せきねきょうこの気まま旅

2017.10.27

[第4回] リリアンフェルズ・ブルー・マウンテンズ・リゾート&スパ/オーストラリア
太古の自然が残るブルー・マウンテンズ
その壮大さに息を呑みました!

世界88ヵ国を周ってきて、オーストラリアは初めての訪問国。念願のブルー・マウンテンズ国立公園と、ホテル「リリアンフェルズ・ブルー・マウンテンズ・リゾート&スパ」が今回の旅です。オーストラリアの自然の神秘に触れた感動と、エレガントな高級感に溢れた5つ星ホテルは想像通りの美しいホテルでした。

 

 

(一番上)俯瞰で見るブルー・マウンテンズ国立公園とスリーシスターズ。その手前の「リリアンフェルズ・ブルーマウンテンズ・リゾート&スパ」の絶景。
(下)Darleys(ダーリーズ)と呼ばれるホテルのアイコン的存在「Darleys Restaurant&Bar」。元はダーリー卿によって1889年に建てられたサマーハウス。

 

 

シドニー中央駅からブルー・マウンテンズを目指す

車窓からは広大な緑の大地が広がる

 

ホテルを訪ね歩き、知らないうちにすでに88カ国を周っていました。そんな私がチャンスを3度も逃し、なかなか踏破ができなかったのがオーストラリアでした。人生初渡航となったのは2017年の夏、今年になってからです。

 

初めての渡航先、わくわくしながら選んだのは美しい町として知られるシドニーでした。

 

まさに憧れていたブルー・マウンテンズ国立公園と、その一角にあるホテル「リリアンフェルズ・ブルー・マウンテンズ・リゾート&スパ」に行くための拠点となる町です。シドニーからなら、拠点となる町カトゥンバまで車で1時間半、列車では2時間の距離にあるということです。

 

 

20世紀を代表する近代建築物として知られるオペラハウス。1959年に着工し、竣工が1973年という長期間を要した。シドニーを代表する風景。

 

 

まずはシドニーの街で1泊しオーストラリアの空気に触れました。世界遺産の「オペラハウス」も、洒落たベイサイドタウンも訪れ英気を養うことに。さすがに世界遺産の建造物であるオペラハウスはモダンで勇壮、重厚感もあり、オーラさえ感じたほど。街のアイコン的存在です。食事の美味しさにも驚かされ、自由で気ままな町ののんびりとした雰囲気に魅了されました。

 

翌朝、ブルー・マウンテンズを目指しシドニー中央駅に向かい、81km先の目的地に向かう列車に乗り込むことに。都会のシドニーですが、20分も走ると車窓には広大な緑の大地が広がり、その後、目的地までずっと密林のような森の景色の中をひたすら走り続けました。

 

列車はレトロモダンで、旅情たっぷりの2階建て。2時間もすると目的地のカトゥンバ(Katoomba)に到着し、駅舎を出てみると米国映画の西部劇の舞台のような町並みが続き、思わずカメラを取り出し撮影です。憧れていた高級ホテルとのギャップにもわくわくしました。

 

 

絶景が人気の奇岩スリーシスターズ。観光ポイントのエコーポイントから歩道で近くまで行くことができる。

 

 

英国調の格式ある美しい5つ星ホテル

「リリアンフェルズ・ブルー・マウンテンズ・リゾート&スパ」

 

駅前からタクシーに乗り込み、約10分。到着したホテルもまた、英国映画の中に出てくる豪華な館のような美しい姿に、思わず立ち止まってしまいました。

 

やはりかつての瀟洒なカントリーハウスを利用したという5つ星ホテルは、エレガントでクラシカル、高級感に溢れた想像通りのホテルでした。客室は全89室、レストラン2か所、バー、ラウンジ、屋外プール、そしてスパなど、すっかりリニューアルされた館内は英国調の伝統的な趣が残され、格式も感じられました。

 

ひと息ついてから、念願だったブルー・マウンテンズ国立公園のランドマークである奇岩‘スリーシスターズ’を見に行こうとホテルを出発。驚いたことに、国立公園のハイライトである絶景が見渡せる展望台エコーポイントまでは、ホテルから歩いてもわずか数分の距離にありました。

 

 

夏の間だけオープンする屋外プール。ほかにスパに併設した屋内プールもある。

 

 

グランド・デラックス・リゾート・ビュールーム。英国調の伝統的な格式を感じる。

 

 

このブルー・マウンテンズも「グレーター・ブルー・マウンテンズ」として、ユネスコ世界遺産登録がなされています。

 

気の遠くなるような時を経て自然風化してできた3塔の奇岩は、マイナー(Meehni)、ウィムラー(Wimlah)、ガナドゥ(Gunnedoo)の美しい3姉妹が並ぶ姿といい、とある理由で村の長老によって岩に変えられてしまったというアボリジニ伝説が残されています。

 

因みに、ブルー・マウンテンズという名の由来は、「コアラの住む広大なユーカリの森から発せられる油分が広く空気中に気化し、青い霧を生み、山々が青く見える」というロマンチックな現象です。自然の神秘に触れた感動を胸に刻みながら、オーストラリアの旅で「訪れたいホテルリスト」の中からまた1軒のホテルを制覇できた喜びに浸っていました。

 

(文・写真/せきねきょうこ)

 

 

(左)温かなカントリー調のムード漂うThe Lounge & Bar。
(右)The Lounge & Barで楽しめるハイ・ティー。

 

 

Darleys Restaurant の内観。ブルーマウンテンズ・ダイニングとしてオーストラリア料理を提供。

 

 

Photo: Lilianfels Blue Maountains Resrt & Spa

 

 

せきねきょうこ/ホテルジャーナリスト

スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て1994年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのアドバイザー、コンサルタントも。著書多数、2018年春の新刊出版準備中。

http://www.kyokosekine.com

 

Lilianfels Blue Maountains Resrt & Spa

(リリアンフェルズ・ブルー・マウンテンズ・リゾート&スパ)

住所:5-19 Lilianfels Avenue Katoomba NSW, 2780 Australia

電話:+612- 780-1200

https://www.lilianfels.com.au/

http://www.australia.com/ja-jp/places/blue-mountains.html

予約: reservations@lilianfels.com.au