Season's Home Deli

2015.02.04

男性からの逆バレンタインに
サプライズのおもてなしカレーを

2月恒例となったバレンタインレシピ、今回は「男性から女性への逆バレンタイン」をイメージして、手作りインドカレー&ナンと、クレームブリュレをご紹介します。カレーはスパイスの熟成を待たずに味わえるようレシピを工夫していますので、忙しい男性もぜひ気軽にチャレンジしてみてください!

 

2月のMain RECIPE: インドカレー2種&手作りナン

 

もうすぐバレンタインですね!

日本では女性が男性にチョコレートを贈って愛を表現する日になっていますが、

海外では男女問わず愛を贈りあう日だと言われているそうです。

そこでこのページをご覧くださっている男性たちにホットな提案をしようと

今月のレシピを用意しました!

 

「男前なインドカレーと手作りナンで大切な女性に愛を贈る逆バレンタイン」

 

出来上がったらすぐに食べられる、何日もかかるスパイスの熟成を待たずして

楽しめる仕上がりにしてみました。

 

そしてデザートには男前クレームブリュレ。

 

今年のバレンタインは大切なパートナーを逆にサプライズしてみませんか?

きっと喜んでくれますよ!

 

鶏ひき肉とじゃがいものカレー

 

鶏ひき肉とじゃがいものカレーは、エキゾチックで複雑な薫りの仕上がり。

このカレーは、私が目分量で良く作っていたものを今回あらためて

レシピ化してみたものなので、インドのどこかの地方の特色があるもの、

というわけではありません(笑)が、とても美味しいので是非。

 

辛みを強くしたい時は、最後の仕上げでレッドペッパーを加えて調整

してみてくださいね。

 

材料(4人分)

じゃがいも(中)………………………………………2個(420g。大きめの一口大に切る)

鶏ひき肉…………………………………………………330g

玉ねぎ(中)……………………………………………1個(200g。粗みじん切り)

ベイリーフ………………………………………………1枚

水…………………………………………………………800cc

オリーブオイル…………………………………………適宜

 

〈飾り用〉

イタリアンパセリ………………………………………少々(みじん切り)

 

*スパイスはすべてパウダー状のものを使用

クミン……………………………………………………大さじ2+小さじ1

コリアンダー……………………………………………大さじ2

塩…………………………………………………………小さじ2

ターメリック……………………………………………小さじ2

カルダモン………………………………………………小さじ1

クローブ…………………………………………………小さじ1/2

シナモン…………………………………………………小さじ1/2

レッドペッパー…………………………………………小さじ1/2~1

ガラムマサラ……………………………………………小さじ1+仕上げ用小さじ1

 

作り方

1. 浅めの鍋、もしくは大きめのフライパンにオリーブオイルを熱し、玉ねぎが透き通るまで中弱火で炒める。

2.1に鶏ひき肉を入れ、ひき肉の表面の色が変わったらじゃがいもを加え、塩とスパイスをすべて入れてスパイスがなじむように混ぜ合わせながら炒める。

 

3.2にベイリーフと水を加え強火で沸騰させてから中弱火にし、水分がすべて飛んでしまわないように時々弱火にしながら、フタをせずに45分ほど煮る。

 

4.仕上げ用ガラムマサラを加え、塩で調味して仕上げる。

 

プラスワンINFO

*里芋が出回っている時期は、じゃがいもを里芋に変えて作ってみてください。

ねっとりとしてスパイスがよくからみ、大変美味です。

 

ほうれん草とチキンのカレー

 

こちらのカレーは、調理時間が短いのがやる気にさせてくれる嬉しい一品です。

ほうれん草をペースト状にして作るこのカレーは一般的にサグチキンと呼ばれ、カスーリメティ(ブラスワンinfoで紹介)というスパイスを使うのが特徴です。

 

インド料理店によってはにんにくやスパイスがガツンと効いていたりしますが、

上記のカレーとコントラストをつけたかったので、控えめで優しいマイルドな味のレシピにしました。

 

ほうれん草の緑色をきれいにキープするコツは、重曹をほんのひとつまみ入れてゆでること。

鮮やかなグリーンの見た目もまたごちそうですよ。

 

材料(4人分)

鶏むね肉(大)……………………………1枚(250g。一口大にそぎ切り)

トマト(小)………………………………2個(230g。皮と種はそのままで一口大に切る)

玉ねぎ(小)………………………………1個(100g。粗みじん切り)

ほうれん草…………………………………約1束(12〜14房。重曹ひとつまみを入れてゆでる)

にんにく……………………………………1片(12g。すりおろす)

水……………………………………………300cc

塩……………………………………………適宜

オリーブオイル……………………………適宜

 

〈飾り用〉

コーヒーミルク(ポーション)…………2個

 

〈ホール(粒)スパイス〉

クミン………………………………………小さじ1

赤唐辛子……………………………………1本(種付きのまま)

 

〈パウダー状のスパイス〉

コリアンダー………………………………小さじ2

ターメリック………………………………小さじ1

カスーリメティ(リーフ状のもの)……小さじ1

クミン………………………………………小さじ2

 

作り方

1.ゆでたほうれん草は、水にとらずに根元を切り落として捨て、葉と茎をざく切りにして

ミキサーでペースト状にする。刃がまわらないようなら水を少し加えても良い。

ペーストの出来上がり量の目安は1カップ=200cc。

 

2.中くらいの鍋にオリーブオイルとクミン(粒)を入れてから火をつけ中弱火にする。

オリーブオイルを熱してからクミンをいれると焦げるので注意。

 

3.2のクミンが泡立つように火が入ってきたら、にんにくと玉ねぎを入れて炒める。

 

3.玉ねぎが透き通ってカサが減ってきたら、トマトを加え、トマトの形がなくなるまで

ヘラでつぶしながら中弱火で炒める。

 

4.トマトと玉ねぎが一体化したら赤唐辛子とスパイスすべてをいれてよくなじませ、

水を加えて一旦沸騰させてから中弱火〜弱火で煮る。

 

5.10分ほど経ったところで鶏胸肉を加え、中弱火で約3分煮てからほうれん草のペーストを加えさらに5分ほど煮る。

 

6.最後に少しきつめに塩で調味し、盛り付けたらコーヒーミルクを飾りにかける。

 

プラスワンINFO

*鶏胸肉が加熱しても硬くならない切り方のコツは……

横長にまな板に置いて、ささみのような形になるように横半分に切り、そのままの状態で左からななめにそぎ切りにしていくと繊維が断ち切られ、加熱によって縮んだり硬くなるということが防げます。

ただし、この切り方をしても加熱時間を長くすると硬くなりますので、煮る時間には気を付けましょう。

 

*重曹がない場合には、水だけでゆでてもOKです。緑色がにごって暗い色になりますが、味はまったく変わりません。

 

*カスーリメティ(写真)はインドやパキスタンの食材店で売られているちょっと特殊なもので、

リーフ状やパウダー状のものがあります。最近ではネットでも入手できるようになりましたので是非手に入れてみてくださいね。

 

2

 

 

手作りナン

 

せっかくですから、ナンもこの際手作りしてみましょう!

発酵に少々時間はかかりますが、カレーを仕込んでいる間にできるので

是非トライしていただきたいと思います。

焼くのはフライパンで、簡単に! ところどころに焦げ目がつくように時々強火にすると

出来上がりが美味しそうに見えますよ。

 

3

 

材料(4人分)

強力粉………………………………………300g

有塩バター…………………………………大さじ1 1/2(室温に戻して柔らかくしておく)

牛乳…………………………………………180cc

砂糖…………………………………………小さじ1

塩……………………………………………小さじ1

ドライイースト……………………………3g

 

作り方

1.大きめのマグカップに牛乳を入れ、電子レンジでホットミルクとして飲めるくらいの温度に温める。

 

2.1が温かいうちに砂糖と塩を加えてよく混ぜ合わせ、さらにドライイーストを加えてよく混ぜる。

 

3.大きめのボウルに強力粉を入れて真ん中をくぼませ、2をそのくぼみに注ぎながら

手でこねあわせる。

 

4.ひとつにまとまったらバターを加えてよく混ぜこみ、生地とバターが馴染むようになってからさらに5分くらいよくこねる。

 

5.4にラップをし、オーブンの発酵機能40℃で1時間くらい約1.5倍に膨らむまで発酵させる。発酵機能がない場合は、冬場ならばホットカーペットの上や暖かい場所におき、

夏場なら室温において、膨らんだ大きさで時間を調整する。

 

6.5をまな板に取り出し、丸いケーキを切るように4分割する。

 

7.分割したらそれぞれを丸め、ふんわりとラップをかけて15分室温で放置する。

 

8.7を手やめん棒を使って好きな形に伸ばし、再びふんわりとラップをかけて10分放置する。

 

9.テフロン加工のフライパンをよく熱し、油やバターをひかずに直にナンをおき、フタをして

中弱火〜弱火でこんがりと焦げ目がつくまで約5分ほど焼き、裏返してから3分くらいを目安に焼く。

 

プラスワンINFO

*ドライイーストは、3gずつ小分けにされて売られているものを使うと便利です。

小分けにされていないものを使う場合は小さじ1が相当分です。

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