モデル、ライターを経て、現在は旅や美容を中心とした暮らしにまつわるコラムやエッセイを寄稿している前田紀至子さん。この連載では、そんな前田さんと共に、暮らしを豊かにするモノ、コトに触れていきます。

今回はシンガポールを訪れた前田さんに、旅を通して見つけた素敵なものを綴っていただきました。



今回は、シンガポールを散策しながら暮らしに取り入れたいアイテムをショッピング。『〈好き〉と共に暮らす』という連載名にふさわしい体験を体現してみました。


今回の渡航は私にとって初めてのシンガポール。当初シンガポールのイメージは〈植物や自然が豊かでありながら、日々進化する美しい街〉というざっくりとしたものでした。

ですが、いざ訪れてみるとそれだけでは留まらない数多の魅力に感激!

特に私が感激したのは、治安の良さや清潔さ、そして他者や様々な文化に対して寛容なところ。

思わず「ここで暮らしたい!」と思うほどに惹かれ、大好きな国になりました。


それだけに「暮らし」と紐付けた視点での旅となった今回の滞在。それだけにお買い物の収穫もたくさんです。それぞれのスポットごとにお土産のプレゼントがあるので、ぜひお好みのアイテムを選びながら最後までご覧くださいね。



シンガポール航空のビジネスクラスは「暮らしのヒント」がいっぱい


旅の始まりを彩るのはシンガポールのナショナルフラッグキャリアであるシンガポール航空。

高品質な顧客サービスでも知られているように、シックな内装をはじめ、豊かな暮らしのためのヒントがたくさんありました。





ビジネスクラスでは『ペンハリガン』、ファーストクラスでは『ラリック』のアメニティを採用されていました。自宅での香りやパーソナルケアアイテム選びのインスピレーションが湧きそうなブランドの提供は、単なる移動手段の域を超えて私たちをワクワクさせてくれます。




ティータイムもナルミの食器にシンガポール創業で世界屈指のラグジュアリーティーブランド『ティーダブルジー ティー』の紅茶と、心地良く優雅なひととき。


ひとつひとつのサービスやプレゼンテーションに刺激を受けられるのは、ビジネスクラスだからこそ。経験として価値があるものだと実感せずにはいられません。


そんなシンガポール航空から今回ご提供いただいた「お土産」は、『スワロフスキー』とのコラボレーションアイテムであるワインボトルクーラー。





大小のスワロフスキーがあしらわれたワインクーラーには、さりげなくシンガポール航空のロゴが。

ホームパーティーはもちろん、これからの季節にはリュクスなBBQやピクニックでも活躍してくれそうですね。2名様にプレゼント。



シンガポールに到着して、チャンギ空港内で最初に大きなインパクトをもたらすのはおそらく『バシャコーヒー』ではないでしょうか。




店内はオリエンタルでありながらドラマティック。

思わず写真に収めたくなる「グッドデザイン」な空間とパッケージですが、バシャコーヒー自体は1910年にマラケシュ で設立された歴史もあるブランド。



今回は日本人に一番人気のフレーバードコーヒーだというスウィートメキシココーヒーのドリップバッグ12包入りを1名様にプレゼント。




特別なアラビカ豆と稀少なバニラビーンズのほのかな風味が調和したコーヒー。

マイルドなブレンドで、クリームやミルクを少し加えると一層美味しくなります。使い終わった箱も再利用したくなりますね。




これまで以上に暮らしにグリーンを取り入れたくなる、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ


シンガポール中心部では、まずマリーナ・ベイ・ウォーターフロントに位置するガーデンズ・バイ・ザ・ベイへ。




南極大陸を除くすべての大陸から2,200種、50万本の植物を展示した植物園は見応え抜群。じっくり見ていると半日は余裕で経ってしまいそう。


あらゆる濃淡の緑や花々。

「家の中でどんな風に植物を取り入れようか」と新しい発見やひらめきを与えてくれます。




自然に目がいく色や花の佇まいの共通点から「自分はこういうタイプの花が好きかも?」という気付きも。



ガーデンズ・バイ・ザ・ベイで見つけたのは暮らしを華やがせてくれるマグネットセット。




ガーデン内に落ちている植物をそっと閉じ込めたクリアなマグネットはキッチンをキュートに彩ってくれそうですよね。ラビットとスワン、キャットを3つセットで1名様に。



「多民族国家」としてのアイデンティティを醸成するシンガポールらしい魅力的な街々


建国以来、自らを「中華国家」ではなく、「多民族国家」としての国家アイデンティティを醸成しているシンガポール政府らしく、シンガポールにはカンポン・グラムやチャイナタウン、プラナカン文化の香るカトン地区など、あらゆる魅力的な街々が存在します。


カンポン・グラムでは、オリエンタルな街並みに心奪われながら歩けば、布製品やランプ、香水瓶などまるでアラジンの世界に迷い込んだようなカフェや雑貨がいっぱい。





布屋さんによってはドレスをオーダーすることも可能なようで、次回訪れた際は必ずオーダーしたい!と野望が一つ増えました。



カンポン・グラムでは2点ショッピング。

一つめは夜空に浮かぶ月と星が印象的なクッションカバーを。




ペルシア絨毯屋さんで購入しただけに、織もしっかりしていて存在感抜群。ベッドルームやソファまわりにプラスすると、ぐっと雰囲気が出そう。



もう一つはハンドメイドで作られたエジプト製のガラス細工香水瓶。




美しいものや香水好きなら誰もが一度は憧れたことがあるであろう、ガラス製の香水瓶。実は蒸発しやすいので、本当は香油を入れるのがおすすめなのだとか。


洗面台や化粧台に飾るだけでもうっとりしますよね。クッションカバーと香水瓶をそれぞれ1名様に。




シンガポールのチャイナタウンではヒストリカル&モダンな空気感を一挙に楽しめるのが新鮮。


鮮やかでありながらオーセンティックな色彩にうっとりしたかと思えば、突如現れるチルなムードのカフェ。




それぞれがバランス良く入り混じる軽やかな感覚は、きっと家づくりの参考にしたくなるはず。



チャイナタウンでは茶杯や小鉢として使える器と、花の細工が美しい木製の小物入れを購入。






細やかな模様や細工の美しさは、日常の中に小さな恍惚をもたらしてくれるはず。それぞれ1名様に。



マリーナ湾から東に約5キロ弱。プラナカン文化が息づくカトン地区は、シンガポールの中でもノスタルジックなムードが色濃く漂う、一度は訪れてみたいエリア。




プラナカンとは、15世紀後半からシンガポールにやってきた、中国系移民の子孫のことです。かつて多くのプラナカンが生活していたエリアは独自の文化が色濃く残っており、伝統的な家屋は色や柄を含めて住人によって受け継がれているのだとか。




プラナカン文化を反映したタイルはコースターとして人気のお土産に。



今回はプラナカンモチーフが印象的な陶器の箸置きを購入しました。




グリーンやパープル、ピンクの使い方が印象的なプラナカンの箸置き。

中華料理やアジアンフードを食べる際に使うことでぐっとスタイリッシュな食卓になりそうですね。

4個セットで1名様に。



今知っておきたい!ニューオープンのショコラティエは必ず訪れて


植民地時代にイギリス軍の軍用地だったデンプシー・ヒル。10年ほど前から再開発が進み、今ではカフェやレストラン、雑貨店などが集まるヒップなスポットに。


その中で一際目を引くのは、2023年にオープンしたばかりだというショコラトリー『ミスター バケット ショコラトリー』。


カフェやショップも併設されたチョコレート工場ではクリエーションコーナーで自分好みのチョコレートトッピングを楽しめるエクスペリエンスも!




カカオ濃度ごとに味の違いを紐解くプレートは何ともフォトジェニック。トレーの使い方や並べ方も参考になります。




タブレットもペッパーやアールグレイといった好奇心をくすぐるセンス溢れたフレイバー揃い。

洗練された店内や商品など、まさに「今」のシンガポールが反映された場所はぜひとも訪れたいところ。



こちらで購入したのは72%カカオのドリンキングチョコレート。スモーキー&ナッティーなフレイバーのドリンキングチョコレートはホットでもアイスでもおいしくいただけます。




バシャコーヒーよろしく、小物入れに使いたくなるような気の利いたパッケージ。1名様に。



シンガポールらしい優美な一面に酔いしれて


シンガポールらしい大きなスケールと優美さが共存する場所と言えば、『ナショナル・オーキッド・ガーデン』もその一つ。


3haもの広大な敷地を誇る世界最大規模のガーデン。1000種類を越える原種と2000種以上の交配種からなる約6万株の蘭の花々との邂逅は、心ときめかずにはいられません。





著名人の名を冠した蘭も多く存在するだけに、「自分らしい蘭を選ぶとしたらどれ?」と一つ一つチェックして探し出すのも楽しいですよ。



オーキッドガーデンではナショナル・オーキッド・ガーデン内の蘭が麗しく描かれたイラストカード集を購入しました。


前回伊東屋で学び得た知見をもとに額装して壁などに飾ってみるのはいかがでしょうか?





1名様にプレゼント。



そして、シンガポールらしい優美な場所と言えば忘れてはならないのが「ラッフルズ・ホテル」です。


その完成された世界観は唯一無二の魅力。インテリア好きなら一歩足を踏み入れた瞬間から大好きな場所になること請け合い。




2年にも渡る大改装を経て2019年にリニューアルされたばかりなのでぜひとも一泊は宿泊したいものです。


ですが、たとえ宿泊せずともロング・バーやシア・ストリート側の正面入口のラッフルズブティックは必ず訪れておきたいところ。



今回はロング・バーが発祥の地としてよく知られるシンガポール・スリングが描かれた小粋なティータオルを購入。




クラシックとモダンが同居し、チャーミングな魅力がいかにもラッフルズ・ホテルらしいティータオル。食卓でもアクティビティでも使えそうです。1名様に。



いかがでしたか?

旅先で暮らしにまつわるアイテム探して購入すると、現地での楽しさや興味は倍増し、デスティネーションと自宅の両方に愛着が持てる上に、使うたびに「また行きたいな」と思いを募らせられる。

そんな1粒で何度もおいしい楽しみ方だと私は考えています。


今回は私が旅先で選び、購入したアイテムたちではありますが、これらを見てシンガポールに興味を持っていただけたり、「自分でも行ってみたい!」と思っていただければ、それほど嬉しいことはありません。


ぜひ気になるアイテムを選んでご応募くださいね。

あなたの次なる旅にインスピレーションを刺激できますように。



文・前田紀至子


記事でご紹介した前田紀至子さんセレクトのお土産を抽選でプレゼントします。
ご希望の方は以下のフォームよりご応募ください。

※プレゼントの応募は締め切りました。たくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。

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