SUMAU'S SCENE

2016.02.29

ひと足早い春を感じる
色とりどりに花咲く房総さんぽ

菜の花も咲き誇り、暖かな房総には一足早い春を感じます。

菜の花も咲き誇り、暖かな房総には一足早い春を感じます。

 

 

暖かい日がつづくことがふえてきて、春はもうすぐそこ。一足先に春を感じに、房総へドライブさんぽに出かけました。東京湾アクアラインを使えば都内から1時間程で行けるのが魅力。暖かい房総は花の名所。春の訪れを告げる菜の花など、色とりどりの花に出会えました。

 

見渡す限り水平線、海に浮かぶ東京湾アクアラインの海ほたる。

見渡す限り水平線、海に浮かぶ東京湾アクアラインの海ほたる。

 

 

マザー牧場の高台の斜面は一面の菜の花。

マザー牧場の高台の斜面は一面の菜の花。

 

 

眼下には梅林が広がります。

眼下には梅林が広がります。

 

 

暖かな早春の房総

マザー牧場で待ち受ける菜の花と動物たち

 

遠いように感じていた房総ですが、じつは都内からアクアラインに乗って1時間ちょっと。

 

どこまでも続く水平線、まっすぐにのびる道。青い景色の中を駆け抜けて、あっという間に着いてしまいました。

 

房総半島に着いてまず向かったのは、「スプリングフェスタ」開催中のマザー牧場。

 

見晴らしのよい高台の斜面全体に菜の花が咲いて、空の青と花の黄色が視界を2分割。春色の折り紙のようです。

 

動物たちとふれあえるマザーファームツアー。モフモフなその姿に癒されます。

動物たちとふれあえるマザーファームツアー。モフモフなその姿に癒されます。

 

 

約250ヘクタールの広大な緑の牧場で大自然を満喫。

約250ヘクタールもの広大な敷地で大自然を満喫。

 

 

さてさて、かねてより想いを寄せていたアルパカさんにお会いすべく、マザーファームツアーに参加しました。

 

トラクターに引かれた牛柄の客車に乗って出発。広大な牧場の中を、子牛へのミルクやりや牧羊犬のお仕事ぶりを、見ながら廻ります。

 

途中下車しての、アルパカ・ひつじたちへのエサやりタイムは、大人も子ども大興奮。モフモフの手触りと愛くるしい眼差しに癒されっぱなし。

 

2~3月は羊の出産ラッシュ。ひつじの牧場では、運が良ければ出産に立ち会うことができるかもしれません。

 

春のマザー牧場は、イチゴ狩りや花摘み、ビア・ソーセージ祭りなど、気になるイベント盛りだくさん。

 

後ろ髪ひかれつつ、次の目的地へ向かいます。

 

南房総の海沿いに約46キロつづく房総フラワーライン。

南房総の海沿いに約46キロつづく房総フラワーライン。

 

 

海沿いに走る房総フラワーライン
パワースポット野島崎でサンセットを

 

房総フラワーラインというのを、みなさまご存じでしょうか?

 

房総半島の南側、海岸線に沿った約46kmの道沿いに、春は菜の花、夏はマリーゴールドが咲くのです。

 

もう、頭の中までお花畑! になってしまうほど夢のようなドライブ。

 

ポピーの里・館山ファミリーパークは、多種類の花々の花摘み体験ができます。

ポピーの里・館山ファミリーパークは、多種類の花々の花摘み体験ができます。

 

 

10万株ものポピーの名所としても知られています。

10万株ものポピーの名所としても知られています。

 

 

お花にまみれたい願望に拍車がかかり、ポピーの里・館山ファミリーパークを訪れました。

 

見渡すかぎりのポピー。夕日に照らされて、オレンジ色が溶けるように輝いています。その数なんと10万株。摘んで帰ることができるんです。

 

ビニールハウスには、さまざまな花が立ち並び、今にも不思議の国のアリスのティーパーティの歌を唄いだしそうです。

 

太平洋の荒波に面した白浜のビーチ。

太平洋の荒波に面した白浜のビーチ。

 

 

房総半島の最南端、野島崎岬でのサンセットは絶景。カップルに人気の岩上のベンチでひと休み。ここで夕日を見ると幸せになるといわれるパワースポット。岬の先端にそびえるのは白亜の野島崎灯台。

房総半島の最南端、野島崎でのサンセットは絶景。カップルに人気の岩上のベンチでひと休み。ここで夕日を見ると幸せになるといわれるパワースポット。岬の先端にそびえるのは白亜の野島崎灯台。

 

 

日没迫る気配に車を走らせ向かうは、房総半島の南端、野島崎にある特等席。

 

断崖絶壁というにふさわしい岩の上にひとつ置かれたベンチ。

 

波しぶきの音と、沈みゆく太陽。まさに絶景。

 

早春の房総さんぽは、潮風の香りでした。

 

(写真・文/川野結李歌)

 

 

Profile:川野結李歌

横浜生まれ。大学卒業後(美術史専攻)、2013年よりフリーランスのカメラマンとして活動中。雑誌を中心に、ポートレート、映画、アート、建築など幅広く撮影。趣味は海外旅行、スケッチ、愛犬との昼寝。

 

 

房総で訪ねた場所

 

12

マザー牧場

千葉県ばかりか首都圏を代表する観光牧場。ヒツジをはじめ多くの動物たちがノビノビと暮らし、その姿に癒されたり、ふれあったりすることができる。季節の花やイベント、牧場グルメも楽しめて、1日、自然の中で過ごすことができる人気スポット。

 

住所:千葉県富津市田倉940-3

電話:0439-37-3211

営業時間:2月1日~11月30日:9:00~17:00(平日は9:30~16:30)

12月1日~1月31日:9:30~16:00(平日は10:00~16:00)

春休み、GW、夏休み、年末年始は土・日・祝日扱い

休園日:12月と1月にあり(要問合せ)

入場料金:大人1500円、4歳以上小学生まで800円、同伴犬600円、3歳以下は無料

駐車料金:乗用車900円、バイク300円、大型バス1000円

http://www.motherfarm.co.jp

 

舘山ファミリーパーク

住所:千葉県館山市布沼1210

電話:0470-28-1110

営業時間:A期間=8:30~17:00

(7月25日~8月31日・12月20日~5月6日、これ以外の土。日・祝日)

B期間=9:00~16:00(上記以外の平日)

休園日:B期間の木曜日

入園料:大人(中学生以上)550円、子ども350円(4歳~小学生)

http://familypark.jp

 

房総フラワーライン

千葉県館山市下町の交差点から南房総市和田町まで約46キロの海沿いの道。国道410号線と県道257線などからなり、沿道には花の名所が点在。1~3月が花のシーズンで、例年2月下旬から3月中旬が見ごろのピークを迎える。

 

野島崎灯台

住所:千葉県南房総市白浜町白浜630

電話:0470-38-3231

開館時間:9:00~16:00(5月~9月は16:30まで)

入館寄付金:200円

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