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2017.07.21

ミニフォーマットなら

ライカ ゾフォート

 

 

 

インスタントカメラの規格の中でいちばん普及している、若い女性たちに愛用されているのが、フィルムサイズ86×54mm、画面サイズ:62×46mmというミニサイズの「instax mini」。そしてこのフォーマットでオススメのカメラがドイツの名門ライカ社の「ライカ ゾフォート」。ライカとしては史上初めてのインスタントカメラ。ちなみにゾフォートはドイツ語で「即座に」という意味。同じ規格を採用する富士フイルムの「チェキ」用フィルムも使える。

 

 

ライカ ゾフォートで撮影したプリント。これはモノクロームフィルムを使って撮影。カラーとは違う独特の味わいが楽しい。

 

 

スタイリッシュなスクエア型のデザインの本体前面には、1925年に誕生した伝説のフィルムカメラ・初代ライカからと長い歴史のある「ヘクトール」という名が付けられた「オートマチック・ヘクトール f12.7/60mm」というレンズ、フラッシュ、ビューファインダー、自撮り用の小さなミラー、そして赤いライカマークが付いている。このマークもカメラ好きにはうれしいポイントだ。

 

 

赤いマークが、まぎれもなくライカであることを主張する。このカメラは今、いちばん手頃なお値段のライカなのだ。

 

 

そして本体上の左側にはシャッターボタン、本体裏側には電源ボタン、モード選択ボタン、フラッシュのオンオフボタン、セルフタイマーボタン、露出補正ボタンと、それぞれのボタンの状態を表示する縦長のモノクロ液晶ディスプレイが付いている。そして液晶ディスプレイの最上部には充電式バッテリの状態と撮影可能枚数、つまり10枚入りのフィルムカセットの中に残っている未撮影のフィルムシートの数が表示される(フィルムゼロの場合は「-」の表示)。さらにその下には、ピント位置が近景(0.6mから3m)と遠景(3mから無限遠)のどちらかを示す表示がある。また、接写モードにすると撮影距離は0.3〜0.6mとさらに被写体に寄ったマクロ撮影ができる。

 

 

本体裏側、左上にはファインダー。そしてその下には電源ボタンをはじめ5つの操作ボタンと液晶ディスプレイが。その左の赤い警告表示付きのスライドボタンはフィルムパックの交換用。また液晶ディスプレイの右側の蓋を開けると充電式電池が姿を現す。

 

 

このカメラの魅力である撮影モードの選択はそのままだと自動。そしてモードボタンを押すと、いったん6つのモードのアイコンが点滅し、その後自分撮り(セルフィー)のマークが点滅して自分撮りモードになる。さらにモードボタンを押すたびにパーティー&人物、スポーツ&アクション、接写、二重露光、長時間露光(バルブ=押している間だけシャッターが開く)、さらに押すと自動モードに戻る。そしてフラッシュもオート、強制発光、赤目軽減発光、発光禁止とボタンを押すたびに切り替わる。セルフタイマーはボタンを押すと10秒後、2秒後、さらに押すと「セルフタイマーなし」に戻る。また露出補正ボタンは押すと+0.7EVのプラス補正を示す大きな太陽マークが、もう一度押すと-0.7EVのマイナス補正を示す小さな太陽マークが、さらに押すと露出補正なしに戻る。

 

写真にこだわるライカらしいと思うのは、自動モードでは、できるだけフラッシュを光らせないで、自然な印象の写真が撮れる設定にしてあること。この点も魅力のひとつだろう。

 

ライカ ゾフォート

 

 

instax mini規格のインスタントカメラ。レンズは60mmf/12.7(35mmカメラ換算で34mm)。シャッタースピード1/8〜1/400秒。撮影距離0.3〜0.6m(マクロ時)、0.6〜3m(近景)、3m〜無限遠(遠景)。本体のサイズは幅124×高さ94×奥行58mm(最厚部)。重さ約305g(フィルムパック、充電式バッテリー含む)。本体カラーはミント、ホワイト、オレンジがあり、価格は3万2,000円。ライカオリジナルの10枚入りカラーフィルムパックは1,300円、10枚入り×2パックのダブルパックが2,200円。10枚入りモノクロフィルムパックが1,500円。専用ポストカードセットやフォトディスプレイ、ストレージボックスも発売されている。

 

問い合わせ先

ライカサポートセンター 電話:0120-03-5508

www.leica-camera.co.jp