HAPPY GARDEN DIARY

2016.12.09

ハンドメイドで楽しむ
クリスマスデコレーション

12月にはいって、街はクリスマス一色に。そんななか、まだ準備が追いついてない! という方のために材料さえ用意すれば、1時間足らずで簡単に作れるクリスマスデコレーションをご紹介します。

 

クリスマスカラーの

正統派ナチュラルリース

 

まずは、定番のリースから。

最近はさまざまなリースが市販されていますが、今回はクリスマスの基本(?)にのっとって、

永遠の命、生命力の象徴でもあるエバーグリーンの緑をベースに

イエス・キリストの愛を表現する赤をアクセント使いしたリースをご紹介します。

 

用意するのは、土台となるリース型(市販品)と、ヒバ、ヒムロスギ。

一年中枯れることを知らない常緑樹=エバーグリーンは、クリスマスリースに欠かせないもの。

動きを出すために、2種類以上用意するのがおすすめです。

 

リース型と常緑樹は必須。ヒバ、ヒムロスギのほかにモミなどでも。 あとはピックやオーナメントなど好みのデコレーションアイテムを用意。

リース型と常緑樹は必須。ヒバ、ヒムロスギのほかにモミなどでも。
あとはピックやオーナメントなど好みのデコレーションアイテムを用意。

 

まず、グリーンは小枝に分け、園芸用のワイヤーを装着。

こうすることで、リース型に挿しやすくなります。

グルーガンや木工ボンドで接着するのもひとつの方法ですが、

外に飾ると強風で取れることがあるため、しっかり挿せるこの方法がおすすめです。

 

枝にワイヤーを付け、一本ずつリースの枝の間に挿していく

枝にワイヤーを付け、一本ずつリースの枝の間に挿していく

 

工程としては最初にサイズの大きいヒバを全体に挿し、

次にその間を埋めるようにしてヒムロスギを挿していきます。

全体のバランスを見ながら、一部リースから飛び出すようにすると動きがでて、

リズミカルな印象に。

 

(左)葉がチクチクするので、手袋をして作業するといい。 (右)グリーンを全体的に挿した状態がこちら。

(左)葉がチクチクするので、手袋をして作業するといい。 (右)グリーンを全体的に挿した状態がこちら。

 

エバーグリーンのベースができたら、後は彩りよく、お好みで

赤いりんごや大小のボール型ピック、松かさなどを飾りつけ。

どこか一ケ所にポイントとなる部分を作ると、お洒落に決まります。

今回はシルバーのりんごがポイントです。

 

永遠を意味する“環”を形づくったクリスマスリースは、

厄除けの意味もあると言われます。

ドアに飾って、素敵なクリスマスを!

 

いろんなところに飾りたい

クリスマスオブジェ

 

7

 

次にご紹介するのは、インテリアオブジェ風のクリスマスアレンジメント。

松かさや金銀のボール型ピックを使って、

可愛らしさとゴージャス感を併せ持つイメージで仕上げました。

 

材料は、土台となる鉢とオアシス、あとは松かさと

シャイニーカラーのボール型ピックにドライモス。

前出のリースとは趣きの異なるシックなデザインを心がけました。

 

鉢にすっぽり入るサイズにオアシスをカット。挿していくピックはお好みで。 今回は間を埋めるドライモスも準備。

鉢にすっぽり入るサイズにオアシスをカット。挿していくピックはお好みで。
今回は間を埋めるドライモスも準備。

 

作り方はまず、鉢の大きさに合わせてオアシスをカットし、セット。

鉢から出る部分のオアシスは、出来上がりのフォルムをイメージして

カッターで削り、形を整えておきます。

 

あとは好みのピックなどの飾りを挿していくだけです。

とはいえ、やみくもに挿すのではなく、まずはポイントとなる松かさを四方に置き、

次に間を埋めるように、小さい金銀のピックを挿していきます。

 

全体にこんもりさせるため、奥まで挿すのではなく、ある程度高さを保ちながら

挿していくのもポイントです。

最後に小さい隙き間をグリーンモスで埋めれば、完成!

 

存在感のある松かさを最初にバランスよく配置したあとピックを挿し、 最後に隙き間を埋めるようにグリーンモスを飾る。

存在感のある松かさを最初にバランスよく配置したあとピックを挿し、最後に隙き間を埋めるようにグリーンモスを飾る。

 

インテリアショップなどでよく見かけるクリスマスオブジェですが、

材料さえ揃えておけば、30分もかからず作れます。

クリスマスモチーフのピックは100円ショップやネットで気軽に手に入るので、

今年はぜひ手作りで!

 

ナチュラルさが素敵な

簡単スワッグ

 

12_2

 

最後にもうひとつ、クリスマス・スワッグをご紹介します。

スワッグとは、ドアや壁にかける縦長の飾り。

最近では、リース以外に目にする機会も多くなりました。

 

スワッグにもさまざまスタイルがありますが、

今回はリースでも使った2種類のエバーグリーンをベースに、

赤い実のウメモドキと、紅葉した南天の枝を重ねて花束のようにまとめ、

白いリボンを飾りました。

ラフで自然なスタイルのほうが、素材のナチュラルさがより引き立つので、

あまり難しく考えずにトライしてみてください。

 

そしておまけにこちら。オリーブの枝に雪型のオーナメントを飾ったものです。

このようにリアルな庭木にもクリスマスらしいあしらいをすることで

一気にクリスマス感がアップ。

 

クリスマスモチーフの小物を駆使して、カウントダウンを楽しみましょう!

 

 

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(文・原口りう子 写真・松永直子)

 

ガーデニングデザイン:

有川宗子(ありかわ もとこ)

東京都出身。JGS公認ガーデンコーディネーター、ガーデニング歴20年。

株式会社3Films ガーデニング部所属。個人の庭やベランダ、幼稚園の園庭花壇の植栽などを手掛けている。http://3films.com/garden/

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