イタリアの夏休み中に、友人を訪ねて港町ポルトフィーノへ訪れました。
美しい絵画の中に迷い込んだかのような色あざやかなこの港町は世界中から一目置かれるラグジュアリーな夏のリゾート地。カラフルな建物が並ぶ入り江には、洗練されたクルーザーやボートがゆるやかに揺れ、レストランではセレブリティが食事をしていたり、なんてこともよくある景色なのだそう。
非日常と地中海ライフが交差するポルトフィーノには、ワインと美食、ビーチライフ、ショッピング、すべての「バカンスの完璧な条件」が揃っています。
イタリアンバカンスのお供。チェックすべきワインはこれ
ポルトフィーノを訪れたなら、まず味わいたいのは地元リグーリアの白ワインです。 柑橘の爽やかさと潮風を思わせるミネラルが魅力のヴェルメンティーノ（Vermentino） やビアンケッタ ジェノヴェーゼ（Bianchetta Genovese）。アペリティーボには メトド クラッシコ（Metodo Classico） のスプマンテが外せません。
ニューヨークタイムスでも紹介されたビッソン（Bisson）ワイナリーの「海底熟成スプマンテ」も見逃せない存在。海に沈められたボトルは貝殻や海藻を自然に纏い、唯一無二のデザインとなります。旅の思い出として手に入れたなら、開ける瞬間さえも芸術的な体験になるはず。
ポルトフィーノの美食リスト
リストランテ タヴェルナ デル マリナイオ（Ristorante Taverna del Marinaio）
港沿いに佇むローカルに愛されるリストランテ タヴェルナ デル マリナイオはポルトフィーノで暮らす友人のお墨付きのレストラン。飾らないおしゃれな雰囲気がまた魅力的です。前菜にシーフードの盛り合わせとイカのフリットをオーダーしましたが、何を食べても満足の味でした。選んだワインはヴェルメンティーノ。美しい港を前にワインがすすみます。
ランゴステリア（Langosteria）
ミラノ、パリ、サン・モリッツにも店舗を構えるレストラン、ランゴステリア（Langosteria）。その評判はずっと聞いていたものの、なかなか行く機会がなく今回ようやく訪れることができました。結果、期待以上！ こうして文章を書きながらも「また必ず行きたい」と思うほど、ロケーション、食事、インテリア、音楽まですべてがパーフェクトなレストランでした。
日中は豪華なビーチクラブでのんびりと過ごし、夜は半テラススタイルのレストランで波の音を聞きながら食事を楽しめるという贅沢さ。特別なひとときを心から堪能できます。
豊富なメニューの中から選んだのは、手長えびのタリオリーニ。リグーリアの日常に寄り添う素朴なパスタとは一線を画す、洗練されたスタイルと、その味わいもまた格別です。
ライトアップされた夜の海を見ながらいただくワインと食事に気分もあがります。ここではぜひ、ドレスアップして挑んでみて。
Langosteria
HP：https://www.langosteria.com/en/langosteria-paraggi
レ カリオン ドルチェ ＆ ガッバーナ（Le Carillon × Dolce & Gabbana）
ドルチェ＆ガッバーナが手がけたインテリアが、緑のロマンティックな空間を演出するLe Carillon。昼はサンベッドで陽光を浴びながらリラックス。レストランでも食事ができ、夕日が沈むと音楽とともに華やかなバーに姿を変えます。ゴージャスな空間でイタリアらしい「昼と夜の二面性」を体感できます。
Le Carillon × Dolce & Gabbana
HP：https://www.lecarillonportofino.it/
憧れのホテルで叶える最高の地中海ステイ
ホテル ベルモンド ポルトフィーノ（Hotel Belmond Portofino）
ポルトフィーノのステイ先としておすすめしたいのが Hotel Belmond Portofino（ベルモンド・ホテル ポルトフィーノ）です。
丘の上から港を一望する Splendido と、海沿いの Splendido Mare。グレイス・ケリーやウィンストン・チャーチル、マリア・カラスにも愛された場所であり、最高に「フォトジェニック」なロケーションは世界中の旅人を惹きつけてやみません。テラスから眺める夕暮れとスプマンテの一杯は旅のハイライトになること間違いなし。
Hotel Belmond Portofino
HP：https://www.belmond.com/it/hotels/europe/italy/portofino/belmond-hotel-splendido
インペリアルパレスホテル(Imperial palace Hotel)
Imperial palace Hotelはイタリアの宝石とも呼ばれるサンタ・マルゲリータの高台に佇む、歴史とラグジュアリーが融合したホテルです。
１９世紀創業から受け継ぐイタリアらしいクラシカルな雰囲気が広がる客室。バルコニーから望むターコイズブルーの海、美しいガーデンやプライベートビーチ、インフィニティプール──すべてが地中海の優雅な空間が広がります。夢に見たイタリアンドリームが叶う瞬間。
Imperial palace Hotel
HP：https://www.imperialepalacehotel
マリーニ あゆみ
Ayumi Marini
福岡生まれイタリア在住２児の母。ワインジャーナリストを目指しトスカーナでソムリエ資格を取得後、ロンドン拠点のWSET level2を取得。イタリア拠点にヨーロッパを中心にワイナリーやワインが美味しく飲める場所をお伝えしています。
ワインのある食卓を彩るジャポニズムなホームウェアブランドLaobi-decor.comを展開中
Instagram: @ayumi_asm
