あけましておめでとうございます。2025年初の連載レシピ。今年も皆様に美味しくヘルシーなメニューを届けてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。
昨年は暖かい日が多く油断していましたが、やっぱり冬は寒い…!そんな冷えが気になる季節にご紹介させていただく新年初メニューは、生姜を使ったスープカレー。
カレーは季節を問わず美味しいですが、冬らしくスープ仕立て&生姜をたっぷり加えて煮込んでいきます。
東洋医学の世界では、生薬として使われてきた生姜。
- 血流を良くして体を温める
- 胃腸の働きを高める(消化吸収を良くする)
- 痛みや炎症を抑える
- 抗ウィルス作用で風邪予防
- 免疫力アップ
などなど、体にとって嬉しい効能がたくさん含まれています。
この季節は「冷え」にお悩みの女性も多いのではないでしょうか。
生の生姜に含まれるジンゲロールはフィトケミカルの一種であり辛味成分ですが、これは加熱するとショウガオールへ変化し、体を温める作用がアップします。
逆に、生のままだと体の熱を下げてしまうので冷えが気になる人は加熱がマスト。
1日10gくらいまでを目安にいただくのがおすすめです。冷えが気になるからと食べすぎてしまうと、胃腸が弱い人には刺激が強すぎる場合があります。何事も適度にしましょう。
余談ですが撮影中、スープカレーはあまり食べたことがないというスタッフが多くいました。皆さんはいかがでしょう? 体がぽかぽか温まるのでぜひ、この冬に作ってみてくださいね。
ジンジャースープカレー

<材料>(2〜3人分)
- 生姜…20g
- 玉ねぎ…小1/2個
- にんじん…1/2本
- ピーマン…2個
- じゃがいも…中1個
- 鶏もも肉…200g
- サラダ油…大さじ1〜2
- ニンニクみじん切り…小さじ2
- クミンシード…小さじ1〜2(あれば)
- トマト缶…100g
- 水…400ml
- コンソメ顆粒…小さじ1
- カレールウ(中辛)…1かけ
- 醤油…小さじ1
- 砂糖…小さじ1
<作り方>
1、生姜はみじん切り、玉ねぎは繊維を断つようにスライス、にんじんは細長く乱切りに。
ピーマンは1/4に切っておく。また、じゃがいもと鶏もも肉は一口大に切る。

2、フライパンに油を敷き、にんにくとクミンシード、生姜を炒めて香りを出す。
香りが出たら玉ねぎが透き通るまで炒める。

鶏肉の両面とピーマンの皮側に焼き色をつけ、ピーマンは焼き色がついたら一度取り出す。

3、にんじん、水、トマト缶、コンソメを加えて一度沸騰させたらアクを取る。

じゃがいもを加え、蓋をして10〜13分程度煮込む。
火を止めたらピーマンを再度加え、仕上げにルウと醤油・砂糖で味を整える。

〜調理ポイント〜
- じゃがいもは煮崩れないよう少し大きめにカットしましょう! 煮崩れが気になる方は、煮込まずレンジでチンして仕上げにトッピングしてもOK。
また、ピーマンもある程度火が通ったら取り出してOKです。緑の鮮やかさが残る程度で火を通しましょう。 - お好みでゆで卵を飾るとより華やかになります。


プロフィール
美容料理家/ERICHE代表 松野エリカ
10代の頃、食べないダイエットの経験から食事の大切さを痛感し、大学・専門学校にて栄養学を専攻。将来料理教室で独立を決意。
20代は飲食店に勤務するほか、ドバイで自身のスイーツブランドをプロデュース。
また、10年間悩み続けた生理痛を食事で改善するほか、悩んでいた数々の不調を食事で改善させることに成功。その大切さを伝えるべく、2017年東京南青山にて、食べてキレイを叶えるお料理・グルテンフリースイーツ教室をスタート。今日に至るまで受講生は3500名を超える。
◆Blog : https://ameblo.jp/erica-cook/
◆Instagram : https://www.instagram.com/erica_beauty_cook/