SUMAU STYLE of JOURNEY

2016.12.21

世界遺産の街も

ロマンチックにライトアップ

 

 

ここまでチューリヒの代表的なマーケットを紹介してきましたが、

少し足を延ばして違うエリアのクリスマスマーケット探検もおすすめ。

今回は、チューリヒからで電車で約60 分、

スイスの首都・ベルンのマーケットを覗いてきました。

 

15〜17世紀に建てられた旧市街が世界遺産に登録されているベルンのクリスマスディスプレイやイルミネーションは、チューリヒとは趣きが異なり、静かで荘厳な雰囲気。

凛として澄み渡る空気と、街や建物の雰囲気を生かしたシンプルなクリスマスライティングが、アドベントの本来の意義を再認識させるようです。

 

街のシンボル・時計台に向かうベルン旧市街のメインストリート。 イルミネーションは建物や街の雰囲気を第一にしたライティングが特徴

街のシンボル・時計台に向かうベルン旧市街のメインストリート。
イルミネーションは建物や街の雰囲気を第一にしたライティングが特徴

 

そんなベルンでは、アドベントシーズンに2つのクリスマスマーケットが開かれます。

ひとつは、ライトアップされた大聖堂広場、ミュンスター広場(Münsterplatz)前のマーケット。屋台自体は30店舗ほどとそう多くはありませんが、主に革製品や、キャンドル、ドライフラワー、鉱物など素朴なベルンの手工芸品や名産品を扱い、地元感覚に溢れているのが特徴です。

 

ライトアップされた大聖堂前のマーケットでは、グリューワインの屋台に多くの人が集い、圧倒的なにぎわいを見せていた

ライトアップされた大聖堂前のマーケットでは、グリューワインの屋台に多くの人が集い、圧倒的なにぎわいを見せていた

 

(左)スイスのクリスマスの定番、ジンジャーブレッドを売る店。(中・右)旧市街に並ぶショップにもクリスマスグッズが登場

(左)スイスのクリスマスの定番、ジンジャーブレッドを売る店。(中・右)旧市街に並ぶショップにもクリスマスグッズが登場

 

DATA

Berner Münster Weihnachtsmarkt

開催日: 2016年12月3日〜2016年12月24日

会場:ベルン ミュンスター広場 Münsterplatz, Bern

時間:11:00〜18:30(木曜は21時まで、土・日曜は10〜18時)

※最終日12月24日は10:00〜16:00

http://www.bernerweihnachtsmarkt.ch/

 

そしてもうひとつが、孤児院広場・ヴァイゼンハウス広場(Waisenhausplatz)のマーケット。規模としては、ミュンスタープラッツのマーケットよりやや大きめですが、扱う品は同様に地元工芸品が多い模様。集まっているのは地元の人々が大半で、アットホームな雰囲気が魅力です。

 

それもあってか、一番人気はこちらもやはりグリューワインの屋台。

クリスマスマーケットの多くは、グリューワイン用の専用カップを用意していて、

飲み終わった後は、カップをそのまま持ち帰ることもできるので、ぜひ記念のおみやげに。

そのまま返却すれば、預かり金をバックしてもらえます。

 

クリスマスマーケットに欠かせないグリューワイン、マーケットやお店によっても微妙に味が違うので、マーケットのはしごで味くらべを楽しむのも一興です。

 

クリスマスをイメージしたイラストが描かれたグリューワイン専用カップは、 コレクションにしている人も多い

クリスマスをイメージしたイラストが描かれたグリューワイン専用カップは、
コレクションにしている人も多い

 

野外の寒さを吹き飛ばすのに、グリューワインは欠かせない

野外の寒さを吹き飛ばすのに、グリューワインは欠かせない

 

DATA

Berner Weihnachtsmarkt am Waisenhausplatz

開催日: 2016年12月3日〜2016年12月24日

会場:ベルン ヴァイゼンハウス広場 Waisenhausplatz, Bern

時間:10:00〜20:00(日曜は18時まで、最終日は16時まで)

http://www.weihnachtsmarktbern.ch/