憧れの街に住もう

2015.08.20

文京カルチェラタン 小石川【第3回】
熟成肉の名店「中勢以」のブランドを掲げた
レストラン併設のシェアショップ

成熟した大人の感性に響く、上質なる住まい。

それが、モリモトのマンションブランド「ディアナコート」です。

Diana=月の女神、の名を冠したトップブランド、ディアナシリーズのなかでも、一切の妥協を許さないのが、そのロケーション。

 

都心に程近いだけでなく、最寄り駅にも便利な立地。さらにそこに広がる街が閑静かつ円熟していること。そこに住むことで感じる日々の上質が、住む人の喜びや充実感につながると私たちは考えているからです。

 

そんな「ディアナコート」が選んだ、次なるエリアが「文京区・小石川」。

山の手のお屋敷町として誕生、その跡地が教育機関に敷地に転用されたことから「文教地区」として確固たる地位を築いた「教育と文化の街」としても知られています。

 

「文京区・小石川」の街の魅力をご紹介していく本連載、第3回は、この町の人々に愛される名店を紹介します。

 

本店のある田園調布の風景を

小石川の街並みに重ね合わせて

 

茗荷谷の駅を降り、春日通りを後楽園方向へ。程なく交わる播磨坂を、並木通りを右手に見ながら少し下ったところに店を構えるのが、「中勢以 内店(なかせい うちみせ)」です。

ここは、言わずと知れた熟成肉の名店、「中勢以」が、約2年半前、

”食べられる中勢以”としてオープンした、レストランに精肉店を併設したお店です。

 

播磨坂の並木通りを臨む立地

播磨坂の並木通りを臨む立地

 

「豊かな緑に囲まれた、閑静な住宅街。小石川の街並みは、本店のある田園調布と似ているんです。そして、四季折々に表情を変える播磨坂の並木道。このロケーションが、出店の決め手にもなりましたね」と話す、マネージャーの太田さん。

 

店内に足を進めるとまず目に飛び込んでくるのは、熟成肉の塊がズラリと並んだショーケース。メインでいただく熟成肉は、ここで選ぶことができます。その数、常時15種類。その他、希少部位が並ぶことも。その場で調理用にカットされた肉は、レストランの客室からも見える焼き台へ。そこから約30分、常温に戻してから焼かれます。

 

ショーケースには自慢の熟成肉がズラリ。お肉に合うグロサリーも取り揃える。<br />毎週日曜日、契約農家が出店しての「はりま坂マルシェ」も開催。

ショーケースには自慢の熟成肉がズラリ。お肉に合うグロサリーも取り揃える。
毎週日曜日、契約農家が出店しての「はりま坂マルシェ」も開催。

 

レストランでは店頭販売価格の1.3倍の値段で提供される。特に霜降りの熟成肉は、ほかではなかなか味わえない。

レストランでは店頭販売価格の1.3倍の値段で提供される。特に霜降りの熟成肉は、ほかではなかなか味わえない。

 

モダンな内装のレストランスペース。テーブルはゆったりとした間隔で配される。

モダンな内装のレストランスペース。テーブルはゆったりとした間隔で配される。

 

お店自慢の熟成肉を

こだわりのレシピで提供

 

メインの熟成肉が焼きあがるまでの間、まずは前菜を楽しみながら。

 

テリーヌやリエット、スモークドビーフなど、お任せ4〜5種がアソートされたシャルキトリーの盛り合わせは、メインを前にしてもワインが進んでしまう、贅沢なプレート。

 

その他にも、熟成牛の生ハムや、10数軒の契約農家から届いた厳選野菜を使った一品料理まで、豊富なメニュー構成で、メインへの期待感もいっそう高まります。

 

そしていよいよ、グリルでじっくり焼かれたメインが目の前に。

 

この日選んだのは、神戸牛のウチモモ。熟成による味の変化が、最も顕著に出る赤身肉だと言います。

 

柔らかさの中にも程よい弾力があり、口に入れた瞬間のインパクトというよりは、噛みしめるほどに感じられる香りと味わいに、「これが熟成肉の醍醐味!」と実感できる一品です。

 

仲間や家族と、さまざまな部位をシェアしながらワイワイ楽しむもよし、自分へのご褒美にディナーするもよし。小石川を訪れる理由が、これでまたひとつ、増えました。

 

1

シャルキトリーの盛り合わせ2,200円
その日のおすすめ4〜5品が美しい盛り付けで提供される。これだけでもワインが進む。

 

肉が焼かれる様子も間近で目にできる。焼き加減を見ながら、絶妙なタイミングで仕上げを。シンプルに塩と胡椒が一番肉の旨みを引き出すのだとか。

肉が焼かれる様子も間近で目にできる。焼き加減を見ながら、絶妙なタイミングで仕上げを。シンプルに塩と胡椒が一番肉の旨みを引き出すのだとか。

 

神戸牛 ウチモモ 100gあたり2,200円 ※写真は約300g

神戸牛 ウチモモ 100gあたり2,200円 ※写真は約300g

 

 

 

10

中勢以 内店

なかせい うちみせ

 

住所:東京都文京区小石川5-10-18

電話:03-3830-0490

営業時間:17:00〜23:00(L.O.21:00) 土日のみランチ11:30〜15:30(L.O.14:30)

定休日:月曜日(祝祭日は営業、翌日振替休)

メニュー:ランチ1,200円〜 コース(昼)5,000円、(夜)10,000円 その他、アラカルトメニューあり

http://www.naka-sei.com/uchi/

 

(取材&文・坂本祥子 写真・平石順一)

 

※掲載価格は税込みです(2015年8月現在)

 

※ カルチェラタン

フランス・パリの5区、6区にまたがるエリアで、パリ大学をはじめ教育機関が集中していることから、昔から学生街として知られる。カルチェは“地区”、ラタンは“ラテン語”を意味し、直訳すると「ラテン語地区」。これは仏語が統一されていなかった時代、ヨーロッパ各地から集まった学生たちが、当時の国際言語だったラテン語で会話したことに由来している。

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