SUMAU BAKERY BANK
食いしんぼうシェフからおいしい！のご提案
ブーランジェリー ジャンゴ ＠ 江古田
（左）豆乳プレーン 120円 （右）豆乳さつま 120円
不思議の町、江古田。
ブーランジェリージャンゴさんは、新桜台という駅と江古田という駅の真ん中辺りにあります。
正確には練馬区栄町なので、正確には不思議の町栄町、です……。
何が不思議って、妙にうらぶれた豪邸が多いんです。
下町っぽいのに豪邸も多くて、ナゾのレコード屋さんなどもある。ナゾ地帯。
前置きが長くなりましたが、そんな町にありますジャンゴさん。
まあ、不思議といえばジャンゴさんも不思議です。
ご紹介する豆乳パンのような、優しげなパンもあるかと思えば
自家製パテドカンパーニュなども売られている。
合鴨やバルサミコと書かれたサンドイッチなども並んでいて、それが昼前にはもう売り切れてしまう。
おもしろいお店です。
そんなこんなで「豆乳プレーン」と「豆乳さつま」。
使われているのは、有機豆乳。
もちっとしていて、軽めの優しい食感。噛めば噛むほど旨くなるタイプです。
豆乳パンっておいしいんだな、と気付かせてくれる実力派でした。
さつまいもの甘露煮の甘さも、朝食やおやつにぴったり。
豆乳パンは、その他「くるみ」と「コーン」もありますよ。
セーグル ペカンオランジュ 320円
「セーグル」はフランス語でライ麦のことです。
ジャンゴさんのライ麦パンは、ライ麦率が３割。食べやすく作られています。
「セーグル プレーン（230円）」もまったりと食感が良く、バターやチーズにもよく合います。
そのプレーンの生地に、ピーカンナッツとオレンジピールが入ったのが
写真の「セーグル ペカンオランジュ」で、切るとオレンジの良い香りが！
オレンジピールの甘みでしょうか、全体的にほんのり甘く
ふっかりした中の生地と、外側のカリカリの生地、どちらの食感もステキです。
パテドカンパーニュサンド 450円
でました自家製パテドカンパーニュのサンド。パテ、はみ出てますね。
豚肉と鶏レバーのパテは、たまにハーブっぽい香りがして、胡椒がピリッと効いています。
パンはそれぞれのサンドイッチ（12種くらい作られるそうです！！）に合わせて焼かれるとのこと。
大事な店でヘタなもんは出せないんだよ、という
食いしん坊の心意気を感じた次第でございます。
サンドではなく、パテドカンパーニュだけでの購入も可能です（380円/100g）。
あと、ハムやフルーツスプレッド、達磨の飾り？も売られていましたよ。
（左）アマンド。 180円 （右）アップルサイダードーナツ 200円
「アマンド。」は、まったりした食感のマスカルポーネクリームが挟まっていて
そのクリームには野性的な後味を付け加える「江古田はちみつ」が使われています。
名前の由来と香りは、上にかかったアーモンドクリーム。
江古田はちみつは、近くにある武蔵大学の
「ミツバチプロジェクト」で採取されるものだそうです。
時期によって、びっくりするくらい風味が異なるとのこと。
先日食べた時のは、ちょっとクセになりそうな力強さでした。
そして「アップルサイダードーナツ」。
サイダーって言われると、え？ 炭酸？ と思っちゃいますよねー。
アメリカやカナダ辺りでは、無濾過のりんごジュースをそう呼ぶんだそうです。
なので、生地に炭酸のりんごジュースがシュワーっと混ぜられるところを想像するのは
間違いなのでした（想像してた）。
そんなこんなで、とてもりんごなんですよ！ このドーナツ！
りんごジュースと、自家製のりんごジャムが練り込まれているそうで
ふわっとりんごが香ります。
こっくり甘くって、りんごらしいほのかな酸味も感じられ
ホロホロの生地がドーナツ食べてる、と実感させてくれました。
以上、ちょっと熱く語りすぎた感もありますが
不思議の町練馬区栄町を体感しつつ
気合いが入っているような、いい感じに肩の力が抜けているような
そんなジャンゴさんのパンをゼヒとも食べに行ってみて下さい！
ブーランジェリー ジャンゴ
住所：東京都練馬区栄町17-3
電話：03-3994-7800
営業時間：9:00〜19:00
定休日：月曜、第１,３,５火曜
https://www.instagram.com/b_django/
（写真・文 マツナガナオコ）
PROFILE マツナガナオコ
佐賀県出身。2009年よりフリーランスのカメラマンとして活動中。料理写真家のアシスタント時代にパ
ン愛に目覚める。趣味は茶道。最近は語学にも精力的に取り組む（ヨーロッパにパンを食べに行くため）
>パン画像蒐集ついでのパン屋ガイドブログ
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