モデル、ライターを経て、現在は旅や美容を中心とした暮らしにまつわるコラムやエッセイを寄稿している前田紀至子さん。お父様が大のインテリア好きで、ご自身も自然とインテリアに興味を持つように。そんな前田さんとともにこれまで、インテリアショップでお気に入りを見つけてきました。

今回は、日用的な家電にイノベーションを起こしつづけているダイソンの直営店「Dyson Demo 表参道」へ。ダイソンのコードレスクリーナーを愛用しているという前田さん。インテリアとしても部屋に違和感なく置いておけるデザインがお気に入りで、ほかの製品の魅力ももっと知りたい、とお店を訪れました。


深く知るほど魅力を実感する

ダイソン製品のおすすめ5選

世界初の旗艦店として2015年に誕生した「Dyson Demo表参道」が、今年6月22日にリニューアルオープン。最新コンセプトで設計された店内には、製品を実際に見て、触れて、体験する仕掛けが豊富に設けられています。フローリングや畳の床が設置され、ダイソンを代表する商品であるコードレスクリーナーの吸引力を試すことができます。また、女性が特に気になるヘアケア製品を使用できるドレッサーも完備。掃除機は好きなカラーのパイプへの交換、ヘアケア製品は収納ボックスにイニシャルの箔押しサービスなど、製品を自分好みにカスタマイズできるサービスも充実しています。

ダイソンの製品は掃除機、ドライヤー、空気清浄機など、毎日使うものばかり。そのすべてが、研究されテクノロジーによる革新的な機能とデザインを持ち合わせています。

数々の魅力あふれる製品を実際に操作しながらダイソン アソシエイトコミュニケーションズマネージャー木村和広さんにお話を伺い、5点をウイッシュリストとしてピックアップしました。


■Dyson Digital Slim/オープン価格

日本人の掃除に対する意識や慣習などについて研究を重ね、より日本の住環境に合わせて開発された一台。従来製品より25%軽量化し、質量1.9kgという軽さでパワフルな吸引力はそのまま。付属ツールに付け替えて、ハンディクリーナーや布団クリーナーとして、布団やソファ、車内の掃除など様々な場所の掃除にも対応できる。

写真はDyson V11のデモンストレーションの様子

前田さん「私が使っている旧モデルと比べると、軽さが全く違います。ちょっとしたバッグより軽いんじゃないでしょうか(笑)。これなら片手で操作もできますし特に、カーブがしやすいですね。ダイソンのコードレスクリーナーを使用していて感じるのは、説明書を見なくても使い方がわかりやすいところと、お手入れのしやすさ。特に、フィルターを洗うのが大好きで! 汚れている個所に模様が出て、洗った箇所がわかるようになっているので、最後まで洗うとすっきりした気分になるんです」

木村さん「それはうれしいですね。この製品も液晶モニターがついていて、フィルター交換のときや異物が詰まった場合など、液晶を確認すれば対応方法が動画でわかりやすく表示されます。お手入れについてもフィルターはもちろんですが、ゴミがあつまるクリアビンや隙間ノズルまで水洗いできるので衛生的ですよ」

前田さん「もう掃除機の域を超えていますね! 機能とあまり関係ない部分ですが、電源を切ったあとの“ひゅうん”という音も、なんだかひと息ついているような気がして好きです(笑)


■Dyson Lightcycle Morph/オープン価格

朝の柔らかい日差しから昼の明るい光・・と現地の時間の太陽の光をそのまま再現するライト。ほかにも自分好みに設定を変えることができるので、作業内容や気分、時間帯に合わせてLEDの明るさと色温度を調節可能。LED照明部分、折り畳みのアーム部分、支柱の3点は、それぞれ独立して360°回転するため角度も自在に変化させられる。

木村さん「特にいまは、テレワークで家にいる時間が増えている方が多いので、ライトの需要が高まっていますね」

前田さん「うちは日当たりがよくないので、デイライトがほしいなと思って探していたんです。これは原稿を書くときは手元を明るく照らせて、夕方からは落ち着いた光にして…と調整できるんですね。以前、ほかのデイライトの商品を見たときに、昼間はいいけど夜は落ち着かないんじゃないかと気になって。これなら自然の明るさに近くて生活リズムも整いそうですね」

木村さん「Dyson Linkアプリに接続すると、カレンダーの機能があるのも便利ですよ。私の場合は、平日の朝、起きる少し前の時間に明るくなるように目覚まし用のライトとしてセットしています。土日は暗いままでゆっくり眠って…ということもできるんです」

前田さん「スポットライトにもできて、間接照明にもなって…1台でいろんな使い方ができそうですね」

木村さん「しかも、人工衛星でよく使用される技術で、真空の銅管内を気化した水が循環することで、熱を逃がしているので、LEDが劣化しにくいんです。光の質を60年保ってくれますよ」

前田さん「それなら、結婚のタイミングで買ったとしたら、夫婦で一生使い続けられますね。長く使えるものは、価格を考えるとそれ以上の価値を感じられますね」


■Dyson Pure Humidify+Cool/オープン価格

冬は加湿器、夏は扇風機として、また年間を通して気になるにおいやPM0.1レベルの微粒子まで捕らえる空気清浄機として、1台で3役の機能を搭載。 ダイソンの微生物学者とエンジニアのチームが開発したUVライトでタンク内の水の細菌を瞬時に除去し、細菌の増殖を抑える銀繊維を編み込んだ抗菌加湿フィルターを採用。さらに、タンク内で加湿フィルターを洗浄できる機能を搭載で面倒な加湿のお手入れもボタンひとつ。

前田さん「見た目がロボットのようで愛らしいですね! こういった商品は何よりお手入れが気になります」

木村さん「まず空気清浄のフィルターは毎日12時間使用した場合、1年で交換になります」

前田さん「やっぱりそれが今のスタンダードなんですね」

木村さん「はい。ただ、ほとんどの製品の加湿用のフィルターのお手入れは、月に一度お手入れが必要と言われているのですがですが、こちらの場合はタンクの中に加湿フィルターをセットし、水とクエン酸を入れてボタンを押せば、あとは自動で洗浄してくれます」

前田さん「これを考えた人、天才なのでは…。しかも、季節に関係なく置いておける機能とおしゃれなデザインがいいですね。日頃もお手入れもそうですが、季節ごとに片づけるのもまた大変ですから。保湿は美容にも大切ですし、空気清浄機能はいま皆さん気になるところですよね。私はハウスダストもそうですし、一年中何かしらのアレルギーの症状があるんです」

木村さん「私自身もアレルギー性鼻炎で、ダイソン製品を愛用していたことが入社したきっかけなんです。いまは、住居の気密性が高いために、空気が滞りやすく、部屋の空気のほうが外の空気より汚れていることが多いそうです。この製品は、部屋全体の空気を循環して、空気をきれいにしてくれるので、こういった製品で少しでも手助けができるとうれしいですね」


■Dyson Airwrap™スタイラー/オープン価格

風の力で髪を自動的に巻きつけ、簡単にスタイリングができる進化系のヘアスタイラー。アタッチメントのブラシを使えば、ブラッシングする方向に風が流れるよう設計されているためサロンで仕上げたようなブローも簡単。風温が150度を超えないよう制御することで、過度な熱ダメージを防ぐ。濡れた髪の水素結合が切れている状態を利用し、髪を乾かしながらスタイリングするので、時短にも一役買ってくれそう。

木村さん「過度な熱は髪にダメージを与えるため風を利用できないかと考え、弊社の掃除機のモーターの仕組みを応用したのがこの製品です。掃除機というと吸い込んでいると思いがちですが、このエアラップでは風が物体に沿って流れるコアンダ効果という性質を利用しているんですよ」

前田さん「ほかの製品の技術をいかしているところが面白いです。そういった技術がそれぞれの製品に詰まっているんですね」

木村さん「さらに喜ばれるポイントとして『Dyson Demo 表参道』ヘアケア製品を購入いただくと、専用のケースに無料でイニシャルの箔押しができます」

前田さん「これはどれも素敵で何色にしようか迷いますね。新居祝いや結婚祝いなんかの特別なプレゼントにしたいです。『ダイソン製品』というだけで、絶対に喜んでもらえますし、イニシャル入りなんてなおさら大切に使ってもらえそう!」


■Dyson Supersonic Ionic ドライヤー/オープン価格

中心が空洞になった不思議なデザインのドライヤーは、羽根のない扇風機と同じ「Air Multiplier™テクノロジー」によって、取り込んだ空気を3倍に増幅。風の温度は毎秒20回測定され温度を常に調整し、熱による髪のダメージから守る。また、マイナスイオンを放出し、これからの季節に気になる静電気をおさえ、髪の広がりを防いでくれる。

木村さん「こちらも過度な熱による髪の乾かしすぎから守る設計になっていますし、温度も4段階で調整ができます。風が強いというイメージがあると思いますが、ぜひ風の出方を体感してみてください」

前田さん「ムラがなく安定した風が出続けていますね。私がいつも使っているドライヤーの風にムラがあったということに、いま気づきました。あと持ち手部分が重くて、持ちやすいです! 普段のドライヤーはヘッド部分が重いのが嫌で、少しでも軽くしたくて先端のノズルを外しているんですよ」

木村さん「そのためにモーターを持ち手の部分にいれて持ちやすくなっているんです。マグネットで着脱できるアタッチメントの種類も現在は4種類あり、風量を上げて風温を20℃下げるものや、均一に分散した風でカールやパーマヘアをブローするものもあります」

前田さん「私は毛量が少ないので、普段から下から風をあてて、ふわっと立ち上がるようにしているんですよ。買ったらきっと、このアタッチメントをつけっぱなしにして使います。まずデザインに目が行きますが触ってみると使い勝手の良さがよくわかりました」

木村さん「ほかの商品を含めてデザインを評価いただくことが多いのですが、実は弊社にはデザイナーがいません。代わりにデザインエンジニアがいるんです。まず、正しくテクノロジーを通じて動作することを考えて設計した結果、こういった形状になっているんです」

(取材・文/SUMAU編集部 撮影/古本麻由未)

―取材後期―

好評のウィッシュリストシリーズ。今回は、私に取ってステディであると同時に、発売されるたび驚きや憧れも与えてくれるダイソンのショールームに伺いました。

実はこちらのショールーム、直販も兼ねているから製品に触れて特徴を知るばかりでなく、お買い物もできてしまうのです。なので、もう大変!お話を聞けば聞くほど、どれもこれも欲しくなって、優先順位を付けるのになかなか苦労したのでした(笑)

実際にそれぞれのアイテムに関するお話を伺った中で、個人的にぐっと来たのは、ダイソンのアイテムはインダストリアル的な面からデザインが構築されているということ。
それゆえにダイソンのアイテムは洗練されていておしゃれであると同時に、合理的でどんな生活や暮らしにもきちんと馴染むのねと納得するばかり。住んでいる場所やスタイル、嗜好を超えて、様々な人々から支持されるダイソンの魅力は、ますます私たちの日々に馴染みつつ、幅広く定着していくような気がしています。私もすっかりドライヤーや照明などを買い揃えたくなったのでした。



前田紀至子

インスタグラム:@ki45m

Note:https://note.mu/kishikomaeda


Dyson Demo 表参道

住所:東京都港区北青山3-11-7 Ao 1階

営業時間:11:00~20:00

定休日:なし(Aoの休業日に準ずる)

HP:https://www.dyson.co.jp/dyson-store.aspx

※情報はすべて2020年9月現在のものです

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