９月に入り、暑さがやわらいで過ごしやすくなりましたね。
秋の味覚も美味しくなる季節です。今回は、普段の食卓でも活躍すること間違いなしの「ハニーバルサミコソース」を活用し、旬のフルーツと合わせておもてなし料理を作りましょう！
デザートだけでなく、料理にフルーツを取り入れることで、おしゃれ感もアップしますのでぜひお試しください。
前菜からメインまで使える「ハニーバルサミコソース」
「バルサミコ酢」は家庭ではあまり馴染みのない調味料かもしれませんが、使い方によって様々な味わいが楽しめます。
その栄養成分にはポリフェノールがたくさん含まれ、抗酸化作用が強く細胞の老化を抑えたり、血行不良による冷えを予防したり、若々しい素肌を保つのにぴったりです。
そのまま使うと酸味が少し強いので、今回は火を入れて調味料と合わせて「ハニーバルサミコソース」を作ってお料理に使いましょう。
「ハニーバルサミコソース」
〈材料〉
・バルサミコ酢 100cc
・はちみつ 大さじ１
・醤油 小さじ１
・みりん 小さじ２
・白ワインor赤ワインor酒 大さじ１
〈保存〉
冷蔵庫で１か月程
〈作り方〉
①鍋に全て入れて混ぜ合わせてから火にかける。
② 沸騰したら、火を弱めて５～６分煮詰める。少しとろみがついたら完成。
前菜のサラダや、お肉やお魚のソースとして幅広く使えます。
【アレンジレシピ】
イチヂクとチーズのリーフサラダ
〈材料〉
・イチヂク １個
・モッツァレラチーズ 1/2個
・グリーンリーフ １袋
・トレビス ２枚
・クルミ 大さじ１
・ハニーバルサミコソース 大さじ１
・オリーブオイル 大さじ１
〈作り方〉
①イチヂクを８等分する。リーフをちぎる。
②モッツァレラチーズを手でちぎる。（手でちぎった方が味が良く馴染みます）
③クルミをフライパンで３分程度乾煎りする。（乾煎りする事で、香ばしくなります。焦げやすいので弱火で）
④お皿に盛り付け、クルミをちらしハニーバルサミコソースとオリーブオイルを回しかける。
イチヂクの他に、柿や梨でも美味しく作れます。旬のフルーツで作ってみてください。
【焼きブドウとローストポーク】
〈材料〉
・ブドウ（お好みのもの） 適量
・豚肩ロース ５００ｇ
・塩 小さじ１と１/２
・砂糖 小さじ１
・こしょう 少々
・ローリエ（あれば） １枚
・オリーブオイル 適量
・ハニーバルサミコソース 大さじ２
〈作り方〉
①豚肉を冷蔵庫から出し、塩、砂糖をすり込みラップを巻き、２～３時間常温に置く。
（冷蔵庫から出してすぐに焼くと、中心が生焼けになる）
② オーブンを１６０度に予熱する。
③ フライパンにオリーブオイルを熱し、肉を入れてコショウをふる。
強火で１面ずつ焼き色をつけるように焼く。（最初に焼くことで、うま味を閉じ込める）
④鉄板にオーブンシートを敷き、肉をのせて、オリーブオイル（分量外）を回しかける。
⑤ローリエを乗せ、１６０度に予熱したオーブンで４０分程焼く。途中、３０分程 たった所で、ブドウをオーブンに入れる。
⑥焼けたら、お肉をホイルで包み冷めるまで寝かせる。
⑦冷めたら、お肉を切り分ける。
⑧ブドウと一緒に盛り付けて、ハニーバルサミコソースをかける。
【デザート】
簡単なデザートもご紹介。
バニラアイスとベリーを器に入れて、ハニーバルサミコソースをかけます。
ベリーとハニーバルサミコの甘酢っぱさがよく合い、バニラアイスをさっぱりと食べられます。
【秋のテーブルコーディネート】
気張りすぎないけど、ちょっぴり華やかに。
器や盛り付け方、テーブル周りの小物に気を配るだけで料理がぐっと引き立ちます。
秋のコーディネートは、カーキ、グレー、生成り色を使って落ち着いたカラーに仕上げましょう。
実がついている植物や枝物、旬の果物をテーブルに飾ると、実りの秋を演出できます。
今回はメインにフランスのアンティークのお皿を使いました。
柄物のお皿をメインに使うときは、柄は違っても色合いや素材が同じものを使うとテーブルに統一感がでます。
また、メインで柄物のお皿を使うときは、取り皿はシンプルな無地のものを選ぶと、テーブルがすっきりとします。
旬の味覚と、温かみのあるテーブルコーディネートで秋の夜長を楽しみましょう！
フードデザイナー 小口麻紀
武蔵野美術大学卒業後、都内のオーガニックレストランやカフェで調理と経営を経験したのち独立し、２０１８年ケータリング「minoriiro」として活動を始める。
企業向けのイベント、アパレルの展示会、ウエディングパーティー等でテーマに合わせたクリエイティブなディスプレイと華やかなフードでパーティーを彩る。
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