SUMAU STYLE of JOURNEY

2016.10.28

歴史ある登山列車に乗り、

エリア屈指のビュースポットへ

 

丸1日の移動を経て、2日目からが旅の本番。

この日は、120年の歴史を持つ登山鉄道、シーニゲ・プラッテ鉄道に乗車し、

アイガー、メンヒ、ユングフラウ三名山の大パノラマを臨む頂上駅へ向かいます。

 

宿泊するグリンデルワルトから、シーニゲ・プラッテ鉄道の始発駅、

ヴィルダースヴィルまでは、約30分の列車移動。

 

ヴィルダースヴィルからは、まさに登山鉄道という言葉がぴったりの

懐かしい雰囲気の列車に乗り換え、高低差1383mの山道をゆっくりと登っていきます。

 

ちなみに、このシーニゲ・プラッテ鉄道は、1893年の操業。

当初は蒸気機関車として運行していたそうで、現在でもその名残を留める蒸気機関車に乗車できるツアーもあり、人気を呼んでいます。

 

シーニゲ・プラッテ鉄道の始発駅となるヴィルダースヴィル駅

シーニゲ・プラッテ鉄道の始発駅となるヴィルダースヴィル駅

 

ヴィルダースヴィル駅には、ユニークなイラスト看板が多数設置されている。 駐輪場の上には、シーニゲ・プラッテ方向を指差す人たちのオブジェが!

ヴィルダースヴィル駅には、ユニークなイラスト看板が多数設置されている。
駐輪場の上には、シーニゲ・プラッテ方向を指差す人たちのオブジェが!

 

この日は偶然にも、蒸気機関車の運行日で、朝から準備が進められていた

この日は偶然にも、蒸気機関車の運行日で、朝から準備が進められていた

 

車内は乗り合いスタイル。赤い列車がかわいい

車内は乗り合いスタイル。赤い列車がかわいい

 

また、斜面に沿ってハイキングコースも整備されており、途中の中間駅で下車して、

半分は鉄道、半分はハイキング、なんていう楽しみかたをする人も。

中間駅には焼きたてのケーキが味わえるカフェもあり、

ハイキング派のひと休みにも最適です。

 

ヴィルダースヴィルから約50分、登山列車の旅をのんびり楽しんで到着したのが、

標高1967mの終点、シーニゲ・プラッテ駅。

 

シーニゲ・プラッテ駅では、アルペンホルンの演奏でお出迎え

シーニゲ・プラッテ駅では、アルペンホルンの演奏でお出迎え

 

頂上には、ユングフラウ三名山の大パノラマを臨む約1kmの周遊ハイキングコースのほか、

約650種類もの高山植物で溢れるシーニゲ・プラッテ高山植物園もあり、

花の見頃を迎える6〜9月は、大勢の観光客で賑わいを見せるそう。

 

ユングフラウ三山。左からアイガー、メンヒ、ユングフラウ

ユングフラウ三山。左からアイガー、メンヒ、ユングフラウ

 

訪れた9月はさすがに花いっぱいとはいかなかったものの、それでも珍しい植物がちらほら。この日も冬を前に、植物のメンテナンスを行うスタッフの姿が数多く見られました。

 

珍しい高山植物との出合いも楽しみのひとつ

珍しい高山植物との出合いも楽しみのひとつ

 

ハイキングコースの途中には、カウベルの記念碑や、大型フレームも設置され、

記念撮影にもぴったり。

 

さらに、タイミングがあえば、ゆっくりと山を登る列車の姿を目にすることもでき、

開放感たっぷりの気持ちいい山歩きが楽しめます。

 

(左)日本・スイス国交樹立150周年にあたる2014年には、名誉総裁を務められた皇太子徳仁親王が当地をご訪問。記念に贈られたカウベルと同じ型のものが展示されている。(右)アルプスの山々と一緒に記念撮影できる巨大フレームも。

(左)日本・スイス国交樹立150周年にあたる2014年には、名誉総裁を務められた皇太子徳仁親王が当地をご訪問。記念に贈られたカウベルと同じ型のものが展示されている。(右)アルプスの山々と一緒に記念撮影できる巨大フレームも。