涼やかな空気や土地の香りを味わう時間は、夏の暑さを忘れさせてくれます。夏の光が満ちる季節、旅先でしか出会えない景色を探しに出かけてみませんか。

今回は、ホテルジャーナリストせきねきょうこさんの連載「一生に一度は泊まりたいホテル」から、編集部が選りすぐった夏におすすめのホテルをご紹介します。

AZUMA FARM Koiwai ~盛岡/岩手~

歴史物語を秘めた小岩井農場に
選ばれしリゾートの開業

「小岩井農場」の風景。「Azuma Farm Koiwai」があるのはこの敷地内の中央部、写真では広すぎて特定が難しいが、広さは(東京ドーム約640個分に相当)約3,000ヘクタール、約900万坪。名前の「小岩井」は、三菱を支え日本鉄道会社副社長であった小野義眞、三菱の創業者、岩崎彌太郎の長男、三菱社社長である岩崎久彌、明治政府の鉄道庁(当時は鉄道局)長官、井上勝という錚々たる創業者の人物名から頭文字をとった。

ハレクラニ沖縄 ~恩納村/沖縄~

名門ホテルの舞台は‘沖縄最後の美しい場所’
豊かな自然とラグジュアリーな滞在を満喫

世界中のハワイ愛好家が憧れるハワイきっての老舗名門ホテル「ハレクラニ」。そのホテルが2019年7月26日、話題と共に沖縄に誕生しました。ラグジュアリーリゾートとして、天国の名にもっともふさわしいホテルとして知られた憧れのリゾートホテルです。そしてこの名門ホテルの初の海外進出となったのが、ここ恩納村の美しい自然の残されたクリフの上でした。恩納村の原始の海に抱かれ、朝焼けから夕陽に染まる1日の終わりまで、コーラルブルーの海と共に時を過ごせる贅沢な造りに、訪れる人々の感嘆の声がロビーに舞っています。

ブルガリ リゾート バリ~インドネシア・バリ島~

バリ島の大自然に抱かれ

ひっそりと佇む最高級リゾート

インド洋を望む断崖絶壁に佇むブルガリ リゾート バリのメインプール

Bvlgari’(今後「ブルガリ」と表記)は、2004年、ホテルとしては初となったミラノでの「ブルガリ ホテル ミラノ」がオープンして以来、世界の注目を集める場所に、ラグジュアリー・グループ「ブルガリ ホテル」として数々のホテルやリゾートをオープンしてきました。現在は、世界中の9か所の都市やリゾート地で独自の魅力を放っています。

THE SHINMONZEN ~京都~

南仏の美意識に京都の伝統を鏤め
小さなホテルが放つエレガンス

ホテル「The Shinmonzen」は、京都祇園を流れる清らかな白川に沿い、しっとりと佇む瀟洒なブティックホテル。ここは「祇園新橋伝統的建造物群保存地区」でもあり、ホテル周辺は昔ながらの建築様式が厳重に守られ、京都に於いても貴重な一画なのです。今でこそ、このホテルは京都随一の古美術商が立ち並ぶ町の一角で、伝統的な家並にすっかり溶け込み人気を集めていますが、開業は10年以上もかけた大変なプロジェクトだったといいます。建物の表には敢えてホテル名を示す看板も出さず、白川沿いの目立つ場所にありながら黒っぽい建物は多くを語っていません。まるで隠れ家のような雰囲気を保つ不思議な魅力を讃えているのです。  

ATAMI せかいえ ~熱海伊豆山/静岡県~

‘神湯’と伝わる熱海伊豆山温泉の森で
ウェルネス志向の極上リゾートに憩う

相模湾を望む「ATAMI せかいえ」のメインエントランス

東京から新幹線こだまに乗車すると、熱海駅まではわずか40分~50分。都心に近いとは思えないほどの大自然と、太平洋の大海原に向かい合う老舗温泉リゾート地‘熱海’に到着します。瀟洒なリゾートとして、自分の隠れ家のように利用される熱海伊豆山温泉を備えた「ATAMI せかいえ」へは、熱海駅から車で急坂を上り、10分ほどで到着します。熱海と湯河原の間に位置し、美しい相模湾に面した小高い山の合間に広がる老舗の温泉地です。かつて修験道の霊場として栄えていた伊豆山神社も「ATAMI せかいえ」の近くに鎮座する、ロケーションの素晴らしさは感動的です。

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