはカルテルを表現するにふさわしい言葉だと思います。しかしながらそれだけでは表現しきれないのがカルテルの魅力。
そう、さらに付け加えるとすれば、実に快適で洗練されていると感じられるアイテムが多彩に取り揃えられているのです。

また、バラエティに富んだ品揃えだからこそ、例えば「自分へのご褒美」や「ボーナス」で購入できるものも多く、実際に撮影現場ではスタッフが各々「これが欲しい!」「私はこれを買いたい!」と盛り上がっていたのが印象的でした。

サイドテーブルやランプ一つを取り入れるだけで、ぐっと空間が華やかになり、住まいの印象が変わると考えると、決して高くないどころか、むしろ私たち世代の暮らしにとって、とても価値があるものだと感じられるのではないでしょうか。

もともと家具が好きな人、そしてこれから少しずつ上質な家具を揃えていきたいと考えている人。カルテルはそのどちらにとっても満足がいくお買いものになるよね、と改めて再確認する取材だったのでした。


前田紀至子

インスタグラム:@ki45m

Note:https://note.mu/kishikomaeda


カルテル東京

1949年にジュリオ・カステッリによって創立され、現在では世界130か国以上に広がるカルテル。一流デザイナーとコラボして生み出されたコレクションはどれもユニークで洗練されたデザインと機能性を兼ね備えている。東京旗艦ショップでは、話題の新作から銘品まで、注目アイテムがフルラインナップで体感できる。


〒107-0062 東京都港区南青山3-15-7 Perch 南青山

営業時間 11:00~19:00

休館日 水曜日(祝日の場合は木曜日)/夏期/年末年始

TEL 03-5411-7511

https://kartell.co.jp/

※価格はすべて税込みです(2021年7月現在)

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