暖かくなり、春らしい日差しを感じる日も増えてきましたね。
気持ちも軽やかになるこの時期、本来なら親しい友人や大切な家族と外に出かけてお花見やピクニックをしたいところ…それが難しい今年はちょっとしたお弁当を持って近所の公園へ出かけたり、おうちの中でピクニック気分を味わったりするのはいかがでしょうか?
今回は、春野菜の新玉ねぎを使った「新玉ねぎのレモンマリネ」と、ボックスに詰めてお出かけに持っていけるアレンジレシピ2品をご紹介します。
ピクニックをイメージしたテーブルコーディネートで軽やかな雰囲気を演出し、春気分を楽しみましょう!
爽やか『新玉ねぎのレモンマリネ』
3~5月に出回る新玉ねぎとは、玉ねぎを収穫してすぐに出荷されたもの。
通常、玉ねぎは日持ちを良くするために収穫してから1か月くらい風に当てて乾燥させますが、新玉ねぎは乾燥させずにすぐに出荷しています。そのため皮が薄く、実の水分が多いためみずみずしくて、辛みが少ないのが特徴。血液をサラサラにする成分を効率よく吸収するためには、水にさらさず生食が一番だと言われています。
新玉ねぎは普通の玉ねぎと異なり日持ちしないので、買ってきたらすぐにマリネにするのがオススメ!
たくさん作っておけば、お刺身とあえてカルパッチョにしたり、サラダのドレッシング代わりに使ったりと様々な料理に活用できます。
新玉ねぎのレモンマリネ
〈材料〉
・新玉ねぎ 1個
・酢 大さじ1
・レモン汁 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・塩 小さじ1
・はちみつ 小さじ1(なければ砂糖で代用)
・オリーブオイル 大さじ1
・ローリエ(あれば) 1枚
〈保存〉
冷蔵庫で1週間ほど
〈作り方〉
①新玉ねぎの薄皮をむき、半分に切り薄くスライスする。
②調味料を全て混ぜ合わせる。
③タッパーやジップロックにスライスした新玉ねぎとローリエを入れ、調味料を回しかける。(調味料が少ないように感じますが、新玉ねぎから水分が出るので大丈夫です)
④冷蔵庫で3時間以上寝かせてから使う。
アレンジレシピ『新ジャガとそら豆のブルーチーズポテサラ』
〈材料〉
・新ジャガイモ 2個(約250g)
・そら豆 10粒程(茹でて薄皮をむいたもの)
・ベーコン 35g
・ブルーチーズ 20g
・新玉ねぎのレモンマリネ 30g
・マヨネーズ 大さじ1
・塩 少々
・ピンクペッパー 少々(なければブラックペッパーで代用)
・飾り用 チコリ6枚
〈 作り方〉
①新ジャガイモの皮をむき、一口大に切る。
②鍋に水と新ジャガイモを入れ火にかけ、竹串がすっと刺さるまで茹でる。
③茹で上がったら、お湯を捨て、再び火にかけ水分を飛ばし粉ふき状にする。(ポテトサラダが水っぽくなるのを防ぐため)
④水分が飛んだら、ジャガイモを粗くつぶす。
⑤そら豆は茹でて、薄皮をむいておく。
⑥ベーコンは細かく刻み、油を使わずフライパンで軽く炒める。
⑦ブルーチーズは1cm角に切る。
⑧新玉ねぎのマリネはざるにあげ水分を良く切る。
⑨つぶしたジャガイモに、そら豆、ベーコン、ブルーチーズ、新玉ねぎのマリネ、マヨネーズ、塩を入れて混ぜ合わせる。
⑩チコリの上に乗せて、ピンクペッパーを飾る。
ワインにも合う、大人なポテトサラダです。温かいまま食べても美味しいです!
ブルーチーズはお好みでくせの強さを選んでください。
お子様やブルーチーズが苦手な方は、クリームチーズに変えてもOK。
アレンジレシピ『春野菜のサンドウィッチ2種』
【菜の花とパストラミビーフのサンドウィッチ】
〈材料〉2個分
・食パン(8枚切り) 2枚
・レタス 2枚
・パストラミビーフ 40g(なければベーコンで代用)
・菜の花 5本
・新玉ねぎのレモンマリネ 35g
・粒マスタード 小さじ1/2
・マヨネーズ 小さじ2
【うどとスモークサーモンのサンドウィッチ】
〈材料〉2個分
・食パン(8枚切り) 2枚
・レタス 2枚
・スモークサーモン 4枚(約40g)
・新玉ねぎのレモンマリネ 35g
・うど 10cm程
・マヨネーズ 小さじ1
・クリームチーズ 15g
〈作り方〉
【菜の花とパストラミビーフ】
①菜の花を茹で、3cm幅で切る。
②新玉ねぎマリネの水気をしっかりと絞る。
③菜の花と新玉ねぎマリネ、粒マスタードを混ぜ合わせる。
④食パン2枚の片面にマヨネーズをぬる。
⑤食パンにレタス、パストラミビーフ、③の順番に乗せ、上から食パンをかぶせる。
⑥半分に切り、ペーパーで包む。
【ウドとスモークサーモン】
①ウドの茎を節の部分で切り分け、厚めに皮をむく。
②3cm程の短冊切りにし、あく抜きをするために酢水に15分程さらす。
③沸騰したお湯で1~2分程ゆでる。
④新玉ねぎマリネの水分をしっかりと絞り、茹でたウドと合わせる。
⑤食パン片面の一枚にマヨネーズ、もう一枚にクリームチーズをぬる。(クリームチーズが固い場合は、レンジで10秒ほど温める)
⑥レタス、スモークサーモン、④を乗せ、食パンで挟む。
⑦半分に切り、ペーパーで包む。
ペーパーはクッキングシート等、耐水性のものが良いです。
キャンディーのように左右を包むと、可愛く食べやすくなります。
【ピクニック気分で楽しむテーブルコーディネート】
おうちで食事をする機会が増えて、お食事のセッティングもマンネリ化していませんか?
たまには気分を変えて、おうちピクニックのようなテーブルを作ってみてはいかがでしょうか。
室内はもちろん、天気の良い日はお庭やベランダに出ると気分転換になっておすすめ。
ピクニック感を出すには、ウッドやカゴ等自然の素材を使うこと。
カッティングボードにサンドウィッチやポテトを盛り付けるだけで雰囲気がでます。
おうちピクニックでは、季節感を感じるためにお花を取り入れるのがオススメです。
お花屋さんに行って、春のお花をセレクトしてみましょう。
暖かい日差しの中、ピクニック気分を盛り上げましょう!
フードデザイナー 小口麻紀
武蔵野美術大学卒業後、都内のオーガニックレストランやカフェで調理と経営を経験したのち独立し、2018年ケータリング「minoriiro」として活動を始める。
企業向けのイベント、アパレルの展示会、ウエディングパーティー等でテーマに合わせたクリエイティブなディスプレイと華やかなフードでパーティーを彩る。
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