Bvlgari’(今後「ブルガリ」と表記)は、2004年、ホテルとしては初となったミラノでの「ブルガリ ホテル ミラノ」がオープンして以来、世界の注目を集める場所に、ラグジュアリー・グループ「ブルガリ ホテル」として数々のホテルやリゾートをオープンしてきました。現在は、世界中の9か所の都市やリゾート地で独自の魅力を放っています。

2006年9月にオープンしたバリ島のリゾートは、ミラノに次ぐ2か所目のホテルとなりました。ロケーションは、敢えて、バリ随一の人気を誇るウブド地区や賑わう人気のビーチ沿いではなく、人里離れ、大自然が残るダイナミックな大海原を見晴らす崖の上に、急斜面を利用してラグジュアリーな施設造りが行われました。近くには由緒あるプラ・ルフール・ウルワツ寺院で知られるペカトゥ(Pecatu)村もあり、バリ島の最南端に位置する海抜160mの絶景に建っています。また、夕陽の美しいスポットとして知られる地域でもあり、夕暮れ時にはウルワツ寺院で開催されるバリ伝統のケチャックダンスに酔いしれ、バリの情緒にすっぽりと包まれるのも素敵です。

とにかくリゾートのロケーションには驚かされます。かつてはバリ王家の狩猟場であったとされるブキット半島には、現在、バリ島随一の高級ヴィラやリゾートが立ち始めています。ここ「ブルガリ リゾート バリ」のヴィラは、海にせり出す断崖絶壁の最上部付近、斜面に点在して造られています。室内に居ながらにして、キラキラと輝くインド洋と沈みゆく夕陽が眺められるばかりか、ヴィラの周辺には通年、濃いピンクのブーゲンビリアやプルメリアが咲き誇り、なんとも心潤す贅沢な環境なのです。

ここで過ごす歓びは、ただゴージャスな施設のことだけではなく、‘衣・食・住・遊’のすべてにわたり美意識の高さが感じられることにあります。さらに、ゆったりとした時の流れと共に、温かく親切で気取らないもてなしにも癒されます。

客室は大きく分けて3種類、1ベッドルームの「オーシャンヴィラ」が58棟、3ベッドルームおよび5ベッドルームの「マンション」、そして1,300㎡の2ベッドルーム「ブルガリ・ヴィラ」で構成されています。特にマンションには専属のバトラーが世話役となり、すべての客室にプライベートなトロピカルガーデンとプランジプール、パティオが設えてあります。

セルペンティ・プール・クラブの快適なプール。ブルガリを象徴するアイコンである「セルペンティ(蛇)」の名からプール名の冠として。
アライバル・パビリオン。到着したらまずはここに通され、ウェルカムドリンクを提供され、ヴィラに案内してくれる担当スタッフを待つ。
専用のエントランスからのみアクセスできる「ブルガリ ヴィラ」の全体像。石垣で覆われた1,300㎡のヴィラには20mのプライベートな温水プールも。
「ワンベッドルーム オーシャンクリフ ヴィラ」は8棟。海を眺めるのに最も海に近い崖縁に建てられ、贅沢なインフィニティ・エッジ・プール、美しいトロピカルガーデン、高く風格のある勾配天井、上質のリネン類、充実のアメニティなど高級感抜群。
寝室と同じくらいありそうな広いブルガリ ヴィラのバスルーム。

プール、スパ、Bar、レストランも

すべて洗練された‘ブルガリ流’です。

ヴィラも自然環境も完璧ですが、それに加え、さすがにイタリア生まれのリゾートらしく、極上のイタリア料理が提供されています。それだけではなく、地元の郷土料理を楽しむインドネシア料理レストランも備わり、他にもラウンジバー、ブルガリ・スパ、そして崖の端に位置するプライベートな「セルペンティ・プール・クラブ」が造られています。セルペンティとは、ブルガリを象徴する蛇をモチーフにしたアイコンのこと、そのコレクションから名を引用しています。

イタリアンレストランは「Il Ristorante – Niko Romito at Bvlgari Resort Bali」、ここでは200種を揃えるワインリストから、料理に寄り添う厳選されたペアリングを楽しめるのも魅力です。食事のメニューは、シェフ ニコ・ロミートの現代的な視点と哲学を反映し、バリの地元食材を活かし、クラシックなイタリア料理を新たに解釈した、バリ限定の料理として提供されています。もうひとつ、オールデイレストラン「サンカール」は、洗練されたバリ島のインテリアで装飾され、バリアートの中で、本格的なバリ料理とインドネシア料理が楽しめます。

一方、敷地の中央部に位置するのは、ジャワ島の芸術性が高いアンティークハウス‘ジョグロ’を移築した瀟洒なヴィラで、現在はスパのエントランス/レセプション棟として利用されています。これはスパのエントリー・パヴィリオンとして使われ、壁に施された透かし彫りのアートワークは何とも美しく神秘的であり、古い世界を想わせてくれます。そのパヴィリオンに一歩足を踏み入れるとそこは別世界。スパ特有のアロマの香りに包まれ、癒しの世界のエントランスとしてトリートメントルームに誘ってくれます。

一度は体験してみるとよいのが「ムルカット沐浴儀式」でしょう。心身を清め悪霊を払い、幸運をもたらすという儀式はバリヒンドゥーの儀式。リゾート内のプライベートビーチに出て、伝統衣装に着替え、バリ島の僧侶に導かれてお清めを行うという珍しい体験です。また、160mの高台にあるリゾートから海岸まで降りるのに、フニキュラ(専用エレベーター)がありますので、これに乗り込んで美しいビーチまで降り、海風に包まれて散策をするのも旅の情緒。アクティビティも数々揃うリゾートですから、滞在中に、ブルガリが提案する、他では味わえない様々なアクティビティに参加してみてはいかがでしょう。

「イル・リストランテ ニコ・ロミート」の内装。バリ島以外にもドバイ、北京、上海、ミラノ、パリ、東京、ローマに展開。「ブルガリ リゾート バリ」のために創り出されたコンセプトは斬新で、イタリア料理の新境地を確立。
午後の日差し、快適なインド洋の海風に包まれるランチタイム。ここオールデイダイニング「サンカール レストラン」では朝食は終日可能。ランチとディナーのメニューではインドネシアを巡る食の旅を体験。
スパのメニューは、アジア式とヨーロッパ式を融合。この芸術性の高いジョグロ建築のヴィラが移築され、再構築されたスパのレセプション。チーク材が使用され、釘は使わない。歴史的には貴族やスルタン(王様)など、身分の高い人々が住む家屋だった。
バリ島の伝統的なアランアランの茅葺き屋根の下、静寂なプールに浮かぶブルガリ・バー。海抜160m、カクテルやローカルなインフュージョン、シグネチャーカクテルなどが楽しめる。昼夜を通して軽食やおつまみも提供。1日中、多くのゲストが集うリラックスの場。

取材・文/せきねきょうこ

Photo: ブルガリ リゾート バリ

せきねきょうこ/ホテルジャーナリスト

スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て1994年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのアドバイザー、コンサルタントも。著書多数。

http://www.kyokosekine.com

Instagram: @ksekine_official

DATA

Bvlgari Resort Bali

Jalan Goa Lempeh, Banjar Dinas Kangin Uluwatu, Bali

📞+62-361-847-1000 / 300-1000

https://www.bulgarihotels.com/ja_JP/bali

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