行けば必ず心ときめく物に出会える、誰でも一軒はそんなお店があるもの。この連載

では素敵なライフスタイルを送る方のお気に入りのお店で、生活にプラスしたいモノ・コトを一緒に探します。

前回に引き続き、モデルであり文筆家の小谷実由さんを迎え、小谷さんが度々訪れているという「east side tokyo」でアーティフィシャルフラワー(造花)のブーケをつくりました。

前回記事▶自分だけの香りをみつける調香体験/kako(家香)OSAJI 蔵前店

本物のようなアーティフィシャルフラワーで花をもっと身近に

「east side tokyo」は、アーティフィシャルフラワーとクラフトの文化を発信する拠点として誕生した、感性豊かな空間。店内に一歩足を踏み入れると、色とりどりのアーティフィシャルフラワーが咲き競うように並び、まるで花の森に迷い込んだかのような高揚感に包まれます。

約2,000種にも及ぶアーティフィシャルフラワーやフェイクグリーンがフロアごとにテーマを変えて展開され、どれも本物と見間違うほどの精巧さ。ウェディングアイテムが揃う浅草橋の“花嫁ロード”の終着点としても知られ、連日多くの人でにぎわいます。

ショップコンセプトやディスプレイは、国内外で活躍するフラワースタイリストが監修。時代とともに変化する日本のライフスタイルに寄り添いながら、花をもっと身近に、インテリアとして楽しむ提案を発信しています。

もともと花が大好きだという小谷さん。「猫を飼っているので、お花を飾るのは難しいとあきらめていたんです。それでもやっぱり飾りたいし、造花を買ってみようかなと『east side tokyo』に来てみたら、本物のお花のようにリアルでびっくりしました」

そのとき、はじめて手に取ったのが、このピンクのバラ。今も、お部屋に飾っているそうです。「一輪挿しでもかわいくて、写真に撮ってみても、とても造花には見えないのでとても気に入っています」。

メリルローズ¥704

それ以来、季節や気分によって、お花屋さんへ訪れる感覚で「east side tokyo」へ訪れています。 

いつもは、一輪ずつ購入することが多いという小谷さん。今回は、店長やスタッフの方にアドバイスをいただきながら、秋らしいブーケを作ることに。

アーティフィシャルフラワーだからこそできるアレンジ

店長「まず、秋のブーケと言ってもどなたかにプレゼントするのか、家に飾るのか、どんな器に入れたいか…などをお聞きしたいですね」

小谷さん「今回は自分用で、ダイニングに置きたいなと思っています」

店長「これだけは入れたい、というおアーティフィシャルフラワーがあればそれを中心に、ということもできますよ」

そこで、小谷さんが取り入れたいとセレクトしたのは、野に咲く花のようなかわいらしさのあるスプレーマムでした。

小谷さん「イメージとしてはあまり大きすぎずかわいらしすぎず、大人っぽい雰囲気でまとまりのあるブーケが良いなと思います」

ドライフラワーをミックスすることも可能ですが、愛猫のため今回はアーティフィシャルフラワーのみでアレンジすることに。

ここからフラワーアレンジが得意なスタッフの方に、ポイントを教わりながら、ブーケを提案してもらいました。

スタッフ「選ばれたアーティフィシャルフラワーが黄色や白だったので、これにプラスするならオレンジや赤系のものを入れると一気に秋らしくなりますよ。マスタード色のシキミアや深い赤に見えるチョコレート色のコスモスを取り入れてみましょう」

とみるみるうちにブーケのアレンジが完成。

スモークツリー¥1,249、グラスブランチ¥924、ベニバナ¥495、チョコレートコスモス¥572、ミルデージースプレー¥774、カラードシキミア¥862ほか

小谷さん「手捌きがすごいですね。一瞬にしてこんなふうにブーケができるなんて驚きました! 」

スタッフ「アーティフィシャルフラワーは中にワイヤーが入っていて好きな方向に曲げることができるので、アレンジがとってもしやすいんです」

さらに、枯れないので、お手入れも簡単。ホコリが多少たまったら払うくらいで大丈夫なんだとか。水洗いなどはしないほうがかえって良いそう。経年劣化はありますが、少なくとも2~3年は飾って楽しめるのがアーティフィシャルフラワーの大きな魅力とも教わりました。

小谷さん「十分素敵ですがもう少し明るい感じの色も足した感じも見たいです」

フレッシュベリーピック¥572

それなら…とスタッフが追加したのが、ブルーベリーの青い実。色づいた葉や、実ものなど、生花ではまずできない組み合わせができるのがこのアーティフィシャルフラワーの面白さ。

小谷さん「実ものが入ると一気に秋めいて、かわいらしさも増しますね」

スタッフ「ベースのアーティフィシャルフラワーが一緒でも、合わせる葉っぱを変えるだけでまた違った華やかさになりますよ」

写真左はグリーン系の紅葉を使い、秋の中にも爽やかさを感じられる印象。右はオレンジ系の葉で、より温かみのある雰囲気に。

小谷さん「1本変えるだけで、こんなに雰囲気が変わるんですね!」

スタッフ「ボリュームがあるので、花瓶は高さのあるもののほうがおすすめですね。でもあまり高さを出したくないなら、口の広がりのある花瓶を選んで広がる感じで飾ってもかわいいですよ」

小谷さん「花瓶でもまた印象が変わるんですね。家に飾るイメージがわきました」

小谷さん「いろいろ見せていただいて、どれも素敵でしたが、丸みのあるころんとしたブーケが気に入りました。これを家に飾って楽しみたいと思います」

取材を終えて

いつもは一輪ずつ選ぶことが多かったのですが、今回初めてブーケとして選んでみたら、これまでとはまったく違う楽しさがありました。
組み合わせる葉を変えるだけで印象ががらりと変わることを教えていただき、とても面白かったです。自由に動かせて少し角度を変えるだけでも表情が変わるので、生花とはまた違う魅力を感じました。

季節感や飾る場所まで考えて選んだのも初めてで、新鮮な体験でした。
今回はダイニングに飾るので、テーマは“食欲の秋”。秋らしいあたたかみのある色合いが好きなので、選ぶ時間もとても楽しかったです。色味は大人っぽいトーンで、シルエットは丸みがあってかわいらしい。やわらかい印象で、家になじむブーケができました。長く楽しめそうな気がしています。

スタッフの方に教えていただいたことを参考にしながら、次は自分で組み合わせてみたいなと思っています。

組み合わせの幅も広く、一本ずつ飾ったり、すでに持っているものに加えたりと、いろんな楽しみ方ができそう。買い足すのもまた楽しみです。

小谷実由さん

ファッション誌や企業広告などでモデルとして活躍中。文筆家としてエッセイ寄稿などの執筆活動も行う。著書にエッセイ集『隙間時間』(2022年・ループ舎)、『集めずにはいられない』(2025年8月・ループ舎)。

Instagramでは自身の「好きなもの」を中心に発信。2023年からJ-WAVE original Podcast番組『おみゆの好き蒐集倶楽部』のナビゲーターを務める。

Instagram:@omiyuno

east side tokyo

住所:東京都台東区蔵前1-5-7イーストサイドトーキョー

営業時間:10:00~18:00

定休日:不定休 ※最新の日程はホームページにてご確認ください

HP:https://shimojima.jp/shop/pages/eastsidetokyo.aspx

Instagram:@east side tokyo

※掲載の情報はすべて2025年11月現在のもの。価格はすべて税込。


「SUMAUを見た」とお会計前にお伝えいただくと、お会計金額(税込)より10%OFFにてご対応させていただきます。(2025年12月28日まで)

※一部対象外の商品がございます。
※他の割引(割引カード等)との併用はできません。


読者プレゼント

「east side tokyo」で作ったアーティフィシャルフラワー(造花)のブーケを1名様にプレゼントします。

下記のフォームよりご応募ください。

こちらの募集は締め切りました。たくさんのご応募をいただきありがとうございました。

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